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旧車イベントの中でも毎年注目される、クラシックカー(旧車)の雑誌「NostalgicHero」 「ハチマルヒーロー」 「NostalgicSPEED」が合同で主催する日本最大級のクラシックモーターショーの「Nostalgic2days(ノスタルジック2デイズ)。このイベントでは、国産クラシックカーを中心にあらゆる旧車ショップ、パーツメーカー、レストアショップが集結し、貴重な車両展示に限定グッズまで楽しめる内容となっています。そして、今回は10周年特別企画として「ジャパンプレミアムゾーン」と題して選ばれた9台の旧車たちが展示されると同時に購入可能となっています。そこで、注目できる1台をご紹介いたします。日本に現存してる台数10台以下とされる「S30型:ダットサン(日産)・フェアレディZ432R」です。「Z432」自体、生産台数400台ほどであり、「Z432R」ともなれば、生産台数は約50台、販売台数は約30台、そして、現存数ともなれば10台以下とされる、超希少なモデルなのです。では、今回、どれほどの価格が付くのか?昨年、のオークションを振り返ってみると少し予想できるでしょう。
約400台弱しか生産されなかった「Z432」が2017年3月10日に行われたRMオークションに出品されたときのことです。予想落札価格は1,710万円から2,280万円とされていました。この「Z432」の個体は、日本でレストアを行い2013年にアメリカに輸出されたものでした。
ホイールこそオリジナルではないもののカラーリングを含め新車同様の仕上がりとなっています。ちなみに「Z432」のヒストリーについていえば、1969年に発売されたモデルでした。
日本国内市場向けに作られたモデルであり、アメリカでは販売されていないモデルでした。そのことからも注目が高い個体となっていました。
「Z432」に搭載されているエンジンはレーシングカーの「日産・R380」に搭載された「S20」型エンジンをデチューンしたユニットで、直列6気筒DOHC24バルブエンジンから最高出力:160馬力を誇り、わずか1,040kgと軽量な重量のおかげで、最高速度は210km/hまで到達するスペックを誇っていました。
そして、車名の「432」は4バルブ3キャブレター2カムシャフトという意味でした。
そんな「Z432」ですが、1969年の新車価格は182万円と「240ZG」の150万円より32万円増しの価格でした。そして、この「RNオークション」における落札価格は、実際には1,920万7,166円で落札されています。今回、「ノスタルジック2デイズ」において、どれほどの価格が付くのか気になりますが、2,500万円以上のプライスが予想されますが、実際には5,000万円以上でしょう。