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日本国内のみならず、アメリカにおいても大ヒットセールスを記録した初代「日産・フェアレディZ(S30型)」は、様々なモータースポーツで活躍し、ストリートゼロヨンや最高速などにおいてもチューニングベースとして好まれてきたモデルです。しかも、現在においてもチューニングの追求の熱はおさまるところを知りません。今回、紹介する個体は、0-400mレース(ゼロヨン)において数々の実績を残している「RISING Z(ライジング)」社の「S30Z改ゼロヨン仕様」に注目してみました。
コンセプトして「ストックボディのL型エンジン搭載モデル最速を目標にオールハンドメイド」で仕上げられているようです。この実現に向けてボディからシャシーの細部に至るまで限界までの軽量化をし、クラス最軽量となっています。2017年5月にシェイクダウンをし、12月に最速レコード更新しています。そのドラッグレースにおけるタイムは「10.343秒」となっており、現在最速レコード車両となっています。では、どのような仕様となっているのでしょうか。
パワーユニットは、L28改3.1L仕様とし、最高出力:365ps / 9,500rpm、最大トルク:38.0kgmとなっています。エンジンのチューニング内容は明らかにされていないものの、エキゾーストマニホールドやマフラーなどRISINGオリジナルの仕様となっています。そして、このパワーと伝えるドライブトレインはジェリーコーエアー5速ミッション、OZ製トリプルプレートクラッチ、デフはR200となっており、足回りはサスペンションシステムシステム、ブレーキシステム共にスターロード製のオリジナルが組み込まれています。ちなみに10.343秒のタイムを記録したセッティングで最高速:204km/hとなっており、完全なゼロヨン仕様となっています。