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「フェラーリ」社が1951年7月14日にシルバーストーンにて行われたF1レースグランプリにおいて初優勝を果たし、2011年7月10日のレースにおいてレーシングドライバーの「フェルナンド・アロンソ」選手が優勝したことをきっかけに、60周年を記念した特別限定モデルとなる「フェラーリ・599GTB 60F1」が中古市場に登場し注目されています。「フェラーリ・599」といえば最大の特徴はエンジンにあり、前作「フェラーリ・575Mマラネロ」用の改良型ではなく、「フェラーリ」社の創業55周年特別限定ハイパーカー、「エンツォフェラーリ」用エンジンをデチューンして搭載していることにあります。そのためにポテンシャルは、高速度は330km/h以上、0-100km/h加速は3.7秒です。また「フェラーリ・599」にはサーキット走行用の技術実験車として「599XX」が存在しますが、その「590XX」用エンジンをデチューンして搭載した最強の市販用「599」が「フェラーリ・599GTO」と「SAアペルタ」です。「599XX」の最高出力:730psほどではありませんが、最高出力:670psと「フェラーリ・エンツォ」用エンジンを上回るハイパワーエンジンを搭載するともに、「SAアベルタ」はロードスターモデルであるためボディ剛性は大幅に高められています。今回、中古車として登場している個体は、「599GTBフィオラノ」をベースにした特別モデルで、世界限定3台のみ製造された希少な一台となります。しかも、世界限定で販売された3台は全て仕様が異なっています。
1台目は、1951年にホセ・フロイラン・ゴンザレス選手がイギリスGPで初勝利したときのマシンであるフェラーリ「375」に由来するスクーデリアレッドにペイントされた個体。
2台目は、2011年の第9戦となるシルバーストーンにて優勝し、フェラーリに60年目の勝利をもたらしたフェルナンド・アロンソ選手の「150イタリア」に由来する白いライン入りの個体(今回中古車市場にて登場したのが2台目)。
そして3台目が、「150イタリア」と同じも白いラインが控えめの個体となっています。
外観としては、スクーデリア・フェラーリシールドやサテン仕上げのアルミ製フューエルキャップ、20インチのダイヤモンド仕上げの鍛造アルミホイールを装着します。
その他には、アルカンターラ仕上げのインテリアやAlutexをトリミングしたダッシュボード、ホセ・フロイラン・ゴンザレス選手とフェルナンド・アロンソ選手のサインも残されています。
なお、今回登場した「フェラーリ・599GTB 60F1」の中古車市場価格は約7,100万円となっています。