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フェラーリの特別モデル「フェラーリ・F60アメリカ」がアメリカの最重要顧客である上位10名にのみ販売され、そして「モントレー・カー・ウィーク2018」に登場していましたが、今回は特別なレーシング仕様の「フェラーリ・SP30」と呼ばれる個体が販売中とのことです。こちらの個体は、2012年にフェラーリ・スペシャルプロジェクト部門によって、アラブ首長国連邦の石油化学会トップに君臨する「Cheerag Arya」氏のためだけに特別に開発された唯一のワンオフモデルです。さらに、「フェラーリ・F12ベルリネッタ」や「フェラーリ・812スーパーファスト」がベースでもないということですが、そのベースモデルとはどのようなマシンなのでしょうか。
実はベースとなるモデルは「フェラーリ・599GTBフィオラノ(一部では599GTBベルリネッタと呼ばれています)」で、このモデルの後継にあたるのが「フェラーリ・F12ベルリネッタ」です。そして、「フェラーリ・F12ベルリネッタ」のデザイン言語の先駆けとなったのが「フェラーリ・SP30」だと言われています。なお、このモデルは、アメリカ・テキサス州にある「クレイブ・ラグジュアリー・オート(ヒューストン北部のウッドランズ販売店)」において販売されており、外観の塗装やインテリアには細心の注意を払っているために保管状態は完璧とのことです。そして、走行距離は約103kmと非常に少なく、メンテナンスは定期的に実施されていたためコンディションは抜群となっています。中古車販売価格は不明なままとなっていますが、最低でも1億円以上の価値はあるとのことです。