【BHオークション】S2000タイプRRトップフューエル仕様

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日本国産の希少な名車、旧車が数多く出品される「BHオークション」。そのオークションでホンダの2ドアスポーツクーペ「S2000」をベースに、チューニングメーカーの「トップフューエル」社がフルチューニングを施した国内主要サーキット向けのタイムアタック専用マシン、「S2000タイプRR(Honda S2000 Type RR)」が出品されるということで注目です。このスペシャルモデルは、富士スピードウェイや鈴鹿サーキット、岡山国際サーキット、オートポリスのチューニングカーレコード4冠を見事達成したタイムアタック界における伝説とも言われ、2012年・2013年にはワールドタイムアタックチャレンジのためにオーストラリアでもその頭角を現した一台でもあります。


「ホンダ S2000」:概要

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ホンダの50周年記念モデルとして発売されたのがS2000。9,000回転回る直列4気筒VTECエンジンをフロントミッドシップに搭載。最高出力は250psを発揮し、リッターあたり125psというレーシングエンジンに匹敵するエンジンを搭載しました。これがS2000専用に設計されたF20Cエンジンになります。ミッションは6速で、36mmという超ショートストロークシフトを実現。これもS2000専用設計です。ボディもこれまたS2000専用設計。「ハイXボーンフレーム構造」という手法を取り入れ、フロア部分にて十分な剛性を確保。オープンカーであるS2000の弱点を補うために開発されたボディで、当時はクローズドボディと同等以上の剛性を確保していました。

9,000回転まで回るNAエンジンとショートストロークミッション、そして高い剛性のボディに前後重量バランス50:50の理想的なレイアウトにより、S2000は過去のどのFRよりも軽快で楽しいスポーツカーとして発売されました。スポーツカーでここまでの専用設計は当時も今も珍しく、各種安全基準や環境基準の規制強化により、今後はさらにこのような専用設計のスポーツカーが国産で発売されるのは難しいことでしょう。エンジン開発者は「もうこんなエンジンは二度と作れません」と語り、回すほどに快感を覚えるエンジンに仕上がっていました。デビューから1年後、S2000にはクイックなハンドリングを提供する可変ステアリングギアレシオ(VGS)を採用した「タイプV」が追加設定されました。その後、2回の小変更を受け、発売から6年後には輸出モデルで先行していた2.2Lエンジンに換装。最高出力こそ10psダウンの240psとなったものの、低速トルクが太くなって扱いやすさは向上。これと同時に、派手なエアロパーツをまとった「タイプS」を追加設定された。そんなとても希少なスポーツカーがS2000なのです。


「ホンダ S2000(AP1型)1999年式」:スペック・価格

  • 全長×全幅×全高(mm)4,135×1,750×1,285
  • ホイールベース(mm)2,400
  • 車重(kg)1,240
  • エンジン:F20C 水冷直列4気筒DOHC16バルブ DOHC VTEC
  • 排気量:1,997cc
  • 最高出力:250馬力 / 8,300rpm
  • 最大トルク:22.2kgm / 7,500rpm
  • 乗車定員:2
  • 駆動方式:FR
  • ミッション:6MT
  • サスペンション形式:(FR)ダブルウィッシュボーン
  • 中古車相場(各型全て):125.0万~732.0万円

「エクステリアは圧巻のエアロ」

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エクステリアは、強力なダウンフォースを生成するように設計された空力ボディキットがインストールされ、その周りにはカーボンファイバ製デュアルフロントカナード、大きく張り出したワイドウィングレット、フロントスプリッターを装着。外付けリベット止めとなるオーバーフェンダーも装着されたカスタマイズが施されています。


「パワーユニットは1000PS」:F20ターボ

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駆動方式は後輪駆動(FR)で、カーボンツインディスククラッチを備えたHolinger RD6Sシーケンシャルトランスミッションがブーストされた4気筒エンジンに搭載されているとのことで、更にはエンドレス製の超強力ブレーキングシステムやエンドレス製アジャスタブルダンパー、アイバッハスプリングも装備しています。

「S2000タイプRR」に採用されるパワートレインは、ボアアップした排気量2.3L F20C直列4気筒エンジンに加え、巨大なGCGギャレットGTX3582Rターボチャージャーを搭載することで、最高出力 約1,000hpを発揮するとのことです。


「BHオークション」:プレリリース

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ホンダS2000をベースとした国内主要サーキット向けのタイムアタック専用マシン。
富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、岡山国際サーキット、オートポリスのチューニングカーレコード4冠(現在は一部サーキットでレコードが塗り替えられている)を達成したタイムアタック界における伝説の存在となります。

特筆すべきはあくまでストリートカー(ストック車両)をベースとしている点で、他のタイムアタックマシンがシャシーのパイプフレーム化など完全な競技専用車両として製作される中、“ストック車両の究極形”をコンセプトとしたその仕上がりは、今日に至っても他の追随を許さない“凄み”を帯びていると言えるでしょう。

最大ブースト加給時には1000psを超えるとされるGCG・GTX3582Rタービンを用いたターボ・エンジン、風洞でのテストにより完成された巨大なエアロデバイス類と、まさに“タイムを削る”ためだけに仕上げられたその出で立ちは圧巻。

日本のチューニング史にその名を残す伝説のマシン。

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