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日本の国産モデルの中でも随一の人気を誇る「日産・フェアレディZ」。世界中にファン持ちフルノーマルで所有している方もいれば、カスタムが徹底された個体まで本当に多くのファンがいます。そこで、2020年10月13日から11月12日までアンケートが取られました。それが、「ねとらぼ」調査隊の「歴代の中で、あなたが好きなフェアレディZは?」というアンケートによるランキング。アンケートでは、1969年の初代S30型系から2020年9月に公開されたプロトタイプまでが投票対象。「ねとらぼ」読者からの人気が高かったモデルは下記の結果なっています。
*今回のアンケートでは1537票も投票。(調査期間:2020年10月13日 ~ 11月12日、調査対象:ねとらぼ調査隊にアクセスしてアンケートに参加してくれた1537人)
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2シーター2人乗りのみとなる5代目Z(Z33)は、クーペボディとオープントップロードスターの2ボディタイプ。両ボディともに280ps/37.0kgmの3.5L V型6気筒の可変バルブタイミング機構付自然吸気ユニットを搭載。6速マニュアルとマニュアルモード付5速オートマという組み合わせ。FR駆動。メーターパネルはZ伝統の丸型メーターとし、センターコンソール上方にはドライブコンピュータ、油圧計、電圧計の丸型3連メーターが備えられる。バリエーションは両ボディにベースモデルと、本革パワーシートなどの豪華装備を持つバージョンT。クーペには、18インチアルミを装着したスポーティなバージョンS、豪華さとスポーティさを兼ね備えたバージョンSTをラインアップする。
ロードスターのオープン機構は、世界初のワンレバー3ロック方式と、電動ソフトトップによる容易な開閉操作、開閉時間は約20秒を実現する。今回の一部改良では、ボディカラーに上塗層を1層追加することで彩度、輝度をより向上させた新色のプレミアムサンシャインイエローを追加した。インテリアについては、シルバーパーツをより質感のある色味に変更したほか、全車に運転席シートリフターを標準装備した。また、マニュアルモード付5速オートマに、日産初の「シンクロレブコントロール」機能を採用。Dレンジ及びマニュアルモードでのシフトダウン時にエンジン回転数を最適制御し、より一層スポーティでスムーズな走りを可能とした。更に、全車が「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV)」の認定を受けている。安全装備として全車にデュアル&サイド&カーテンエアバッグ、ロードリミッター付プリテンショナーシートベルト、EBD(電子制御制動力配分システム)、ABS、ブレーキアシスト、盗難防止イモビライザーを標準で装着する。
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第5位にランクインした、フェアレディZ初のフルモデルチェンジとなるS130型は、初代モデルのロングノーズとショートデッキを継承したフォルム。アクション刑事ドラマ「西部警察」では、ガルウィング仕様の特別機動車両として登場したことでも有名です。
1978年8月にデビューした2代目フェアレディZ(S130系)は、北米で爆発的ヒットとなった初代モデルの「S30型:フェアレディZ」のスタイリングコンセプトを受け継ぎ、より車格が高められたモデルです。先代のロングノーズ・ショートデッキスタイルを継承しながら、2代目はややワイドサイズとなり、エンジンも2.0Lの「200Z」と2.8Lの「280Z」の2つのL型エンジンを設定していました。先代を正常進化させたスタイルであったものの、リアサスペンションがセミトレーリングアームに変更された影響で、燃料タンクとスペアタイヤ収納部がより後方へ移動し、リアオーバーハングが拡大しています。大型化や装備の充実により車重は増したものの、エンジンをL型のターボモデルや大排気量モデルが設定されることにより走行性能の向上も図られたモデルでもありました。
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2008年に6代目として登場したZ34型を評価するコメントが多く、ルノー傘下で復活した旧モデル(Z33型)のデザインを踏襲しつつも、フェアレディZを象徴するロングノーズを表現したZ34型。従来のファンからは賛否両論のデザインではありましたが、そのフォルムをうつくしいと評価する声が見られました。
Z34型となる6代目フェアレディZ。3.7L(VQ37VHR)エンジンは、VVEL(バルブ作動角・リフト量連動可変システム)を採用、最高出力336PS/最大トルク37.2kgfmを発揮する。シフトチェンジの際にエンジンの回転数を最適な回転数に制御する、世界初のシンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッションと、マニュアルモード付7速オートマチックを採用。
オーディオレスとするベースモデルに、本革シートやBOSEサウンドシステムなどの豪華装備「バージョンT」(7速AT)、レイズ製アルミ鍛造ホイール19インチ装着の走り重視の「バージョンS」(6速MT)、最上級モデル「バージョンST」の全4バリエーションを設定する。今回、オーテックジャパンよりリリースされるコンプリートモデル「Version NISMO(バージョンニスモ)」は、専用設計した等長フルデュアルエキゾーストシステムの採用とコンピューターのチューニングを行い、エンジン出力を基準車に対して14kW(19PS) 向上させ、最高出力を261kW(355PS)とした。
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TOP3についてですが上位3つモデルのみで、投票総数の68.4%を占める結果となりました。
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第3位となったのは、1983年に3代目として登場したZ31型でした。投票率は12.6%となっています。旧モデルとの大きな違いは、丸型ヘッドライトをセミリトラクタブルヘッドライトに変更したこと、直6エンジンからV6エンジンへと変更したことなど。かつてZ31を愛車としていたオーナーは多いようです。ロングノーズとショートデッキという旧モデルを踏襲したデザイン、そして独特の乗り回し感覚から人気を博しています。
ロングノーズ・ショートデッキというZの伝統的なコンセプトを引き継ぎながら、空力性能を重視して、エクステリアをシェイプアップした3代目モデルとして「Z31型」が1983年9月に登場。開発当初からヨーロッパ製の名門スポーツカーを凌ぐ、ハイパフォーマンスの追求を目標に掲げ、エンジンは直列6気筒のL型から新世代V型6気筒エンジンであるSOHCターボ2.0LのVG20ETと3.0LのVG30ET (日本国外向けにはNAのVG30Eも存在)全グレードにV6ターボエンジンを搭載。エクステリアデザインでは、通常の軸回転式リトラクタブル・ヘッドランプとは異なり、ランプが上下に平行移動する構造で、消灯時にもレンズの一部が露出するパラレルライズアップヘッドランプを採用。これはボディの一部を削ったかのようにしてのヘッドランプを装備という、従来のデザインを踏襲するためであるものの、別体のパッシングランプを省略するためという実用上の意味合いもあったということです。その後、1985年10月にはの直列6気筒エンジンとなる、DOHCセラミックターボRB20DETを搭載したモデルが追加されました。実はセラミック製のターボはこれが世界初。日産は「セラミック・レスポンス」というキャッチコピーでアピール。エンジンはもともとR31型系 スカイライン用として開発されたもので、インタークーラーが上置き形に変更されたため、ボンネット中央に設けられた大型エアスクープがエクステリアデザイン上の特徴となりました。また専用のスポーツシート、アルミホイール、サスペンション強化、LSDが装備されていました。ノーマルルーフの「200ZR-I」とTバールーフの「200ZR-II」の2種類が設定されていました。
そして、1986年10月のマイナーチェンジで日産の北米でのデザイン拠点である日産デザインインターナショナルが提案したエクステリアデザインを採用し、3Lモデルはキャビン部(含むリアゲート)と左右ドア以外のパネルを全てデザイン変更。北米輸出仕様と同様のワイドフレアーフェンダーの3ナンバー専用ボディ。2.0Lモデルについては前後のスキンチェンジのみでフロントとリアフェンダーは変わっていません。
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第2位となったのは、1969年にデビューしたS30型でした。投票数は379票で、投票率は24.7%となっています。日産自動車のダットサンブランド「ダットサン・フェアレディ」後継モデルとして登場した初代フェアレディZ。日産を代表するスポーツカーとして、海外で爆発的な人気を集めました。フェアレディZを象徴するロングノーズとショートデッキのスタイルに魅了されたとの声が多く、今でもS30型が憧れの車であると感じている方が多いようです。
世界的な日本の国産名車として知られる「ダットサン(日産):フェアレディZ」は、1969年に先代モデルとなるオープンボディの「ダットサン:フェアレディ(SR311/SP310)」の後継モデルとしてデビューしました。デビューに至るまでの開発は、1960年代当時、アメリカ日産の社長であった「片山豊」氏でした。「ダットサン・フェアレディ(SR311)」でモータースポーツでは成功を収めていたものの、市場では年々厳しくなる北米の安全基準に適合できなくなると考え開発がスタートしました。自身はインタビューで「ジャガー・Eタイプのような車を造ってくれ」と要望を出したと述べており、初代モデル「フェアレディZ」のエクステリアデザインは優雅で美しいボディシルエットが描かれました。さらに「フェアレディZ」のシャシーポテンシャルは高度なもので、軽量なモノコックボディに、前後輪ともストラット式サスペンションによる四輪独立懸架を備え、市場で先行する「ジャガー・Eタイプ」や「ポルシェ・911」などと競えるほどに仕上げられました。
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第1位となったのは、1989年に4代目として登場したZ32型でした。投票数は478票で、投票率は31.1%と非常に高い人気を集めています。旧モデルまでのロングノーズとショートデッキから一変。ワイドローで、迫力のあるスタイルに。3.0リッターV6ツインターボエンジンは当初300PSを発生させる予定でしたが、当時の運輸省の指示によって280PSに変更されました。
「Z32型」はデビュー時には日本国内の280PS自主規制を促したとされるモデルであり、そのスタイリングからスポーツカー好きを魅了したモデルでした。ボディは先代モデルの「Z31型」より全幅は75mm幅広く、全高は50mm低くなり、これが前1495mm/後1535mmのワイドトレッドを可能にするなど、まさにFRスポーツの世界水準を凌駕するディメンションとなっていました。サスペンションシステムは前後マルチリンクとなり、ツインターボ車はリアに位相反転制御付きの「SUPER HICAS」を採用することによって、コーナリング性能が大幅に向上しています。
またDOHC化された「VG型:V型6気筒DOHC」エンジンは、ツイン インタークーラー付きツインターボで過給され、40kgmに迫る大トルクを発生させています。1.5トンのボディを易々と240km/hまで引き上げるポテンシャルを備えていました。DOHCならではのパワーピックアップを生かして0-400m加速も13.76秒で走りきるほどでした。最高出力230psのNA仕様も用意されましたが、自主規制が強いられた最高出力280psのツインターボはスポーツカーとして「フェアレディZ」らしさを表現していました。シャシーは2シーターとそのホイールベースを120mm延長した2by2の2タイプで、好評のTバールーフも設定されました。1992年には2シーターベースのコンバーチブルを追加し、一段と魅力を増しました。
新しく生まれ変わる日産からフルモデルチェンジされる2021年ということです。モデル名は「フェアレディZ(400Z)」ということです。「トヨタ・GRスープラ」並みのスペックを持つと言われる日産のスポーツカーで10年以上フルモデルチェンジされていません。情報として次期フェアレディZはGRスープラと同じく従来通りの内燃機関(ICE)でまず発売し、何かしらの形で電化されると日産のグローバル製品戦略担当副社長のIvan Espinosa氏が語っています。
他社製スポーツカーを見てみると新型フェアレディZも48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用しそうですが、とりあえずはスポーツカーらしくICEで発売されそうです。
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国産スポーツの名車「日産:フェアレディZ」。そのシリーズについて「日産自動車」はビッグマイナーチェンジを予定しています。主な変更点としては下記のようになるようです。