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最高速トライアルや様々なカスタムマシンを世に送り出してきた「トップシークレット」社。2020年の「東京オートサロン」ではコンテスト受賞車となった「日産・スカイライン」に注目が集まっています。ベースとなったのは、通称:「ジャパン」として親しまれている「C210系:スカイライン」。
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「ハコスカ」、「ケンメリ」に続く3代目にあたるモデルでオリジナルのパワーユニットは、L20ターボエンジン。しかし、「トップシークレット」社は、NA仕様のRB30改に換装。輸出向けのRB30ブロックにはHKSの鍛造ピストンとコンロッドを装着。ヘッドにはRB系最強のRB26用を使ってハイカムをインストール。手曲げ風のタコ足も、エンジンルームのアクセントとなっている。燃料供給システムはRB26の6連スロットルをファンネル仕様で組み合わせ、自然吸気ならではのサウンドとキャブのような見た目を実現しているということです。エンジン制御はHKS F-CON Vプロを採用し、最高出力280psを獲得。ミッションはR32GTSーt用の5速マニュアルとなっています。
ゴールドカラーのメッシュホイールはワーク製のスターロードオリジナル15インチで、タイヤはフロント205/55R15、リヤ225/50R15のポテンザRE-01。サスペンションはワンオフの車高調整式を装着し、格好良いローダウンスタイルを実現している。外装は、フロントのチンスポと張り付けタイプのオーバーフェンダーという当時風のカスタムスタイル。リヤにはGTーRエンブレムを装着しています。ちなみにC210系スカイラインは本来GT-Rの設定がありません。
室内はフロントシートをブリッドのリクライニングタイプに変更。
コクピット周りはステアリングの交換くらいで、あえて追加メーターなどの装着はしていない。後はエアコンの操作ユニットを装着すれば、作業はほぼ完了となる予定だ。
「VR32GTーRの製作以降もずっと面白いクルマを作りたくて、色々ベース車を模索していました。当初はケンメリがいいなと思っていたんだけど、なかなか良いタマがなくてね……。そこで見つけたのがこのジャパン。スターロード(絶版車専門店)にあったエンジン、ミッションレスの車体を譲ってもらったんです。製作開始は2019年の9月くらいから。作業自体はオイルパンとの干渉対策のエンジンメンバー加工くらいで、特に苦労はなかったです。3.0LのNAエンジンはトルクフルで思ってた以上に乗りやすいです。さすがに高速道路で楽しむにはパワー不足ですが、フルコン仕様で扱いやすいしエアコンも装着しているので、街乗りでは快適に走れます」とトップシークレット社の代表スモーキー永田氏はコメントしています。