あわせて読みたい記事:【トヨタ スープラ】V12トップシークレット仕様スペック・価格
あわせて読みたい記事:【バレットオークション】ポールウォーカーのR32GTRのスペック
あわせて読みたい記事:【HKS・ZERO-R】BNR32コンプリートのスペック・価格
今なお人気モデルであり名車として名高い「R32型:日産・スカイラインGT-R」に「R35型:GT-R」のパワーユニットを移植したカスタムマシンが登場し注目されていました。このカスタムマシンを製作したのは、ハードチューナーとして有名な千葉県の「トップシークレット」です。「東京オートサロン 2018」においてオークションが開催され「トヨタ」の「80型型:スープラ」に「センチュリー」のV型12気筒エンジンを搭載したカスタムマシンを出品したことで話題となっていたショップです。ほかにも「V35型:スカイライン」にV8エンジンを搭載したりと、パワーを追求したチューニングを得意とするショップです。
今回登場している「R32型:スカイラインGT-R」には、エンジンは「R35型:GT-R」の排気量:3.8リッターV型6気筒ターボを搭載しており、タービンは「トップシークレット」のR800+を組み合わせています。
最高出力は800psということですが、「トップシークレット」にしては控えめセッティングとしているようです。理由としては、R35型のV型6気筒エンジンは幅があるため、これ以上大きなタービンを装着できなかったというのが理由です。
組み合わされるトランスミッションは、これも「R35型:GT-R」の6速セミオートマ仕様です。これを「R35型:GT-R」と同じようにトランスアクスル方式で搭載しており、前後重量配分を考慮しています。リヤシート下にトランスミッション、駆動方式は4WDとしており「R35型GT-R」のパワーユニットを完全移植したカスタマイズです。エクステリアデザインも変更されており、「R35型:GT-R」と「R32型:GT-R」ではホイールベースの長さもトレッドの幅も異なるために、エンジンからミッションに動力を伝えるドライブシャフトと、ミッションに付いているトランスファーからフロントタイヤに駆動力を伝達するドライブシャフトの2本をワンオフで製作しています。そして、リヤシートのスペース下にトランスミッションが見えるように、小窓を設けられているところがオシャレです。
さらにトレッドも異なるために、フロントのドライブシャフトもワンオフ製作となっています。リヤの足回りは「R35型:GT-R」用を加工して流用しているようです。そのため、フェンダーは前後片側3cmずつ拡大されており、フューエルリッドは、プッシュオープンタイプになっています。
ホイールは、フロントが10.5J×18、リヤは11J×18とし、OZ製の特注サイズが組み込まれています。ブレーキシステムは、ローターとキャリパーを「R35型:GT-R」用を流用しています。マフラーは「R32型:GT-R」の純正を残しています。トップシークレットの永田代表は、「とにかくノーマルのR32GT-Rらしさを残したかった」とコメントしています。とはいえ、サイドにはアクチュエーター付きのマフラーを設けて、パワー対策を施しているということです。
インテリアは、「R35型GT-R」の純正パーツを加工して移植しており、センターコンソール、シフトレバー、エアコンやナビといったところまでもスワップされています。