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1990年代において「少年マガジン」で人気だった漫画の代表作として「湘南純愛組!」を挙げる方も多いかもしれません。この「湘南純愛組!」や「特攻の拓」、「カメレオン」の影響でバイクやクルマに興味を持って旧車や名車を知り、改造やテクニックを知ったという方も多いのではないでしょうか。今回は、「湘南純愛組!」に登場する「鬼塚英吉」の愛車「カワサキ・750RS(Z2)鬼爆仕様」に注目です。
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不良の巣窟極東高校を締めていた鬼爆コンビは学校から退学通告を受けるものの、それは自らによる偽装工作であり、今やおたく以下とされるヤンキーから足を洗い、パンピー(一般人)になる為の自主退学。2人は童貞を捨てる事を目標に、与論島でリゾートバイトを始める。その後、辻堂高校に転入した鬼爆コンビはさまざまな不良たちから喧嘩を売られ始め、毎日を喧嘩で過ごし….という流れ。
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「カワサキ・900SUPER4(Z1)」が1972年に海外で登場していたものの、当時は750cc以上のバイクを日本国内では販売しないという国内規制が存在。そこで、カワサキは国内販売できるZ1、つまり750ccのZを開発。しかしベースであるZ1の900ccのエンジンをどう750ccにスケールダウンするかという問題が発生。その問題は、設計者側の発案によってシリンダー、クランク、コンロッドを設計し、作り直すことで解決した。それは生産時の機械加工ラインを作り直すことでもあり、コストを覚悟してのことだったが、クランクを一新してボア・ストロークともにショート化したエンジンは抜群のバランスのよさを発揮し、Z1と同じフレームとのマッチングもベストとなった。そして、Z1の登場から8ヶ月後の1973年2月、ついに4ストローク4気筒のナナハンとして世界初のDOHCエンジンを搭載したZ2がデビュー。この名称についてですが、ゼッツー(Z2)は型式で正しい車名は「750RS(Road Star)」です。その作り込まれたエンジンバランスのよさはZ1以上という仕上がり。実はカワサキが4気筒の750cc開発を始めたのは1967年4月であり、1969年の「ホンダ・CB750Four」のデビューがなければ、1971年にナナハンは登場していたはずだった。現在、少なくとも発売から30年以上がたっても、登録保有台数7千台以上を有している。新車価格は当時の値段で418,000円、今で言うなら100万円前後というところのようです。ちなみに「Z1」と「Z2」の二台の簡単な見分け方としては下記の点が挙げられます。
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上述でも「Z1」と「Z2」には違いがあることに触れましたが、ポイントとなる見方は下記のようなところです。
900Super4(Z1) : 750RS(Z2)
900エンブレム : 750エンブレム
可変ステップ : 固定ステップ
マイルメーター : kmメーター
レンズ一体ライト : ハロゲンライト
タンデムベルト無し : タンデムベルト有り
など。細かいところではキャブレターやピストンリング、クランクシャフトまで違います。「Z2(750RS)」は日本国内スペシャル仕様として設計生産されたモデルだったのです。
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「750RS」
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「湘南純愛組!」の「鬼塚英吉」の愛車は、「カワサキ・750RS(Z2)」です。フルチューンのカスタムが施されている鬼爆仕様。カスタム内容は、ビッグキャブ、カチ上げ集合管マフラー、アンコ抜きシート、セパレートハンドル、スタビライザー、ヨーロピアンウインカー、別体式マスターシリンダー、ダブルディスクブレーキ仕様、オイルクーラー、ステンレスメッシュホース、バックステップ、フェンダーレス、プラグキャップ、角スイングアーム、タンデムステップ…etc。最高速度300km/hオーバー。