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ロサンゼルスにて開催された今年の「SEMAショー2018」は、世界中で注目されるカーイベントです。その「SEMAショー2018」において、注目のカスタムマシンが登場です。それは「TOYOブース」に展示されていたレトロ「ポルシェ」です。このカスタムマシンは1977年式の「ポルシェ・911」でポルシェチューナーとして世界的に有名な「RWB」です。
「中井 啓(なかいあきら)」氏と聞けば、「ポルシェカスタムチューナー」と多くのポルシェファンは答えることでしょう。そう、世界に名をはせるポルシェ専門のカスタム工房「RAUH-Welt BEGRIFF(ラウヴェルト・ベグリッフ/以下RWB)」の代表です。「RWB」のチューニングの特徴はワイドでスパルタンなボディワークです。ポルシェのエクステリアデザイン自体グラマラスですが「RWB」は、ド迫力のオーバーフェンダーとRWB特注ホイールの組み合わせたエクステリアデザインを特徴としています。そのヒストリーは1997年、千葉県柏市に設立されましたが、「RWB」は現在、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、イギリス、中国、香港、台湾、インドネシア、フィリピン、タイなど各国に展開している世界的な「ポルシェチューナー」なのです。
そして、今回の「SEMAショー2018」では、「RWB・ポルシェ」初のEV仕様なのです。ベースモデルのフラット6エンジンから「テスラ」社の電動パワートレインをスワップしているのです。ゼロエミッションのパワートレインを搭載する一方、ボディやシャシーの改造は一切施されていません。そして、パワーユニットのスペックは、電動モーターのシステム出力:「710ps(車輪に571ps)」です。パフォーマンスについては、0-100km/hの加速の記録は不明ですが、トランスミッションやエキゾーストマニホールドといった内燃機関エンジンに必要なユニットは全て取り払っているため、車体総重量も大幅に軽量化されており、ポテンシャルは高いでしょう。しかし、実測値は公表されていないとのことです。
エクステリアデザインは、外付けリベット留めのオーバーフェンダーを装着しており、「RWB」ならではのワイドな仕上がりとなっています。
フェンダーに収められているのは、BBS製のメッシュタイプのアルミホイールを装着しています。
またサスペンションシステムは高さ調節可能な専用の車高調整式サスペンションシステムが装着されており、絶妙な車高にローダウンが施されています。
インテリアは、オリジナルの「ポルシェ・911」同様にシンプルながらカスタムステアリングホイールを装備しつつ、純正を活かしたシートはチェック柄でオシャレなデザインです。またボディ補強としてロールケージが取り付けられています。