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「ポルシェ」のレストモッド仕様のカスタムマシンを製作し世界中で有名な「ジンガー・ヴィークル・デザイン」社。今回は、「ポルシェ911DLS」の顧客向け第一号が完成し、「ジンガー・ヴィークル・デザイン」社の創業者兼会長である「ロブ・ディキンソン」氏によってシェイクダウンが行われており注目となっています。
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今回、注目となっている「ポルシェ911DLS」について、「DLS」は「Dynamics and Lightweighting Study」を意味しますが、もともとは「ジンガー・ヴィークル・デザイン」社の顧客の一人が「964」世代の「ポルシェ・911」を同社に持ち込み、「別次元のパフォーマンスを持つクルマに仕立て上げてほしい」という依頼を行ったことに端を発しており、そこから話が拡大し、最終的に75台が顧客向けとして製造されることとなったようです。車体そのものは「964」世代の「ポルシェ・911」を使用するものの、その大半は新しく作り直され、サスペンション含む足回り、エンジンまでもが新設計されているということです。
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今回の「ジンガー・ポルシェDLS」のエンジンについては「ウィリアムズ」社、そして「ポルシェ」社の元エンジニアである「ハンス・メツガー」氏との共同開発となり、その出力は500馬力(空冷4リッター・フラットシックス)というポテンシャルです。車両全域について、開発パートナーは「ウィリアムズ」のほか、「ブレンボ」、「ボッシュ」、「ミシュラン」、「BBS」、「ヒューランド」が名を連ね、製造は「ウィリアムズ(英国)」社において行われている、とアナウンスされています。壁の一角には「Everything is important」の文字があり、これはプロトタイプの「ポルシェ・シンガー911DLS」のキックプレートに刻まれていた文字と同じものです。ボディはカーボンファイバーで成形され、モノコックの多くの部分も軽量化および強度向上のため、カーボンファイバーへと置き換えられているものと思われます。これまでにプロトタイプとして公開されていた明るい内外装を持つ個体とは異なるイメージです。細部を見てゆくと「そのほとんどが専用パーツ」であることもわかりますが、フロントだとバンパーやウインカー、ヘッドライトが専用品。
前後フェンダーにはオーバーフェンダーが取り付けられています。ドアミラーも「DLS専用パーツ」を採用するようです。室内では「ロブ・ディキンソン」氏がドライブしている画像がありますが、それだけ楽しいクルマ、ということなのでしょう。エクステリアを細かく見ると、サイドにはウイングレットつきカーボンパーツ。ブレーキディスクはカーボンセラミック、ホイールはフックス風の鍛造(センターロック)。ルーフからリアウインドウにかけての形状も独特ですが、これはダックテール型リアスポイラーとのセットにてダウンフォースを発生するのだそうです。テールランプやリアバンパー、リアディフューザーもジンガー911DLS」専用です。リアサイドウインドウにはラムエアを利用したエアインテーク。販売価格は1台2億円なっています。。ただし、これだけのこだわりをもって製造されているのであれば、そして希少性や資産価値を考えれば、その価格であっても「十分に安い」と言えるかもしれません。