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スーパースポーツのカーブランド「ポルシェ」。そのV10サウンドを奏でるスーパーカー、「カレラGT」。世界的な大ヒットカーアクション映画の「ワイルドスピード」シリーズに出演していた「ポール・ウォーカー」の愛車だったことでも有名な名車です。そ「ポルシェ・カレラGT」をベースにサーキット走行に特化した改造を受けた公道モデル「ポルシェ・カレラGT-R」が販売されており、その希少性や特別なカスタムゆえに注目となっています。
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2000年のパリ モーターショーでポルシェが発表したコンセプトカー「ポルシェ カレラGT」。その完成度の高さからして、市販化は間違いないないだろうと思われていたが、その車名のまま市販モデルが登場したのは、2003年のジュネーブ モーターショーだった。ポルシェのコードネームでは、タイプ980となる。1970年代のレーシング ポルシェ、917をモチーフにしたといわれるスタイリングは、コンセプトカーと大きく変わることはなく、ライト類などのデザインが少し変更された程度。いちばんの違いは、デタッチャブルトップを採用したことだろうか。シャシはカーボンファイバー製のセンターモノコックに、リアのパワートレーンを搭載するためのサブフレームもカーボンファイバー製。当時としては最先端のカーボンモノコック構造だった。もちろん、ボディパネルにもカーボンファイバーが用いられていた。
コクピットの後ろにミッドシップ搭載されたエンジンは、68度のバンク角が与えられたV型10気筒DOHC。このエンジンはル・マン制覇のためにポルシェが開発していたものだが、諸般の事情で日の目を見なかったユニットだ。開発当初の排気量は5.5Lだったが、カレラGTには5.7Lにアップされて搭載された。潤滑方式はドライサンプで、燃料供給装置はボッシュ モトロニックME 7.1.1を採用。パワースペックは、最高出力は612ps、最大トルクは590Nmを発生した。組み合わされたトランスミッションは6速MTで、最高速度は330km/hと公称された。リアエンドには速度感応式のウイングが備わり、車速が120km/h以上になると160mmアップしてダウンフォースを増し、高速時の安定性に寄与していた。ブレーキにはセラミック ディスクや6ポット キャリパーを採用し、超高速からの強大なストッピングパワーも与えられている。
インテリアでは、左右のシートをセパレートする大きなセンターコンソールが特徴的だが、このインテリアデザインは現在のパナメーラや911などと共通性を感じさせる。そのハイパフォーマンスから想像されるほど室内はレーシーではなく、いかにもポルシェらしい、快適装備も備えたハイクオリティな高級スーパースポーツカーといったイメージだった。だがハイパフォーマンスゆえに限界が高く、しかも限界域でのコントロールには相当のスキルが必要とされた。まさに乗り手を選ぶスーパー ポルシェのカレラGTは1500台限定生産の予定だったが、2006年までに1270台しか生産されなかった。
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「ポルシェ・カレラGT」というモデルは、1270台しか生産されておらず希少性が高いモデルです。しかし、その中でも「ポルシェ・カレラGT-R」は1台だけ作られた車でほぼサーキット専用モデルです。そのようなカスタムでありながら公道も走れる激レアモデル。
エクステリア自体、大幅に変更されていますが、インテリアは、まさにレーシングカーに仕上げられています。ロールケージやカスタムペダル、消化器の他、エアジャッキシステムやマグネシウム製BBSホイールやレース用高性能クラッチにも変更されています。
この「ポルシェ・カレラGT-R」のオーナーはこの車で実際にルマン24時間耐久レースに参戦する為に改造しましたが、FIAの規定でレースに参加する事はありませんでした。
パワースペックは、最終的には5.7リッターV10自然吸気エンジンは612馬力から650馬力へとアップグレードされており、走行距離はは2005年モデルで2000kmとなっています。販売価格は、日本円で1億円となっています。