【911ルマン・クラシック】ポルシェのレストア&カスタムマシン
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「ポルシェ」を専門にレストアやカスタムを行う「ポール・ステファンズ」が、「911ル・マン・クラシック」を発表しました。実車はル・マンで開催されるクラシックカーのみのレースにおいて披露されるそうです。そして、その後に受注を集め、限定10台にて販売を行う、とのことです。グレード設定としては、「クラブスポーツ」「ライトウエイト」「ツーリング」スペックが用意され、仕様にもよりますが、その価格は3,300万円くらいが価格帯となっているようです。ただしベースとなる車両がもちろん必要ですが、これは「ポール・ステファンズ」が用意するようです。実際に受注された後、製造から納車は2020年頃を予定しているということです。同社は「less-is-more」をポリシーとして掲げ、ドンガラボディの状態で何もついていないの「ポルシェ・911」のボディを用意してこのル・マン・クラシック・クラブスポーツを製造し、ベースとなるボディにサンルーフがついている場合はそれを埋め、バンパーやエンジンフードにはコンポジット素材を使用し、ボンネットにはアルミニウムを使用するということです。
搭載されるエンジンは、3.4リッター空冷フラットシックスで最高出力:300psを発生し、0-100km/h加速:4.4秒というポテンシャルを発揮します。エンジンおよびドライブトレーンに関しては独自のカスタムが施され、「GT3RSのインジェクションシステム」「オリジナルECU」「RSスペック・カムシャフト」「バランス済み軽量クランクシャフト」「軽量コンロッド」「軽量フライホイール」「ゲトラグG50ギアボックス」「LSD」を装備します。ホイールはブラック、ウインドウモールもブラック、エンジンフードのルーバーもブラック、マフラーエンドもブラック、と現代風な部分もあります。このカスタムマシンは、ヘッドライトリング以外にはクロームパーツがないのがエクステリアデザインの特徴です。車体重量は「ライトウエイト」スペックだと970kgに収められ、「クラブスポーツ」を選択した場合は1075kg、とされています。
インテリアにも相当な手間がかけられ、内装はフルレザー仕様、そしてレザーにはハンドステッチ入りとなっているようです。定員は「2名」で、本来後部座席のある場所には「ラゲッジボックス」が備え付けられる、とのことです。ル・マン・クラシック・ラゲッジセットつきのようです。「ライトウエイト」仕様インテリアでは「軽量カーペット」「防音装備なし」「アクリル製リヤウインドウ」「パワーウインドウなし」「セントラル・ドアロックなし」「軽量シート(リクライニングなし)」「グローブボックスなし」「助手席サンバイザーなし」とかなりスパルタンな仕様となっています。
ペダルやフットレストはアルミ製のようですが、こちらも「ブラック」と今風で、エクステリアデザイン同様にインテリアデザインもクロームパーツがないというスパルタンさが特徴です。メータパネルやステアリングホイールのセンターマーク、カーペットはグリーンとなっており、ボディ上のストライプとマッチさせたデザインカラーです。シートもグリーンとブラックのチェックが採用され、こちらもやはりボディカラーとのコーディネートが考えられたものと思われます。
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