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日本の東京において開催される「BHオークション」に注目のホンダ車が登場ということで注目されています。そのモデルとは、「ホンダ」の超希少なスーパースポーツモデルである「NSXタイプR（NSX TypeR）/NSX-R」のことです。どのような個体なのか、そして初代モデルの「ホンダ・NSX」とは、どのようなモデルだったのか見てみましょう。
日本の名車の一台として挙げられる「ホンダ：NSX」は、「ホンダ」社の新しいスポーツカー、「ニュー」「スポーツカー」と未知数を表す「X」を合成させた「New SportsCar X」の略名でデビューしました。初代のキャッチコピーは『our dreams come true』、『緊張ではない、解放するスポーツだ』というものでした。初代モデルは、もともと第2期F1参戦を機に「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」との願いから開発された車であり、バブル景気絶頂期の1989年に発表、翌1990年9月14日の販売開始から2006年1月末までの16年間の長きにわたってフルモデルチェンジを行うことなく製造され、（フルモデルチェンジに相当する内容の改良は幾度となく行われた）2005年12月まで販売がなされました。当時市販自動車として類を見ない世界初の「オールアルミモノコック・ボディー」を採用していました。その特殊性から、大工場での産業用ロボットによる流れ作業製作ではなく、エンジン同様、生産は手作業で行っていたゆえに、日本車で唯一のスーパーカーとも評されたモデルです。
「BHオークション」において出品される注目の2台の「ホンダ・NSX」ですが、いずれも「タイプR」モデルとなっており低走行且つコンディション抜群の個体となるため、高額落札となる可能性が高いようです。
このモデルは、世界限定464台のみ製造され、「ホンダ」のエンジニアがベースモデルの「NSX」から追求した走行性能に不要と考えられる装備やパーツ類を全て排除し、最終的に120kgの軽量化に成功したハードコアモデルとなります。
ＭＯＭＯ製ステアリングホイールやレカロ社との共同開発によるフルバケットシートなど専用パーツの採用とともに、シフトやクラッチの操作フィールにもこだわった装備・仕様。足回りのサスペンションついては、より堅いダンパーやスプリング、ブッシュ、そして大きなフロントスウェイバーに改良することで、よりハードな走りが可能な仕様です。
なお、こちらの個体の走行距離は僅か860kmとほとんど走られておらず、保存状態もガレージ保管となっており、コンクールコンディションとなっています。予想落札額ですが、約2,750万円～約3,000万円となっています。
2005年式の「ホンダ・NSX-R」で、1995年モデルの前期型「NSXタイプR」よりも更に希少な世界限定140台のみの製造となります。パワートレインは、排気量3.2L V型6気筒DOHC自然吸気エンジンを搭載し、トランスミッションは6速MTとなります。
その他のポイントとしては、フードやデッキリッドを含むボディパネルにはカーボンファイバーが採用されることで軽量化に貢献しています。
走行距離は、こちらも1995年モデルの「NSXタイプR」同様に低走行の560km、エンジンやボディコンディションもコンクールコンディションとなっています。予想落札価格は約4,800万円ということです。