【サイバーパンク2077】登場車種ポルシェ911・930ターボの仕様

「サイバーパンク2077（英題：Cyberpunk 2077）」は、ポーランドのゲーム開発会社CD Projekt REDが開発し2020年12月10日に発売されたワールドオープン型アクションロールプレイングゲームで現在、話題になっています。このゲーム、サイバーパンクの世界観というのは、サイボーグ手術などの身体改造が一般化した未来世界を舞台。そして、このゲームは1980年代にアメリカ合衆国で初版がリリースされたテーブルトークRPG『Cyberpunk』シリーズを原作とし、1993年に日本語版もリリースされたシリーズ第2版『サイバーパンク2.0.2.0.』（原題: Cyberpunk2020）の舞台設定も引き継がれているとのことです。初版の『Cyberpunk2013』では2013年、第2版の『サイバーパンク2.0.2.0.』が2020年が舞台という設定であったのに対し、本作では舞台となる時代を2077年へと変更しています。ゲームそのものは、2077年の「ナイトシティ」で、ここを舞台にしてプレイヤーはサイバーパンクなアウトロー、「V（ヴィー）」となって不老不死の鍵を追う、というものです。

「サイバーパンク2077とポルシェの関係」

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「サイバーパンク2077」の作品中には様々なバイク、トラックやタンク、ラットロッド、高級車やハイパーカーも登場しますが、その中で注目を集めるのが名車「ポルシェ930ターボ」です。では「サイバーパンク2077」と「ポルシェ」とどのような関係があるのかというと、作中で「ジョニー・シルヴァーハンド」なる重要キャラクターが登場しますが、そのキャラクター原型は「キアヌ・リーブス」なのです。

そしてジョニー・シルヴァーハンドが乗っているのが「ポルシェ・930ターボ」。デビューが1975年発売なので、劇中だと100年ほどが経過したクラシックカーということになります。これは、ポルシェが協力することによってこれが実現したこと。そのほかに実在のクルマが登場していないことを考えると、特別なタイアップで「ポルシェ」として珍しいことのようです。キャラクターの元である「キアヌ・リーブス」については、以前「ポルシェ911」を保有していたことがあり、993型のポルシェ911のルーフにクリスマスツリー用の木を載せて運ぶ姿も目撃されています。この作品中で「キアヌ・リーブス」は頭の中に記憶装置を埋め込んで情報を運ぶ「記憶屋」を演じています。また「サイバーパンク」そのものは1980年代に台頭してきたSFサブジャンルの一つですが、もっとも有名な作家は「ウイリアム・ギブスン」。

そして「ウイリアム・ギブスン」の作品群の中に「記憶屋ジョニイ」があり、これを映画化したのが「JM」。ここで「キアヌ・リーブス」が演じたキャラクターが「ジョニー」であり、それは「サイバーパンク2077」で「キアヌ・リーブス」が扮するキャラクターと同じ名を持っていることになります。「ポルシェ911（930ターボ）」が「サイバーパンク2077」に採用された理由としてはゲーム製作サイドによると、「キアヌ・リーブス」が演じる「ジョニー・シルヴァーハンド」が乗るクルマとして考えた時、ポルシェ930ターボ以外の選択はなかった」とのことです。そしてジョニー・シルヴァーハンド自身が「2020年代に活躍したロッカー」という設定を持っており、時代を超越した存在ということから930ターボが選ばれた模様です。