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アメリカンマッスルのキングといわれる名車が1960年代に「キャロル・シェルビー」氏がイギリスの「ACカーズ」社とコラボレーションして生み出されたスポーツカー「シェルビー・コブラ」。正真正銘のオリジナルモデルの「シェルビー・コブラ」は現存する台数はきわめて少なく、1990年代でさえ流通価格は2億円をオーバーしており、簡単に入手できる状況にはありませんでした。そのために1980年代の初めごろからアメリカを中心に世界中のコブラ愛好家の間で再生産メーカーが盛んに誕生しました。「リプロダクション・コブラ」と呼ばれる、いわゆるレプリカモデルです。実は現在でも、こうしたメーカーは世界に20社ほどあるというからその人気の凄さ、アメリカンマッスルのキングとされていることを知ることができます。
今回、紹介するレプリカモデルは、「コンテンポラリー・クラシック・モーター・カンパニー」社が製作した、きわめて忠実な「シェルビー・コブラ427」のレプリカです。4インチ径の鋼管を使用したメインフレームに「ジャガーXK」から流用された4輪独立サスペンションシステムが組み込まれています。
しかし、サスペンションを構成するアームの大半は、「コンテンポラリー・クラシック・モーター・カンパニー」社が開発したアルミ製のオリジナルパーツということです。
パワーユニットとなるエンジンは、「リプロダクション・コブラ」の定番エンジンとされる「427キュービックインチ(6,977cc)・フォード製V型8気筒 OHV」エンジンです。
細かい仕様は同じ、「コンテンポラリー・クラシック・モーター・カンパニー」社製の「コブラ」でも異なるようですが、一般的にはホーリー製キャブレター仕様の燃料供給システムとなっておりインジェクションシステムではないようです。アメリカンV8サウンドや豪快さ振動など忠実に「コブラ」を再現しているものの、乗り心地の素晴らしさと卓越した操作性は優れているということです。クラッチペダルの踏力は、その過激なパフォーマンスから予想できないほど軽く、長時間の走行でも疲れは最小限に抑えられるセッティングとなっているようです。