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アメリカのカリフォルニア拠点の小規模自動車メーカーでありながら、世界的に有名んs「レズバニ(レズヴァニ/REZVANI)」社。これまでにスパルタンなスポーツカー「ビースト」、世界一堅牢と言われるSUV「タンク」を発売しています。そして、今回はレズバニが”SUVの頂点に君臨する”と豪語する6輪オフローダー「ヘラクレス(ハーキュリーズ/Hercules)6X6」を発表しています。
この「レズバニ・モータース」はイランから移民してきた「フェリス・レズバニ」氏によって創業され、「フェラーリやランボルギーニのようなスーパーカーを作りたかった」という夢からスタート。現在ではその夢も実現し、「スーパートラック」のほうへと興味がシフトしています。
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今回、発表された「ヘラクレス(ハーキュリーズ/Hercules)6X6」のベースは「ジープ・グラディエーター」だと言われています。そして、そのベースモデルを6輪化にカスタムすることによって約2.5メートルの長さを誇る荷台を獲得しています。
エクステリアデザインは同社の「タンク」を連想させるものですが、全体的な印象は大きく異る仕上がりを持つようです。この「ヘラクレス(ハーキュリーズ/Hercules)6X6」に搭載されるエンジンは3.6リッター”ペンタスター”V6(285馬力)、もしくは3リッターエコディーゼルV6(260馬力)、加えて500馬力を発生する6.4リッターHEMI V8、さらにはダッジ・チャレンジャーSRTデーモンに搭載される6.2リッターV8が選択可能。ただしSRTデーモン用のエンジンについてはストックのままではなく、7リッターに排気量アップが施され、ピストン/カムシャフト/クランクが入れ替えられることで1,300馬力を発生すると紹介されており、この外観にふさわしいパワー。組み合わされるトランスミッションは8速AT、駆動輪はもちろん「6輪」ですが、これはオンデマンドにてトルク配分がなされるほか、セレクターにて駆動輪を2輪、4輪、6輪の間で自由に選べる模様。
さらに「ヘラクレス(ハーキュリーズ/Hercules)6X6」のスタンダードモデルでは物足りない場合は「ミリタリーエディション」が用意されており、こちらは「タンク」のミリタリーエディション同様にケブラー製の装甲や防弾ガラス、ランフラットタイヤ、自動修復式燃料タンク、耐爆仕様アンダーボディ、強化サスペンション、スモークスクリーン、電動ドアに加え、なんとアンチEMP(エレクトロ・マグネット・パルス。映画によく出てくる、電磁波でシステムをダウンさせるヤツ)システムまで備える、とアナウンスされています。そのほかはナイトビジョン、インターカム、ガスマスク、負傷時に備えた救急キットも備わるそうですが、このあたりは「フェリス・レズバニ」氏がイランにいたときに感じた「身の危険」からのフィードバックなのかもしれません。サスペンションはFOXレーシング製、タイヤは37インチ。ホイールは自由にカスタム可能。
そして「ヘラクレス(ハーキュリーズ/Hercules)6X6」のインテリア。「ジープ・グラディエーター」を強く想起させるものですが、シートはじめ内装の内張りは張り替えられている模様です。内装の素材はナッパレザー、スウェードなどいくつかの種類が用意されている、とのこと。この「ヘラクレス(ハーキュリーズ/Hercules)6X6」の価格は225,000ドル(約2365万円)からスタートし、ミリタリーエディションでは325,000ドル(3420万円)。オプションだとHEMI V8エンジン(40,000ドル)、7リッターV8エンジン(249,000ドル=2620万円)など様々な選択肢が用意されています。
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