【日産:C10型・ハコスカ輸出仕様】 2400GTの価格・仕様

【日産:C10型・ハコスカ輸出仕様】 2400GTの価格・仕様

あわせて読みたい記事:【C10型ハコスカ】スカイラインGT-R伝説を築いたヒストリー

あわせて読みたい記事:【フェアレディZ・S30/S31】悪魔のZのベースは初代モデル

あわせて読みたい記事:【ワイルド・スピード シリーズ】 劇中車両のスペック・車両価格

「日産:スカイラインGT-R(PGC10/KPGC10)」といえば、「S20型(直列6気筒DOHC24バルブ)」エンジンを搭載した「GT-R伝説」を築いた名車。TSレースで強さと速さを見せつけ多くのクルマ好きを魅了しました。


「C10型:スカイラインHT 2000GT-X」:スペック

  • 年式:1969年
  • 型式:KGC10型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,330mm × 1,595mm × 1,375mm
  • ホイールベース:2,570mm
  • トレッド(F/R):1,325mm / 1,320mm
  • 車両重量:1,115kg
  • エンジン型式:L20
  • エンジン形式:直列6気筒 SOHC
  • 排気量:1,998cc
  • 最高出力:115PS / 5.600rpm
  • 最大トルク:16.5kgm / 3.600rpm
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:4MT
  • サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):ディスク / ドラム

「スカイラインHT 2000 GT-R(KPGC10:ハコスカ)」:スペック

  • 年式:1971年
  • 型式:KPGC10
  • 全長:4,330mm
  • 全幅:1,655mm
  • 全高:1,370mm
  • ホイールベース:2,570mm
  • トレッド(F/R):1,370mm / 1,365mm
  • 車両重量:1,100kg
  • エンジン型式:S20
  • エンジン形式:直列6気筒 DOHC 24バルブ
  • 排気量:1,989cc
  • ボア × ストローク:82.0mm × 62.8mm
  • 圧縮比:9.5
  • 最高出力:160ps / 7,000rpm
  • 最大トルク:18.0kgf-m / 5,600rpm
  • 燃料供給装置:ミクニ製ソレックス N40PHHキャブレター ×3
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンションシステム:F ストラット / R セミトレーリングアーム
  • ブレーキシステム(F/R):ディスク / ドラム

「日産:2400GT(HGLC10型)」:スペック・価格

あわせて読みたい記事:【510型:ブルーバードSSS】ラリーの日産確立したヒストリー

日本国内においては絶大な人気を誇る「スカイライン(ハコスカ)」ですが、実は1960年代末から70年代初頭にかけて、世界のエンスージアストはその存在すら知らなかったモデルなのです。もちろん輸出仕様として開発されたモデルでなかったことが一因であるものの、ヨーロッパにおいて「スカイライン」を味わうチャンスがあったというのです。「日産」は、1971~72年に海外向けの「スカイライン(C10型系)」を少数生産したのです(信頼のおける推測で84台ということです)。そして、そのヨーロッパ仕様は「スカイライン・2400GT(HGLC10型)」です。

このバージョンは、「スカイラインGT-R(PGC10/KPGC10)」ほど軽量化が施されていたわけでもレース向けでもなかったモデルですが、搭載されたSOHC6気筒エンジンは国内仕様では2リッターだったが、「2400GTで」は1970~1973年の「フェアレディ240Z」と同じ2.4リッター直列6気筒の「L24型」に換装されていました。現存する「2400GT」の所在は、多くがオランダにあること以外、明らかになっていないということです。

しかし、リスボンのアウトモーヴィスが販売している、今回の個体は1972年に日本からの船を下りて以来、ずっとポルトガルにあり、その乾燥した気候もあって、オリジナルのままの非常によいコンディションだということです。レストアが不要だったことからも分かるように走行距離も少ないということです。実際にオドメーターが示す数字は6万kmです。したがって6気筒エンジンの「L24」のコンディションは好調ということです。販売価格は3万5000ユーロということです。しかし、近年において「スカイラインGT-R(PGC10/KPGC10)」と「フェアレディ240Z(S30)」の価格が徐々に上がりつつある中、どちらよりも希少なモデルが手付かずの状態で入手できるのだから、実に魅力的な個体といえるでしょう。

cimashimashimanchu