あわせて読みたい記事:【新型フェアレディZ】S30Zオマージュした400Zのスペック
あわせて読みたい記事:【湾岸ミッドナイト】S30悪魔のZの仕様・ベースモデルS130
あわせて読みたい記事:【S30Z FuguZ】 ワイルドスピードの「サン・カン」仕様
2020年9月16日の午前9時半、「ニッサン・パビリオン」において世界初公開された待望の日産のフルモデルチェンジ版の「新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z)」。日産公式ニュースリリースでも公式画像が公開されているので、内外装デザインに注目です。
あわせて読みたい記事:【S30型240Z】 奇跡のノンレストア極上車のスペック・価格
エクステリアデザインは、新型の「フェアレディZ」では、そのシルエットデザインはアイコニックなモチーフを引き継ぎつつ、モダンな印象もあって個人的には過去と現代を繋ぐ”日産の新たなデザイン言語を築き上げる”斬新なスポーツモデルだと思います。初代モデルのS30型に原点回帰したオマージュデザインです。そして歴代の「フェアレディZ」において採用されてきたイエローをソリッドパールの光と影のコントラストにすることで、これまでにない独特なイエローを表現しているとのことで、雰囲気的には記事アストンマーティン・ヴァンテージ(Astonmartin Vantage)」も意識していると思います。またAピラーよりも上はブラックの2トーンカラーにすることで、かなり引き締まった印象を与え、それでいてより2ドアスポーツクーペらしさを与えているところにも注目です。
フロントグリルはストレートな長方形タイプで、グリルパターンも水平基調を意識した、これまでの「フェアレディZ」のデザインを集大成にしたものとのことです。フロントのS30型を意識したティアドロップ形状が印象的で、ここにLEDデイタイムランニングライトや単眼LEDヘッドライトを盛り込むことで現代的な要素を前面的に押し出すところは、日産の魅せる技術でもあると思います。またスポーティな一面だけではなく、日産の新たな道を切り開く上でのエレガントさや高級感もしっかりと持ち合わせているので、歴代モデルのデザインをしっかりと継承しているといえます。
サイドからボディシルエットはZ34型から引き継がれたロングノーズショートデッキに加え、トップルーフから一気に下っていくライン。まさにフェアレディZのシルエットが継承されたデザイン。そしてリヤエンドを垂直に切ったような思い切ったデザイン、S30型ではリアスポイラーを装着し、ダックテールとも呼ばれたデザインをオマージュしています。しかもサイドシル部分などはカーボンにて成型されているとのことで、コスト削減せず日産が本気で仕上げてきたスポーツモデルと言えるでしょう。フェンダーに収められているのは19インチホイール。デュアル5スポークの鍛造アルミホイールを装着。タイヤはフロント255/40R19、リヤ285/35R19の異なるサイズを持つダンロップ製大口径タイヤを装着し、タイヤ側面には”Nissan Z”のレタリング付き。ブレーキディスクもとにかく大きく、キャリパーもボディカラーと同色の蛍光イエローを設定してくるのはハイセンスだと思います。
リヤハッチガラスからレトロさを感じさせるリヤテールランプデザイン。この部分は特にZ32(300ZX)を想起させる水平基調のリヤテールランプはかなり印象的で、新型フェアレディZのポイントです。リヤマフラーも両サイド1本出しのデュアルエキゾースト。S30型を彷彿とさせるのは、リヤトランク上部には”Fairlady Z”のバッジも貼付。
あわせて読みたい記事:【S30Z系TC24-B1Z改搭載】NA400psオーバー仕様
インテリアデザインは、先代から大きく進化した最新技術満載のコックピットとなりますが、メーターデザインや12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイを採用することで、ドライバーが即座に情報を読み取れるように設計しているそうで、このあたりはプロレーシングドライバーとの共同開発によって誕生した理想的なコックピット。シートのカラードステッチやストライプは、ボディカラーに合わせたイエローカラー。そしてエンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅しドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシストするところも魅力的。
クルマの状態を示す他の計器類も、一目でクルマが最適な状態であることがわかるようにデザインされている。このあたりも歴代モデルをオマージュしたデザインです。シフトブーツにはイエローのカラードステッチ付きで、左奥にはエンジンスタート/ストップスイッチ、そして手前の中央には”Z”と縫合され、かなりオシャレなインテリアに仕上がっているのではないかと思います。
パワートレインはV型6気筒ツインターボエンジンが搭載されることが決定しているため、かなりトルクフルであることは間違いないですし、現代のスポーツモデルでは体感できない最高のピュアスポーツモデルとして、そして日産を更に盛り上げてくれる一台になることは間違いないモデルです。