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世界的なカスタムカーイベントとなった「東京オートサロン」。今年も「東京オートサロン2020」が開幕し、多くの注目を集めるカスタムマシンが登場。今回は、エアロパーツで世界的に有名な「リバティーウォーク」社に注目。公開されたのは、「リバティーウォーク」社が1980年代をテーマとした「LB★スーパーシルエットWORKSスカイライン」です。
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ベースモデルとなっているのは、「日産・スカイラインGT(R34型)」。R34型スカイラインのエクステリアは、歴代のスカイラインシリーズを随所に取り入れたデザインと思いますが、中でもフロントフェイスは1980年代のR30型スカイラインの「鉄仮面」を現代にリメイクしたようなデザイン。サイドやリアピラーもスカイラインシリーズを残したデザイン。
これを「リバティウォーク」社は、1980年代に一世風靡したモータースポーツ、「シルエットフォーミュラ(Gr.5)」の「スカイライン・スーパーシルエット」としてを再現。カラーリングも当時仕様。変更といえば大きな違いは「TOMICA(トミカ)」の文字はLBWKへ、ダンロップ(DUNLOP)ロゴはアドバン(ADVAN)ロゴとなっています。ホイールはゴールドのメッシュからブラックのボルク製。フロントスポイラー、リアウイング、フロントフェンダー上のフィン、ボンネット上のダクトなども現代風にアレンジして再現されています。
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デザインベースとなったのは「ニッサン KDR30 スカイラインスーパーシルエット ’82」。
「リバティーウォーク」社は新シリーズとして「スーパーシルエット(フェラーリ458、ランボルギーニ・ウラカン、日産R35GT-Rが発表済み)」を展開していますが、これらはいずれも1976-1981年に実際に競われたレースのカテゴリ「シルエットフォーミュラ」をイメージしたものということです。そして、「シルエットフォーミュラ」には日産スカイライン/シルビア、トヨタ・セリカ、ランチア・ストラトス、マツダ・サバンナRX-7、BMW M1、ポルシェ935といったクルマたちが参戦していました。驚くべきは、ボディ形状はそれぞれ市販車を残したエクステリアデザインですが、中身はパイプフレーム構造で組み上げられた専用のレーシングカー。しかも、専用レースエンジンで最高出力は500PS〜600PSオーバーというモンスターマシンでした。有名なのは、減速時にマフラーからアフターファイアが吹き出す姿。当時のターボエンジンは、ターボラグが大きく過給のフィーリングが急激でかなりクルマの挙動が暴れる特性になっていたということです。また、名前の由来は、「ボディ(シルエット)は市販車だけど中身はフォーミュラカー」というところからこの「シルエットフォーミュラ」という命名がなされた、と言われます。
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R34スカイラインは、RB型エンジンが搭載されていますが、「リバティウォーク」社は旧型エンジンとなる「L28型エンジン」へと換装しています。
直列6気筒OHCの構造はそのままにボアアップで3.1リッター仕様。ソレックス製キャブレター、点火系はMSDによって強化。L型エンジンの定番のチューニングが施されているようです。