【ガレージアクティブ R33GT-R】カーボンワイドボディ仕様

【ガレージアクティブ R33GT-R】カーボンワイドボディ仕様

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国内最大級のカスタムマシンのショーイベント「東京オートサロン 2019」ですが、今回も新旧多くのカスタムマシンが揃ってクルマ好きを魅了しています。今回のカスタムマシンとして登場するのは、「日産:スカイライン GT-R(BCNR33型)」のカーボンボディ仕様です。「R33型:GT-R」といえば、「ハコスカ」以来の「GT-R」の復活、グループAでの活躍など数多くのエピソードから伝説的な存在となった先代モデルの「R32型・GT-R」のDNAを引き継ぐ重責を担ってデビューし、1993年8月に「R33型:スカイライン」が発表された直後の第30回東京モーターショーでプロトタイプが発表された後、1995年の第13回東京オートサロンで発表するという当時の市販車としては初めての挑戦から始まりました。

  • (出典:s1.cdn.autoevolution.com)

特筆すべきは、「究極のドライビングプレジャー」というコンセプト通りのもので、本格的にニュルブルクリンクでのテストドライブが重視されました。そして実際に「BCNR33:GT-R」のプロトタイプモデル(シャシーNo.000055、ニュルブルクリンクのタイムトライアルに使用するためアルミ製ロールバーが装着)が「7分59秒887」のタイムを記録し先代モデルの「BNR32型」に対してのタイム差は21秒も更新しました。このことから「マイナス21秒ロマン」のキャッチコピーを掲げ、「GT-R」としては初の単体でのテレビCMを展開していました。


「スカイライン GT-R(BCNR33型)」:スペック

  • 年式:1995-1998年
  • 型式:BCNR33
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,675mm × 1,780mm × 1,360mm
  • ホイールベース:2,720mm
  • トレッド(F/R):1,480mm / 1,490mm
  • 車両重量:1,530kg
  • エンジン型式:RB26DETT
  • エンジン形式:直列6気筒直 DOHC 24バルブ IC ツインターボ
  • 排気量:2,568cc
  • ボア × ストローク:86.0mm × 73.7mm
  • 圧縮比:8.5
  • 最高出力:206kW(280ps) / 6,800rpm
  • 最大トルク:368N・m(37.5kgm) / 4,400rpm
  • サスペンションシステム(F/R):マルチリンク
  • ブレーキシステム(F/R):ポットベンチレーテッドディスク
  • タイヤサイズ(F/R):245-45-ZR17
  • 中古車相場:200万円~550万円

 


「BCNR33型:ガレージ・アクティブ フルカーボン仕様」

「東京オートサロン2018」では、フルカーボンメイクの「BNR32型:スカイラインGT-R」のワイドボディキットを発表して話題を読んだ福岡県の「ガレージアクティブ」。2019年の「東京オートサロン」に繰り出してきたのは昨年のBNR32用が発表されてから要望が多かったというBCNR33用ワイドボディキット仕様でした。

「去年のBNR32のときもそうだけど、自分で欲しいと思うボディキットがないから、自分で作ろうというのが始まり」と坂本代表は、コメントしています。そのコメントから明らかなように、プレスラインを残し純正の雰囲気を壊さずに作るワイド&ローというコンセプトは一貫しており、綺麗シルエットのエクステリアデザインとなっています。それでいて追求するのは、坂本代表がチューニングカーとはこうあるべきと考える、外装だけではなく、それにふさわしいエンジン、足まわり、内装の作り込みがされている全方位で完璧なクルマなのです。

フェンダーの出幅は前後片側50mmずつワイド化され、19インチ12.5Jで超深リムなワークジーストをアーチが被るほどまでに車高は下げられています。

Tディメンドのエアサスシステムを利用しこの車高は展示状態のものだが、それも昨年オートサロン後の「BNR32型:スカイライン」によりエアサス装着車でのドラッグ9秒台という国内では例を見ない記録を打ち立て、実力を示すことができたからです。

この「BCNR33型:スカイライン」も例にもれず「RB26DETT」型エンジンは、HKS製の2.8Lキットステップ2と、GTⅢ-5Rタービンにより最高出力は1000馬力を出力する本気のチューンが施されているということです。

ガレージアクティブの自社ボディ工場でワンオフされたロールケージのほかに、ナビやエアコンを残した快適仕様としての要素も残され、街乗りまで考えた抜け目のない仕様として完成度を高めているということです。

ボディカラーはガレージアクティブのイメージカラーのブルーではなくホワイトを採用。昨年発表の「BNR32」キットを装着したホワイトカラー車両を製作したとき、ブルーとはまた印象の異なるワイド感に仕上がったそうで、より今回のワイドなコンセプトに合うカラーと考えたからだそうです。ただ、単なるホワイトではなく、全体にガラスフレークを大量に使用したオリジナルのホワイトパール仕様。エンジンルームや室内にも使われ、フレーク代だけで10万円にも登ったという贅沢なカラーで仕上げられています。

今回の「BCNR33ワイドボディキット」の構成は、フロントバンパー/リップ/ディフューザー、サイドステップ、リヤアンダー/スポイラー、ドアミラー、ボンネット、ルーフとなっています。バンパーやサイドステップをカーボン部分とピースを分けて構成しているのは、ボディへ合わせた微妙な曲面を美しくするためで、使う型が増え価格は上がるが、どうしてもとこだわって仕上げられた部分ということです。

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