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2000年代初頭の「フェラーリ・550マラネロ」や「フェラーリ・575Mマラネロ」のレーシングバージョンとしたFIAGTチャンピオンシップ用に「フェラーリ・550GTS」や「フェラーリ・575GTC」など様々なチームで活躍していたFR駆動のV12フェラーリ最後のレーシングでしたが公道で走れる希少な「フェラーリ・575GTCストラダーレ」が販売されています。
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「フェラーリ・550マラネロ」は1996年にデビューしたFRを採用したモデル。車名の550は1気筒あたりの排気量ではなく、総排気量の5.5L(正確には5474cc)を意味する。そして、「マラネロ」は、言わずと知れたフェラーリの本拠地の名。これ以降、「フェラーリ」はフィオラノ、スカリエッティ、モデナ、カリフォルニア、イタリア、そしてエンツォなど、自社にゆかりのある地名や人名をサブネームに使うことが増えました。FRらしいクラシカルな雰囲気も残したボディデザインは、ピニンファリーナによるもの。フロントに搭載されたエンジンは、それまでの180度から65度へとバンク角を狭めた5.5LのV12で、485psと58.0kgmを発生。ミッドシップからFRに戻ったとはいえ、0.33という低いCd値やハイパフォーマンスにより、1998年には量産車の速度記録も樹立。20世紀末のフラッグシップらしく、インテリアは豪華なレザーで仕上げられ、エアコンはもちろん、さまざまな電動デバイスや電子制御可変式ダンパーなども採用している。快適さと実用性を備えながら、4輪ドリフトで積極的に走れるような高い運動性能も備える。「フェラーリ・550マラネロ」は、先にFR化された2+2の「フェラーリ・456GT」をよりスポーティに仕立てた存在で、後に「フェラーリ・575Mマラネロ」に進化した。
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今回、販売されている「フェラーリ・575GTCストラダーレ」はレーシングカーを公道仕様に改造した物ではなく、公道モデルを限りなくレーシングカーに近い改造を施したモデルなので見た目レーシングカーでナンバーを取得出来るモデルです。ベースマシンは「フェラーリ・575Mマラネロ」を仕様して「フェラーリ・575GTC」にカスタムしています。
「フェラーリ・575GTCレーシングカー」と同じエアロパッケージとマフラー位置はサイドエキゾーストに変更。OZマグネシウムホイールにレース用サスペンションなど車内にはロールケージが入っています。
エンジンの仕様に変更があるのかは不明ですが、「フェラーリ・575Mマラネロ」は5.7リッターV12エンジンで515馬力ですが、
レーシングカーの「フェラーリ・575GTC」は6リッターV12エンジン605馬力でした。年式は2003年モデルでカラーリングはロッソコルサ。走行距離は46000キロ、価格は2400万円となっています。