【トヨタ・セリカLB】RA25改マジョーラカラーアメリカン仕様

【トヨタ・セリカLB】RA25改マジョーラカラーアメリカン仕様

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「トヨタ・セリカ」の初代モデルは、1970年(昭和45年)にクーペモデルがデビューしトップグレードの「1600GT」は、「トヨタ・2000GT」以来のトヨタのDOHCエンジンの伝統に従い、「ヤマハ発動機」がチューンした排気量:1,588ccの「2T-G(最高出力:115ps/6,400rpm、最大トルク:14.5kgm/5,200rpm)」型エンジンを搭載していました。1973年4月には、「セリカLB(リフトバック)」が発売され、排気量:2,000ccの「18R-G」型エンジン搭載モデルも加わっています。

ちなみに1973年の5月には、「セリカ 2000」が日本GPにデビューし、クラス1・2位を飾っています。この時のエンジンスペックは「2000」はボア:88.5 x ストローク:80mmの排気量:1,968cc、最高出力:220ps/8,400rpmのパワーと最大トルク:22kgm/6,800rpmのスペックを誇っています。また1973年の富士1000kmレースで総合優勝を果たした時の「セリ力LB」は、ドライバーは高橋晴邦と見崎清志で台風6号の影響で豪雨のコンディションでの栄冠でした。この時のエンンンは「1600GT」のものにターボチャージャーを組み込んだもので最高出力:300ps、最大トルク:27.0kgmを発生するモンスターマシンでした。こうした経緯のある初代の「セリカ」は、発売時期がちょうど排ガス規制が強化されつつあった時期と重なったことで、モデル途中で廃盤になったエンジンがあったり、キャブレターからインジェクションへの移行が行われ、それにともなって形式が変更されたりと、モデル&グレード構成などが非常に複雑な車種でもあります。


「トヨタ・セリカ 2000GT(RA25型)」:スペック

  • 全長 × 全幅 × 全高(mm):4,215 × 1,620 × 1,280
  • ホイールベース(mm):2,425
  • 車両重量(kg):1,040
  • エンジン型式:18R-G
  • エンジン形式: 直列4気筒DOHC16バルブ
  • 総排気量(cc):1,968cc
  • ボア × ストローク:88.5mm × 80.0mm
  • 圧縮比:9.7
  • 最高出力:145ps/6,400rpm
  • 最大トルク:18.7kgm/5,200pm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンションシステム(F/R):ストラット / 4リンクリジット
  • ブレーキシステム(F/R):ディスク / LTドラム
  • 最高速度:205km/h
  • 0-400m加速:16.1秒

「トヨタ・セリカLBカスタム」:スペック

今回のカスタムマシンとして登場するのは、この初代セリカのLBモデルです。定番カスタムは「TS仕様」かもしれませんが、既製の概念に捕らわれることなく、「日本ペイント」のマジョーラプロジェクト仕様です。自社のカスタムペイント、「マジョーラ」カラーや取り扱いのハウスオブカラーを使って、アメリカンテイストに仕上げられたカスタムマシンは、一際インパクトのあるエクステリアデザインです。

  • (出典:option.tokyo)

ベースにされたグリーンは、ハウスオブカラーの「ティール」というキャンディカラーで、下地に柄を入れるなどのテクニックが取り入れられているのがポイントとなっています。その塗装の上に、ブルー/パープル/オレンジ/ゴールドへと見る角度によって色が変化する「マジョーラ」によるフレアラインやエアブラシが入れられるなどしています。

  • (出典:option.tokyo)

これらのカラーリングやエアブラシは、アメリカでカスタム塗装の巨匠と称される「エアシンジケート」の「ブレイザー」氏と「キャルコンセプト」の「ディオン」氏を招いて施されたという本格的なものとのことで、その仕上がりはもはや芸術品レベルのカスタムマシンとなっています。

  • (出典:option.tokyo)

エクステリアのみならずインテリアにも匠の技が投入されています。斬新なデザインで完全に作り直されたインテリアやオーディオのインストールは、「尾林ファクトリー」率いる音吉塾の手によるものということです。

  • (出典:option.tokyo)

時代感を取り払うため、ダッシュボードやドアパネルなどを完全に作り直しており、左右対称に製作されたメーターパネルには、「Defi」製のメーターで統一されています。センターに大径のタコメーター、左右両端にはデジタルメーターを配置。

  • (出典:option.tokyo)

最新のカスタム塗料を使ったカラーリングやハイセンスに飾られたオーディオを満載した旧車は、ミスマッチが新鮮でイベント会場で注目を集めているようです。「マジョーラ」をアクセントに使うことで、見る角度により色やトーンが違って見える不思議な仕上がりでカラーリングには透かし塗装のキャンディ、フレアやエアブラシ、ピンストライプなど、あらゆる手法を用いて仕上げられています。カスタムペイントの巨匠を本場アメリカから招いてオールペンから塗装まで施こした芸術日。リア周りのカスタマイズにおいては、ジェットエンジンをイメージしたスピーカーレイアウトが特徴です。見事な造形に加え、LEDを間接照明に使うなど手の込んだ仕上がりとなっています。

  • (出典:option.tokyo)

動力系は基本的にノーマルのまま、純正ソレックス仕様の18R-Gエンジン。

  • (出典:option.tokyo)
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