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ヤンキー漫画の金字塔とも言われる「疾風伝説 特攻の拓(かぜでんせつ ぶっこみのたく)」。この漫画でバイク好きになったり、旧車や名車、改造パーツやメーカーなど、あらゆるバイク知識に興味も持つようになった方も多いのではないでしょうか。また、仲間の絆についても考えさせられる漫画です。その「疾風伝説 特攻の拓(かぜでんせつ ぶっこみのたく)」から登場するキャラクターと愛車に注目してみたいと思います。今回は、「芹沢 優理(せりざわ ゆうり)」の愛車「ホンダ・CBR1000XXスーパーブラックバード」に注目です。
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主人公は、県内で中の上の私立横浜港ヶ丘高校に通う1年生の浅川拓。彼は、学校では典型的ないじめられっ子のポジションを確立していました。その為、学校はただの辛い場所だと日々思っていました。ところが3学期のある日、後の拓の人生を変える転機が訪れます。それは、転校生の鳴神秀人との出会いでした。そこからその後、内部抗争が絶えない不良のふきだまりの私立聖蘭高校、通称「乱校」の1年D組に転校することとなる。話の流れで「爆音小僧」のメンバーとなります。最初の愛車は1980年代のバイクレーサーでありキングケニーとしてロードレース界で有名だったケニー・ロバーツからケニー・ロバーツ号こと「ヤマハ・FZR250R」でした。その愛車は乗り換えていき、ミラクルのバイクテクニックとケンカや友情で高校生活が大きく変わるという流れ。
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中学の頃からの「天羽時貞」の恋人。麻美とは「デモンズ・バー」で知り合い、仲良くなる。天羽の死後は、彼の求めていたスピードの世界を共有したくなり、夜な夜な高性能バイクで街を駆け抜けるようになり、いつしか「灰色の亡霊(グレイ・ゴースト)」と間違われるようになる。愛車はガングレイメタリックの「ホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバード」。このオートバイは、発売当初(作中に登場した頃)“最高速度が市販車世界一”だった。
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「特攻の拓」に登場する「芹沢 優理(せりざわ ゆうり)」。彼女の愛車はデビュー当時、世界最速を誇った「ホンダ・CBR1000XXスーパーブラックバード」。ボディカラーはガングレイメタリック。作中では「灰色の亡霊(グレイ・ゴースト)」と間違われるようになっていた。
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1996年に登場したホンダの「CBR1100XX SUPER BLACKBIRD」。型式はSC35。開発コンセプトに「フューチャー10」が掲げられていた。
ちなみにホンダCBR1100XXのXXというのはホンダにとって究極を表すXモデル(CBXなど)の更に究極を意味するXX、究極の究極という意味です。また「スーパーブラックバード」というのは米軍の超音速偵察機SR71通称ブラックバードが由来。エアロダイナミクスを重視して空力を徹底的に追求。フルカウルボディに上下2段のヘッドライトを採用。D-CBSと呼ばれる前後連動ブレーキを標準装備。1998年にはレッドの色調が明るくなり、寒冷地におけるオーバークールを防ぐため、ラジエーターのバイパスが追加された。1998年モデルまではキャブレター仕様であり、CBR1100XXの中で唯一チョークがついているモデルとしてシリーズの中で唯一、303 km/hをほぼフルノーマル(オートバイ専門誌『ヤングマシン』の企画にて、タイヤのみ交換)で達成。ちなみに、アメリカの『Sports Rider』という雑誌では、完全ストック状態で実測287.3km/hを叩き出した。
1999年にマイナーチェンジを施しSC35型中期モデルとなる。変更点は、ラムエアの吸気口のメッシュ形状の変更、HISS(イモビライザー)の採用、タンク容量+2L、ラジエーターレイアウト変更、マフラー変更、テールライトの変更などが行われています。
2001年に再びマイナーチェンジ。強化された排ガス規制に対応するため馬力を152馬力に落とされた最終型のSC35後期モデルとなる。このモデルから国内仕様が追加。100馬力&180km/hリミッターが付いていますが、遮蔽板とマフラーを変えてECUを変更するとセミフルパワー化。CBR1100XXは2002年にレスポンス改良という年次改良をしたのを最後に2007年の排ガス規制をもって生産終了となりました。