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今でも熱狂的なファンを持つのが、故「スティーブ・マックイーン」氏が主演した映画『ブリット』で活躍した1968年式の「フォード・マスタングGT」です。迫力のカーチェイスは見ごたえ十分の映画です。そして、この度、嬉しいことに、この映画「ブリット」の実車が、ワシントンD.Cに展示されることとなったというのです。
アメリカが誇る名優である故「スティーブ・マックイーン」氏は車好きの俳優でしたが、派手なカーチェイスを繰り広げる往年の名作『ブリット』では、ひと際ドライビングテクニックが目立つ映画でした。このなかで、主演の故「スティーブ・マックイーン」氏に勝るとも劣らない注目を浴びたのが、1968年式の「フォード・マスタングGT」でした。実は映画の撮影に使われた2台のうち、スタントに使用された1台はスクラップヤード送りとなった後、2017年にカリフォルニアで再発見されました。しかし、故「スティーブ・マックイーン」氏がステアリングを握ったもう1台は撮影後ながらく行方不明となっていたのでした。歴史に埋もれたかに思えたこの1台は、実は人知れず愛好家に売却されており、オーナーとメーカーの調整の結果、2018年1月のデトロイトモーターショーにサプライズ出展されたことは大きな驚きと歓喜でした。
そしてこのたびその実車が、「フォード・マスタング」の生誕54年および映画『ブリット』公開50年を記念し、ワシントンD.C.のナショナルモールに展示されることとなったというのです。スミソニアン博物館やリンカーン記念堂のほど近くの歴史の核心ともいえる場所で、ガラスケースに収められた姿は、このクルマがアメリカ文化を体現した存在であることの証ともいえます。
さらにそのディテールには、撮影用のカメラマウントが溶接された跡や、マックイーンの希望で取り払われたリアのバックアップランプなど、その来歴を表す数々の特徴がそのまま残っており、貴重な文化遺産としての価値を高めているようです。マスタングファンはもちろん、「スティーブ・マックイーン」ファンからも熱い視線を浴びることになった「フォード・マスタングGT」は、これからもこの個体を目にする人を魅了し続けていくことでしょう。。
すでにオリジナルは入手不可能だが、2018デトロイトショーでは最新型のマスタングクーペをベースにしたオマージュモデルフォード・マスタング・ブリット」が出展されました。
最高出力:475psを叩き出すこちらはアメリカで3月から注文を受け付けており、好評を持って迎えられているようです。