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北米ホンダ「アキュラ」ブランドで発売された初代モデルの「NSX」。その中でもアメリカ市場にわずか51台しか販売されなかったモデルが、1999年モデルの「NSXアレックスザナルディエディション」です。
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日本の名車の一台として挙げられる「ホンダ:NSX」は、「ホンダ」社の新しいスポーツカー、「ニュー」「スポーツカー」と未知数を表す「X」を合成させた「New SportsCar X」の略名でデビューしました。初代のキャッチコピーは『our dreams come true』、『緊張ではない、解放するスポーツだ』というものでした。初代モデルは、もともと第2期F1参戦を機に「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」との願いから開発された車であり、バブル景気絶頂期の1989年に発表、翌1990年9月14日の販売開始から2006年1月末までの16年間の長きにわたってフルモデルチェンジを行うことなく製造され、(フルモデルチェンジに相当する内容の改良は幾度となく行われた)2005年12月まで販売がなされました。当時市販自動車として類を見ない世界初の「オールアルミモノコック・ボディー」を採用していました。その特殊性から、大工場での産業用ロボットによる流れ作業製作ではなく、エンジン同様、生産は手作業で行っていたゆえに、日本車で唯一のスーパーカーとも評されたモデルです。
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「ザナルディ・エディション」はアレックス・ザナルディ氏が当時2年連続でCARTチャンピオンを獲得したことを記念し(エンジンはホンダ)発売された北米専用の特別仕様のNSX。
「アレックス・ザナルディ」氏とは1991年にジョーダンよりF1デビューを果たしたものの結果が出せず、CARTに転向して開花したイタリア人ドライバーで、97、98年と連続でホンダエンジンでチャンピオンを獲得。CARTチャンピオンのタイトルを手みやげに99年F1に戻ってきたものの不発。結局CARTに戻ったが、不運にも2001年9月の第16戦でクラッシュし、両足切断という重傷を負う。しかし翌年7月の第8戦、カナダのサーキットに元気な姿を見せ、03年秋にはレースドライバーとして見事復活した。
そしてアレックス・ザナルディエディションの変更ポイントは、BBS製ホイールやチタン製シフトノブ、ブラック内装が与えられている。
このNSXアレックスザナルディエディションはルーフの取り外しができない固定型ルーフでシングルペインリアウィンドウ、軽量リアスポイラー、軽量バッテリー、軽量BBSホイール、パワステ無しのステアリングが採用されています。
通常のNSXよりも68kg軽くなっており運動性能が向上しています。
オークションにおいての価格は、NSXアレックスザナルディエディション(#43)は現在760万円で入札。
ちなみに去年同じ個体(#44)が1300万円で落札されました。