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「ワイルド・スピードX2(原題: 2 Fast 2 Furious)」は、2003年に公開の「ワイルド・スピード」シリーズ第2作。マイアミを舞台に前作『ワイルド・スピード』と同じくストリートレース及びスポーツコンパクトを題材にした車好きを魅了した映画ですが、多くの日本国産のスポーツカーがカスタマイズされており、この映画に登場した車種は、大変人気となっています。そのため、現在は日本から海外へ輸出される中古車も多いようです。
以前、LAにて強盗団の潜入捜査をしていたブライアンだったが、彼らとの交流から生まれた友情と、警察官という職業、どちらを取るかに悩み、最終的には、強盗団のリーダーであったドミニクを故意に逃がした上、警察官の職を放棄して逃亡した為、追われる身となっていた。各地を逃亡しつつ、流れ着いた先のマイアミで、ストリートレーサーとして、カリスマ的存在になっていたブライアンであったが、ある夜のレース後に、警官隊によって連行されてしまう。連行された先には、LAでの強盗団捜査の指揮を執っていたFBI捜査官がおり、ブライアンの検挙は、この捜査官の指示によるものであった。これまでの罪を免除する見返りとして、貿易会社を装う麻薬組織の囮捜査を強要されてしまい、ブライアンは、旧友のローマン・ピアースをパートナーとして捜査に乗り出すのだった。
ボディカラーは、オレンジ。登場人物「ダーデン」の愛車。カマロと同様の経緯でローマンがこの車を手に入れた車。後半の登場シーンでは、カマロ同様シートを飛び出し可能に改造。こちらは上手く作動し、シートとドアごとロベルトをうまく海に飛び出させた。ポテンシャルとしては、劇中でブライアンが最高出力について「425ps」とアドバイスしていました。
「ダッジ・チャレンジャー」は、「プリムス・バラクーダ」のE-ボディをベースとして、ホイールベースを延長し、外装の薄板ボディへの変更など、大胆な変更が成されたモデルです。ボディ・デザインは1966年型の「ダッジ・チャージャー」をデザインした「カール・キャメロン」。そのデビューは1969年秋、兄弟車である「プリムス・バラクーダ」と共にに翌1970年型のニューモデルとしてデビューしています。クライスラー車のファンは、そのアグレッシブなスタイルを大歓迎しました。シンプルで飾り気が無い反面、スゴみのある「プリムス・バラクーダ」に対して、華やかでおしゃれな「ダッジ・チャレンジャー」というキャラクター性でした。
ボディバリエーションは、2ドアハードトップ、リアクォーターウインドーを固定式としたクーペの2ドア・デュピティハードトップ、そして2ドアコンバーチブルの3種。グレードはベースモデルの「チャレンジャー」、豪華装備モデルの「チャレンジャーSE」、スポーツモデルの「チャレンジャーR/T」、そしてSE装備を施したR/Tである「チャレンジャーR/T SE」の4種。
さらに限定モデルとして、この年からワークス参戦することが決定していたSCCAトランザムレース用ホモロゲ取得モデルの「チャレンジャーT/A」が用意されていました。
エンジンのバリエーションはベースモデル&SEにはスタンダードに225cu:in(145hp)の直列6気筒を搭載。オプションには318cu:in(230hp)、340cu:in(275hp)、383cu:in(290&330hp)のV型8気筒が用意されていました。対してR/Tのエンジンラインナップは専用が多く、383cu:in(335hp)をスタンダードに、340cu:in(275hp)、440cu:in(375hp)、440cu:in6パック(390hp)、そして426cu:inヘミ(425hp)の4種をオプションとして設定していました。
ビッグブロックをスタンダードとして搭載するという設定は、「スーパービー」&「ロードランナー」の成功で学んだ手法であり、唯一のスモールブロックとして340を設定していた理由は、軽快なハンドリングを好むユーザーを想定していたものであり、パワー的には最小だったものの最強の426ヘミと並んで15インチホイール&60タイヤを標準装備していたのが特徴です。一方、レースカーホモロゲモデルのT/Aですが、こちらはレース用としてのビルドアップを前提としていた専用の340を搭載。ただしキャブレターが市販車としての魅力を増すために2バレルキャブを3連装としたいわゆる6パックとなっていたのが特徴。スポーツグレードの「R/T(ロード&トラックの意)」についてですが、標準エンジンは335hpの383マグナムという専用が用意されていたこのグレードには、440マグナム、440 6PACK、そして426ヘミという強力なオプションが設定されていました。中でも426ヘミは、約3000ドルの車両本体価格に対して1000ドル近くもの追加コストを必要とした高価なオプションであり、生産台数は極めて少なかったのが特徴。また「A103」と呼ばれていたこの時代の426ヘミ・エンジンは、1966年モデルと共にデビューした「A102」ヘミのマイナーチェンジバージョンであり、ストリートヘミとしては最終型に相当していました。デザインは基本的に1964年にデビューした純レース用エンジンである「A864ヘミ・エンジン」をルーツとしているものの、この初期型はNASCARストックカーとNHRAスーパーストックを対象とした純レース仕様であり、基本デザインはともかくディテールは別物だったということです。
ストリートヘミ・エンジンのSAEグロス出力は425hp(圧縮比10.25:1)というスペック。それに対して「A864レースヘミ・エンジン」の実馬力は約550hp以上(圧縮比12.5:1)に達していたといわれており、そのスペック以上に使われていたパーツ自体が大きく違っていたのです。「A102/103ストリートヘミ・エンジン」を「A864/900/117」といった純レースヘミへとグレードアップすることは決して不可能ではなかったものの、最も重要なコンポーネンツだった残留応力歪みを除いたシリンダーブロックは、そう簡単に入手できるパーツではなかったということです。現在までアマチュアレースは別として、NASCARやNHRAのトップカテゴリーで活躍したヘミモデルは、紛れもなくワークスがビルドアップを手掛けたレースヘミのみです。