【S30型:280Z】Vilner(ヴィルナー)仕様・スペック

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【S30型:280Z】Vilner(ヴィルナー)仕様・スペック

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ジャガーを意識した造り込みで、先代モデルの「SR311型:フェアレディ」を凌ぐポテンシャルを備えたスポーツカーとして期待されて送り込まれた初代モデルの「フェアレディZ」。日本国内ではSUツインキャブレターを装備したSOHCのL20型と、当時の旧プリンス系で開発されスカイライン2000GT-Rに搭載されていたソレックスツインチョークキャブレターを3基装備したDOHCのS20型の2種類の直6 2.0 Lエンジンが設定されてデビューした「S30型:フェアレディZ」シリーズ。輸出仕様では、エンジンはL24→L26→L28へと変更されていくことになります。中でもL24搭載の「240Z」は、アメリカのモータースポーツで活躍しただけでなく、サファリラリーやTSレースなどにおいても大きな成功を収めました。そして、日本国内のみならず販売台数も世界的な大ヒットモデルとなりました。


「ダットサン(日産):フェアレディZ(S30)」:スペック

  • 年式:1972年モデル
  • 型式:HS30H型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,305mm × 1,690mm × 1,285mm
  • ホイールベース:2,305mm
  • トレッド(F/R):1,355mm / 1,345mm
  • 車両重量:1,010kg
  • エンジン型式:L24(240Z/240ZG) / L20(Z/Z-L) / S20(Z432)
  • エンジン形式:直列6気筒 SOHC SUツインキャブ / 直列6気筒 DOHC ソレックス製3連キャブ(Z432)
  • 排気量:2,393cc(L24)/ 1,998cc(L20) / 1,989cc(S20)
  • ボア×ストローク:87.0mm×73.7mm(L24)/ 78.0mm×69.7mm(L20)/ 82.0mm×62.8mm(S20)
  • 圧縮比:8.8(L24)/ 9.5(L20/S20)
  • 最高出力:150PS / 5,600rpm (L24)130PS / 6.000rpm(L20) / 160PS / 7,000rpm(S20)
  • 最大トルク:21.0kgm / 4,800rpm(L24)17.5kgm / 4.400rpm(L20) / 18.0kgm / 5.600rpm(S20)
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション(F/R):マクファーソンストラット / マクファーソンストラット
  • ブレーキ(F/R):ディスク / LTドラム
  • タイヤ(F/R):175HR14
  • 最高速度:210km/h
  • 0-400km/h加速:15.8秒
  • 0-100km/h加速:8.5秒

「ダットサン:280Z・Vilner(ヴィルナー)仕様」:スペック

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「S30型:フェアレディZ」も後期モデルとなると型式は「S31型」となり、エンジンもL28型エンジンを搭載しパワーアップ。そして、それに合わせてボディの剛性も向上しています。

「概要:ヒストリー」

この後期モデルの輸出仕様の「ダットサン:280Z」をインテリアのカスタムで知られる「Vilner」社がスペシャルモデルを製作。しかも、ベースモデルとなったのは「もとドイツの撃墜王が所有者だった」ということです。というのも、撃墜王とは戦闘機の「メッサーシュミット」に乗って活躍したドイツの「エリック・ハートマン」氏のこと。第二次世界大戦中に仲間からは「Bubi(ベイビーの意味)」として親しまれる反面、敵国からは「ブラックデビル」とあだ名されて恐れられ、実際に撃墜した連合国機の数はじつに352機を数えるテクニックを持っていたようです。しかし、戦争終了後に彼は戦犯として捉えられ、その後10年間ソ連の監獄で過ごし、出所後の1956年に西ドイツ空軍へと加入しています。その後1970年に退役し、1990年に寿命を迎えたそうですが、それまでにアメリカに住む機会があったそうで、その際に現地で一目惚れしてしまったのが「ダットサン:280Z(当時はカスタムされておらず、ボディカラーもノーマルのゴールドメタリック)」。

「モデル:スペック」

スペックについてですが、「ダットサン:280Z」は1976年式で、「エリック・ハートマン」一家がアメリカからドイツのハンブルクへと引き上げる際にもドイツへと運ばれることになり、その後は彼の自宅のリビングルームに(彼が戦時中に乗っていた戦闘機、メッサーシュミットBf109のパーツと一緒に)ずっと飾られていたそうです。

そして、経緯について「Vilner(ヴィルナー)」社のオーナーでもある「アタナス・ヴィルナー」氏が関心を示し、そのストーリーに創作意欲が掻き立てられることになって今回のカスタムプロジェクトが発足したということです。このボディカラーは「ヴィルナー・コバルト・マットメタリック(Vilner Cobalt Matt Metallic)」、そしてアクセントは「ヴィルナー・カッパー・ローズ(Vilner Copper Rose)」というカスタムペイントとなっています。しかもボディカラーを塗り替えるだけではなく各部は大きく作り直されており、前後バンパーは外された上でボディパネルはオーバーフェンダー、サイドステップなどをはじめスムージングされており、より「S30/S31:フェアレディZ」のボディシルエットが際立つカスタマイズが施されています。

フロントセクションにおいては、ヘッドライトはLEDへと変更されており、フロント下部までオーバーフェンダーが伸びており控えめなワークスタイプのオーバーフェンダーといえる形状です。

リアセクションは、テールランプはLED化され、リアのエンブレムはブラックに、そしてリアスポイラー、リアエンドにはF1スタイルのリアフォグランプも装着されています。

ボディサイドには、ウインカーが変更されて現代の「フェアレディZ」に採用されるものが流用されています。

またウインドウモールやCピラーのバッジ、ドアハンドルなどはグロスブラックにカスタマイズされ全体的にメッキパーツがなくなり、スッキリとしたシルエットにマットなカラー仕上げられています。

インテリアはブラックからヴィンテージレザーへと変更されていますが、その範囲はシートのみならずセンターコンソールやダッシュボードまでカスタマイズされています。

またカーペット、そしてシートのパイピング、ルーフライニングはボディカラーとマッチしたブルーが採用されています。シートやドアインナーパネル、ルーフライナーには波型のステッチが入り、ヘッドレストには「Vilner(ヴィルナー)」の20周年記念ロゴが入っています。

パワーユニットとなるエンジンも手が入り、ヘッドカバーにはポリッシュがかけられて点火系もパワーアップ。タワーバーも装着。エンジンルーム内も美しい仕上げが施されています。

「ダットサン:280Z」については、「Vilner(ヴィルナー)」は、「これまでのどの作品よりもコストと情熱がかけられている」とコメントしています。

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管理人:CIMASHIMA

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幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

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