【SSCトゥアタラ】市販車の世界最速アタックへ再び挑戦した結果

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【SSCトゥアタラ】市販車の世界最速アタックへ再び挑戦した結果

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世界最速の平均時速508.73km/h(311マイル)を記録したアメリカ産ハイパーカー「SSCトゥアタラ」。「ケーニグセグアゲーラRS」が当時記録を作ったネバダ州にある一般道を封鎖してのチャレンジで532.93 km / hを突破した事で世界を驚かせませしたがケーニグセグの映像とSSCとの映像を見比べて検証した所、とある不正疑惑が上がっていました。


「世界最速の記録発表について」

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アメリカのハイパーカーSSC トゥアタラがブガッティの記録を大幅に更新し、前人未到の316.11 mph(508.73km/h)を達成し、世界最速の量産車として発表。つい最近まで市販車の限界が300マイルでしたが、もうすでに300マイル程度では雑魚レベルで最低でも311マイル(時速500km/h)を突破しないことには世界最速の名を使うことは出来ません。
SSCトゥアタラ時速532km

左側がマイル表示、右側がキロ表示です。
かなり速いスーパーカーでも時速200km/h超えたあたりから上昇率が鈍化し320km/h程度で限界です。
このSSC トゥアタラは恐ろしい事に300km/h超えてもぐんぐん加速していき最終的には532k/hにまで到達しています。
SSC世界最速記録 (2)ちなみにこのネバダ州にある道路は2017年にケーニグが世界最速チャレンジを行った場所でアゲーラRSで平均447.19 km / h(277.87 mph)、単一方向で計測した最高速度457.94 km / h(284.55 mph)を記録しブガッティシロンSS300+が記録を破るまで世界最速の量産車でした。
SSCトゥアタラ世界最速 (3)SSCトゥアタラ世界最速 (1)時速300マイル以上出す最低条件に1500馬力を発揮するエンジンが必要です。
SSC トゥアタラには5.9リッターV8ツインターボエンジンが搭載されE85燃料使用時には1750馬力を発揮させます。世界最速記録の判定方法は2回走行した後の平均を出す規定になっています。SSC トゥアタラの1回目のチャレンジでは301.07 mph(484.53 km / h)でした。そして、2回目のチャレンジでは331.15 mph(532.93 km / h)を記録し、平均331.15 mph(508.73km/h)これが世界記録の量産車の速度として記録されました。これだけのスピードあれば空を余裕で飛ぶ事ができる速度ですが、路面と車体が真空状態でピッタリと張り付いている状態なので地上を走る事が可能です。理論上この速度域では余裕で逆さまに走行する事も可能です。
SSC世界最速記録 (3)SSC トゥアタラは世界限定100台でフルオプションで2億円もするハイパーカーで発表から発売まで10年掛かっています。時速500km/hに到達しSSC トゥアタラの記録を破る可能性がある車は既に発表されており、ケーニグセグジェスコアブソリュートとヘネシーヴェノムF5が今後製造され、この記録に挑戦しますが、最低でも時速508キロ以上出さないと記録を更新することは厳しいということになりました。


「SSC社のブランド規模へのコメント」

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SSCを創業したジェロド・シェルビー氏は電子メールで、「人々がSSCを見れば、屈強な競争相手がいるハイパーカーの領域で戦うのかと尋ねるだろう」とコメントし、「ダビデとゴリアテの戦い」での勝利のようだと世界記録樹立を振り返った。

「私たちの小さな組織が、はるかに大きなエンジニアリング・開発チーム、そしてもちろん巨額の予算を持つ確立されたブランドが達成できなかったことを達成したと思うと、今回の記録は本当にうれしい」と打ち明けた。

1998年に設立されたSSCの従業員はわずか24人。非公開企業の同社は以前、シェルビー・スーパーカーズと呼ばれていた。シェルビー氏は2019年の映画「フォードvsフェラーリ」で描かれたカーデザイナーのキャロル・シェルビー氏と名字が同じだが、血縁関係はない。エンジニアであるジェロド・シェルビー氏は1990年代前半には医療機器会社を共同設立していた。

ブガッティやケーニグセグ、ランボルギーニなどとは異なり、協力関係にある大きな自動車グループを持たないSSCの生産台数はごくわずかだ。トゥアタラは年20台程度のペースで、合計100台しか製造されない。

シェルビー氏によると、ブランド規模の小ささは資産だ。トゥアタラの設計・開発過程を通じて、SSCの従業員はテスト結果によって設計変更が必要と分かった場合はいつでもリアルタイムで決定と調整を行うことができた。大きな組織なら簡単なデザイン変更を決めるだけで、数週間から数カ月間にわたる官僚的なたらい回しに直面することもあり得る。

部品や組み立てに変更が必要と分かると「数時間以内に新たに設計された部品をマシンに搭載」し、翌日には走行する車でテストしてきたのだとシェルビー氏は説明した。

SSC車は以前にも世界記録を打ち立てたことがある。ギネスワールドレコーズは2007年、SSC「アルティメットエアロ」を世界最速のプロダクションカーと認定。この車の平均トップスピードは時速256.18マイルだった。

ニュージーランドに生息するトカゲにちなんで名付けられたトゥアタラがもたらした世界記録について、シェルビー氏は「会社をガレージで始めたときは夢見るだけだったこの勝利の知らせを本拠地であるワシントン州に持ち帰れば、今回の成功はさらに素晴らしいものになる」と電子メールで伝えてくれた。


「世界最速不正疑惑についての検証」

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検証したビデオはたくさん出ていますが要するに、Googleマップから一部分析されたデータを見ると、速度と移動した距離と一致していない事やSSCが公開した公式ビデオの車のカウンターの表示がぼやけていることやテレメトリデータと画面に表示される内容との不一致などユーチューバーに指摘されSSC公式インスタグラムは大炎上し先ほどまでコメント欄を封鎖しました。この不正疑惑にSSCは「ビデオ制作会社DrivenStudiosと共同でこのビデオを作りましたが、編集ミスの間違いでビデオ上のデーターロガーの数値は間違っていたが、世界記録は正しかった。混乱させて申し訳ありませんでした。」と謝罪と共にタイヤの空気圧や詳細なデータを発表。


「世界最速アタックへの再挑戦の結果」

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そして今回、改めて世界最速アタックを行うことに。証人として招待されたユーチューバーはShmee150、Robert Mitchell、MishaCharoudinの3人でしたが、感染拡大問題の為、実際に立ち会ったのはRobert Mitchellさん一人だけ。12月13日に本番を行う為、12日はテストランの予定でしたが当日は雨で中止。
そして、日曜日にテストと本番同時に行う予定でした。さすがに300マイルを超える超高速域での連続走行はエンジンに非常に強い負荷を与え、2つのスパークプラグが故障しブースト機能も壊れていました。ですがこの状態ですら「SSCトゥアタラ」は驚異の時速251マイル(403km/h)を突破していました。本当に平均時速503km/h出せたのかまだ不明ですが、かなり速い車という事は間違いないのかもしれません。

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