【バレットオークション】ポールウォーカーのR32GTRのスペック

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【バレットオークション】ポールウォーカーのR32GTRのスペック

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映画「ワイルド・スピード(Fast And Furious)」で「ブライアン・オコナー」役として出演した故「ポール・ウォーカー」が所有していたカーコレクション21台を、2020年1月にスコッツデールにおいて開催される「バレット・ジャクソンオークション」に出品することが決定していますが、その中でも注目されているのが、1989年式の日産「スカイラインGT-R R32レースカー(Nissan Skyline GT-R R32 Race Car)」です。まずは、「R32型:スカイラインGT-R」のストーリーを振り返ってみましょう。


「R32型:スカイラインGT-R」:ストーリー

破竹の49連勝という金字塔を打ち立てスカイライン伝説を築いた「スカイラインGT-R(KPGC10 / PGC10:ハコスカGTR)」、そして「S20型」エンジンを搭載し、「GT-R」のバッジを与えられながらも大きくなったボディ、排ガス規制、「マツダ」のロータリー搭載マシンの台頭などによってモータースポーツへの参戦はおろか、わずか197台ともいわれる生産台数から幻ともいわれた2代目「GT-R(KPGC110:ケンメリGTR)」のあと、「GT-R」登場の噂はあっても実現しないまま時代は過ぎてしまっていました。その間、スカイラインは「ターボ」の搭載、「DOHC」の熟成、サスペンションシステムなど電子制御の精度向上などによって「GT-R」の復活に向けてことを進めていました。そして、「昭和」が終わった1989年(平成元年)に8代目の「スカイライン」へのモデルチェンジとともに、3代目「GT-R(BNR32)」が登場しました。「ATTESA E-TS」、「Super HICAS」といった当時の最新デバイスに加え、エンジンに専用設計された「RB26DETT型」を搭載していることに加えて、「R32 GT-R」は、「日産・フェアレディZ(Z32型)」、「インフィニティ・Q45(G50型)」とともに、日本初の300PS車としてトリオで発売される予定でした。しかし、当時の諸事情により実施された自動車馬力規制により、いずれも日本向けは280PSとされてのデビューとなっていました。


「GT-Rの特徴」

専用開発された「RB26DETT型」エンジンの排気量は、2.6Lという当時としては“中途半端な”排気量設定がされていますが、これは当時のグループA規格で行われていた日本のツーリングカーレースの最高峰、「全日本ツーリングカー選手権(JTC)」のレギュレーションに対応させたことが理由でした。いわば、レースで勝利するために開発された市販エンジンだったのです。しかも「ハコスカ/ケンメリ」の「S20型」エンジン同様にモータースポーツ参戦を前提に開発されていたものであったため、市販車の平均的な水準をはるかに上回るエンジン強度を誇り、出力も280PS/36kgf·mを達成するなど非常に強力なエンジンとなっています。ちなみに「RB26DETT」の意味は、Response Balance 2600cc DOHC Electronic Twin Turboの英字の頭文字をとった言葉です。

足回りも「ATTESA E-TS」・「Super HICAS」を搭載し、FRから4WDとなっており、ATTESA E-TSは、基本的には後輪を駆動させ、前後4輪の車輪速度センサにより、トルクを前輪に0:100 – 50:50の範囲で配分するためコーナリングでは、後輪駆動車のような走りが可能となっていました。なお、エクステリアデザインにおけるGT系の標準モデルとの違いは、専用16インチアルミ鍛造ホイール、前後フェンダーの拡幅化、アルミ製フロントフェンダーおよびアルミボンネット採用、フロントグリルの追加、専用フロントバンパー、専用リアウィングが挙げられます。


  • 「スカイライン GT-R(BNR32型)」:スペック

  • 年式:1989年
  • 型式:BNR32
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,545mm × 1,755mm × 1,340mm
  • ホイールベース:2,615mm
  • トレッド(F/R):1,480mm / 1,480mm
  • 車両重量:1,430kg
  • エンジン型式:RB26DETT
  • エンジン形式:直列6気筒直 DOHC 24バルブ IC ツインターボ
  • 排気量:2,568cc
  • ボア × ストローク:86.0mm × 73.7mm
  • 圧縮比:8.5
  • 最高出力:206kW(280ps) / 6,800rpm
  • 最大トルク:353N・m(36.0kgm) / 4,400rpm
  • サスペンションシステム(F/R):マルチリンク
  • ブレーキシステム(F/R):ポットベンチレーテッドディスク
  • タイヤサイズ(F/R):225-50-R16 92V

「モータースポーツでの活躍」

1990年にはグループA参戦マシンのホモロゲーション用モデルとして500台限定で「GT-R NISMO」が発売され、同年より「R31型:スカイラインGTS-R」に替わり参戦した全日本ツーリングカー選手権においてデビューウィンを果たしました。参戦初年度でありながら、年間を通してカルソニックスカイラインを代表とする「GT-R」の強さを印象付け、世界中で最強を誇っていた「フォード・シエラRS500」を全日本選手権から駆逐し日本国内のみならず、日本国外の自動車レースも席巻しました。なんとレースの戦績は、1990年の初戦からJTCというカテゴリーが終了する1993年まで無敗を誇り、最終的に29連勝という偉業を成し遂げています。


「R32型:スカイラインGT-Rレースカー・ポール・ウォーカー仕様」:スペック

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今回、「バレットジャクソン・オークション」に出品される予定の「スカイラインGT-R R32レースカー」は、オリジナルモデルからハードなチューニングが施されています。


「エクステリアデザイン・シンプル仕様」

リアのスポイラーは取り外し、ボディカラーはグレー系(Gun Grey Metallic)をペイントした仕様。

ホイールは社外製となるEnkei RPF1アルミホイールを装着し、ブレーキシステムにはエンドレス製ブレーキキャリパーを装備しています。


「パワーユニット:RB26DETT改」

パワートレインは、名機と言われる排気量2.6L RB26DETT直列6気筒エンジンを搭載しています。エンジンルームは、タワーバー、パワーフィルター、調整式ショックが目につきます。

エンジンチューニングはどの程度施されているのかは不明。駆動方式はATTESSA(四輪駆動)システム、トランスミッションは5速MTを搭載します。


「インテリア:レーシーな仕様」

ラジオやエアコン、助手席、ツールキット、サンルーフといった装備は一切排除し、約91kgの軽量化。

加えてフルロールケージやSparco製レーシングシート、消火器といったパーツが装備されてボディ補強、レースに必須なパーツが装着。


「R32型:スカイラインGT-Rレースカー・ポール・ウォーカー仕様」:価値

予想落札価格は明らかにされていませんが、従来の「スカイラインGT-R R32」で1,000万円近い価格帯にて取引されていますから、確実に数千万円クラスでの取引が行われると予想されていましたが、落札価格は、1,100万円にて決定されました。


「バレットジャクソンオークション」:その他の出品車

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なお、今回開催されるオークションでは、国産モデルはもちろんのこと、欧州車やアメ車といった幅広いジャンルのモデルが出品されるとのことで、1988年式と1991年式のE30世代となるBMW「M3」(改造モデル)等、ワイスピ・ポールマニアにはたまらないモデルばかりとなります。それ以外にも、1963年式のシボレー「ノヴァ・ワゴン」や、1964年式のシボレー「シェベル・ワゴン」、1995年式のフォード「ブロンコ」、そして2013年式フォード「マスタング・ボス302S」といったマッスルカーも数多く出品されます。

なお彼のカーコレクション一覧は以下の通りとなっています。

・1963年式シボレー「ノヴァ・ワゴン(Chevrolet Nova Wagon)」
・1964年式シボレー「シェヴェル・ワゴン(Chevrolet Chevelle Wagon)」
・1967年式シボレー「Ⅱノヴァ(Chevrolet II Nova)」
・1988年式BMW「M3 E30」
・1989年式日産「スカイラインR32レースカー(Nissan R32 Skyline Race Car)」
・1991年式BMW「M3 E30クーペ」
・1995年式BMW「M3 E36ライトウェイトモデル」
・1995年式BMW「M3 E36ライトウェイトモデル」
・1995年式BMW「M3 E36ライトウェイトモデル」
・1995年式BMW「M3 E36ライトウェイトモデル」
・1995年式BMW「M3 E36ライトウェイトモデル–Factory LTW wing and race-livery delete」
・1995年式フォード「ブロンコ(Ford Bronco SUV)」
・2000年式アウディ「S4(Audi S4)」
・2003年式フォード「F250ピックアップ(Ford F250 Pickup)」
・2004年式GMC「シエラ1500ピックアップ(GMC Sierra 1500 Pickup)」
・2005年式ハーレーダビッドソン「RSモーターサイクル(Harley-Davidson RS Motorcycle)」
・2006年式トヨタ「タンドラ・ピックアップ(Toyota Tundra Pickup)」
・2008年式スズキ「モーターサイクル(Suzuki Motorcycle)」
・2009年式日産「フェアレディZ 370Z(Nissan 370Z)」
・2011年式BMW「Motorcycle」
・2013年式フォード「マスタング・ボス302Sレースカー(Ford Mustang Boss 302S Race Car)」

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