【ホンダ CBR400RR】時代に翻弄された悲運のレプリカ系譜

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【ホンダ CBR400RR】時代に翻弄された悲運のレプリカ系譜

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「ホンダ」のV型4気筒レーサーは、サーキットで成功を収めるとどまらず、公道においても4ストレーサーレプリカとしての王者ともいえる存在と成長していきました。しあし、その一方インラインフォアの「ホンダ CBR400R」は、ストリートに特化した斬新な設計を盛り込み登場したものの、レーサーレプリカ至上主義へ偏向していく時代においてインパクトは小さいものとなっていました。そこで、ハイスペックなパワーユニットw搭載することになりました。「高回転型カムギアトレーン」の水冷エンジンに、軽量、高剛性の目の字断面の「アルミツインチューブフレーム」、「ワイドアルミスイングアーム」、「プロリンクサス」などレーサーレプリカと遜色のない装備を生かし、「R」をもうひとつ追加してレーサーレプリカに大変身(型式はCBR400Rと同じNC23)したのでした。エンジンはヘッドを新設計し、ロッカーアームを介さない直動式に変更され、バルブやキャブの大径化、水冷オイルクーラーシステム、アルミサイレンサーなどが新たに追加採用されポテンシャルをアップさせ、コンパクトにまとめられた6ピース構造のフェアリングや、シングルシート風のシートカウルのデザインもレプリカ時代が求めていたものに応えたパッケージでした。


「CBR 400RR(NC23型)」:1988年1月19日発売・販売価格:699,000円

カラーリング:「テラブルー×ファイティングレッド」

カラーリング:「グラニットブルーメタリック」

カラーリング:「セイシェルナイトブルー×パールクリスタルホワイト」:1988年7月1日発売・販売価格:699,000円


「CBR 400RR(NC23型)」:スペック

  • エンジン型式:水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ
  • 総排気量(内径×行程):399cc(55mm×42mm)
  • 最高出力:59ps/125,00rpm
  • 最大トルク:4.0㎏-m/10,000rpm
  • 圧縮比:11.3
  • 変速機:6速リターン
  • 全長×全幅×全高:2,020mm × 690mm × 1,110mm
  • 軸距離:1,370mm
  • 乾燥重量:162kg
  • 燃料タンク容量:15L
  • タイヤ前・後:120/60-17・150/60-18

「CBR 400RR(NC23型)」:1988年12月10日発売・販売価格:699,000円

カラーリングを変更し、ブラック系のみアンダーカウルに書かれていた「Hurricane(ハリケーン)」の文字がなくなっています。また、1989年6月ごろに新色の「パールクリスタルホワイト×テラブルー×セーシェルナイトブルー」を追加し、3色のラインナップです。 

カラーリング:「パールクリスタルホワイト×テラブルー×ファイティングレッド」

カラーリング:「グラニットブルーメタリック×ブリッツグレーメタリック」

カラーリング:「パールクリスタルホワイト×テラブルー×セーシェルナイトブルー」


「CBR400RR(NC29型)」:1990年3月19日発売・販売価格:699,000円

エアクリーナーからキャブ、吸気ポートまでをほぼ一直線化し、新型ニュースラントキャブやコンピュータ制御のPGMイグニッションの新採用、軽量化されたニューピストン、シリンダーとアッパークランクケースの一体化などによってエンジンを大幅に変更しました。あわせてフレームも「LCG(Low Center of Gravity=低重心)ツインチューブアルミフレーム」となり、スイングアームはキャスティックガルアーム、ホイールは6本スポークのアルミホイールなど最初にして最後のフルモデルチェンジを行なったモデルです。

カラーリング:「グラニットブルーメタリック×ワンダーライトシルバーメタリック」

カラーリング:「ファイティングレッド×パールクリスタルホワイト」


「CBR400RR(NC29型)」:スペック

  • エンジン型式:水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ
  • 総排気量(内径×行程):399cc(55mm×42mm)
  • 最高出力:59ps/13,000rpm
  • 最大トルク:4.0㎏-m/10,000rpm
  • 圧縮比:11.3
  • 変速機:6速リターン
  • 全長×全幅×全高:1,990mm × 670mm × 1,080mm
  • 軸距離:1,365mm
  • 乾燥重量:162kg
  • 燃料タンク容量:15L
  • タイヤ前・後:120/60-17・150/60-18

「CBR400RR(NC29型)」:1990年6月1日発売・販売価格:699,000円 

カラーリング:「パッションレッド×ヘビーグレーメタリックU」


「CBR400RR(NC29型)」:1991年1月25日発売・販売価格:699,000円 

カラーリングを「パッションレッド×ヘビーグレーメタリックU」に代わり、新色の「グラニットブルーメタリック×ヘビーグレーメタリック」を追加しています。


「CBR400RR(NC29型)」:1992年4月7日発売・販売価格:710,000円 

ブラッシュ模様を採用した新グラフィックのカラーリングに変更されるにとどまっています。

カラーリング:「パールクリスタルホワイト×ディオニサスブル−」

カラーリング:「ピュアブラック」


「CBR400RR(NC29型)」:1993年12月15日発売・販売価格:739,000円

最終型のモデルはカラーリングの変更と、新馬力自主規制値に合わせ、カム形状、吸排気系、圧縮比を変更し、中低速でのトルク特性やレスポンスを向上させた仕様となっていました。フロントウインカーにポジションランプが内蔵され、バックミラーは曲面率の変更により後方視界を広げるとどまりました。レーサー志向から取り回しがしやすく、扱いやすいマシンに仕上げられていました。

カラーリング:「ロスホワイト×ジョーケイブルーメタリック」

カラーリング:「スパークラーブラックパール×プロシオンレッドメタリック」


「CBR400RR(NC29型)」:スペック

  • エンジン型式:水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ
  • 総排気量(内径×行程):399cc(55mm×42mm)
  • 最高出力:53ps/13,000rpm
  • 最大トルク:3.6㎏-m/10,000rpm
  • 圧縮比:11.7
  • 変速機:6速リターン
  • 全長×全幅×全高:1,990mm × 670mm × 1,080mm
  • 軸距離:1,365mm
  • 乾燥重量:163kg
  • 燃料タンク容量:15L
  • タイヤ前・後:120/60-17・150/60-18

「中古価格」

「NC23型」:75万円~ASK

「NC29型」:45万円~100万円

酷使された個体も多くどちらも希少モデルとなっており、現存する個体数で状態の良いものは激減している状況です。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。