【スカイライン】日産ヘリテージコレクションで伝説を垣間見る 1

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【スカイライン】日産ヘリテージコレクションで伝説を垣間見る 1

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約300台もの車両展示にくわえ、「日産」の歴史を目の当たりにすることができる「日産ヘリテージコレクション」が、座間事業所内において開設されました。 ここには、古くは1930年代の生産車からモータースポーツで活躍した車両まで、幅広いクルマを展示しています。「日産」の歴史を知るには最適なコレクションホールになっているのです。 「日産」の歴史において外すことのできない「スカイライン」シリーズのヒストリーは、「日産」の歴史に多大の影響を与えてきました。初代モデルから1970年代の「ジャパン(C210系)」までを見てみましょう。主力モデルの「スカイライン」の歴史を振り返るとき初代モデルは、「技術の日産」そのものの性能を備えたスポーティモデルでした。


「スカイライン デラックス:1957年」

今や日本の名車となった「スカイライン」がデビューしたのは、1957年4月のことでした。「プリンスセダン」の後継モデルとして開発が行われ、当時のアメリカで流行していたエクステリアデザインといえるアメリカ車風のテールフィン、ボディサイドにはクロームメッキなどを採用し、華やかさを押し出したスタイリングで話題となったモデルでした。 搭載されたエンジンは、60馬力を絞り出す「GA30型」で直列4気筒OHVで、排気量は1,484ccとなっていました。ポテンシャルは、最高速度:125kn/hをマークし、性能の高さをアピールしました。革新的なメカニズムを採用する「スカイライン」は、2スピードワイパーやド・ディオン式のリアサスペンションシステムを採用していました。

「スカイライン デラックス:1957年」:スペック

  • 年式:1957年
  • 型式:ALSID-1
  • 全長:4,280mm
  • 全幅:1,675mm
  • 全高:1,535mm
  • ホイールベース:2,535mm
  • トレッド(前/後):1,340/1,380mm
  • 車両重量:1,310kg
  • エンジン型式:GA30
  • エンジン形式:水冷直列4気筒 OHV
  • 排気量:1,484cc
  • 最高出力:44kW(60ps)/4,400rpm
  • 最大トルク:105N・m(10.75kgm)/3,200rpm
  • サスペンション(前/後):ダブルウィシュボーン/ド・ディオン・アクスル
  • ブレーキ(前/後):ドラム/ドラム
  • タイヤ:6.40-14-4PR

「スカイライン 2000GT:1965年」

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1964年に発売された「スカイラインGT」のパワーアップバージョンとして1965年に登場したモデルが「スカイライン2000GT」でした。ウェバー製キャブレターを3連装し、最高出力:125psをマークし、180km/hの最高速度をマークするポテンシャルを備えていました。「GT(グランドツーリングカー)」の称号にふさわしいスペックを持ち合わせていたのです。シャシーは強化され、ブレーキもディスクブレーキに変更、スタビライザーを前後に装着し、トランスミッションはシンクロ化を施し、「羊の皮を着た狼」という名文句をカタログに記していたモデルです。

「スカイライン 2000GT:1965年」:スペック

  • 年式:1965年
  • 型式:S54B-2
  • 全長:4,255mm
  • 全幅:1,495mm
  • 全高:1,410mm
  • ホイールベース:2,590mm
  • トレッド(前/後):1,265/1,255mm
  • 車両重量:1,070kg
  • エンジン型式:G7型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒 OHC
  • キャブレター:ウェーバー40DCOE ×3
  • 排気量:1,988cc
  • 最高出力:92kW(125ps)/5,600rpm
  • 最大トルク:167N・m(17.0kgm)/4,400rpm
  • サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/リーフリジッドトルクロッド付
  • ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
  • タイヤ:5.60-13 6PR

「スカイライン 2000GT-R(PGC10型):1969年」

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打倒ポルシェを旗印に開発されたプロトタイプレーシングカー「R380」の血統を受け継ぐモデルが「スカイライン 2000GT-R(PGC10型)」でした。ツーリングカーレースで戦うために生まれたこの「スカイライン 2000GT-R」は、「R380」用エンジンを市販車用に再設計した「S20」型エンジンが搭載され、量産車世界初となる4バルブDOHC機構が採用されており、最高出力:160ps、最大トルク:18kgmというパワーを発揮しました。 発売から3ヶ月後には JAFグランプリに出場し、デビューウインしています。その後も2ドアモデルの「スカイラインHT 2000GT-R(KPGC10型)」が追加モデルとして登場し連勝を続け、49連勝、通算52勝をあげている伝説の名車です。

「スカイライン 2000GT-R(PGC10型)1969年」:スペック

  • 年式:1969年
  • 型式:PGC10
  • 全長:4,395mm
  • 全幅:1,610mm
  • 全高:1,385mm
  • ホイールベース:2,640mm
  • トレッド(前/後):1,370/1,365mm
  • 車両重量:1,120kg
  • エンジン形式:S20型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒 DOHC 4バルブ
  • 排気量:1,989cc
  • 最高出力:118kW(160ps)/7,000rpm
  • 最大トルク:177N・m(18.0kgm)/7,000rpm
  • サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
  • タイヤ:6.45H-14-4PR

「スカイライン2000GT-R 1969JAFグランプリ優勝車仕様」:スペック

  • 年式:1969年
  • 型式:PGC10
  • 全長:4,395mm
  • 全幅:1,610mm
  • 全高:1,385mm
  • ホイールベース:2,640mm
  • トレッド(前/後):1,370/1,365mm
  • 車両重量:980kg
  • エンジン型式:S20型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒 DOHC 4バルブ
  • 排気量:1,989cc
  • 最高出力:154kW(210ps)/8,000rpm
  • 最大トルク:196N・m(20.0kgm)/6,000rpm
  • サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
  • タイヤ:475-10.00-14/475-11.30-14

「スカイライン 2000GT-R(KPGC110型):1973年」

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  •  4代目スカイラインとなったモデルは「ケンメリ」としての愛称で今でも人気のモデルです。ケンとメリーのスカイラインというCMからこの愛称がつき、市販車両の2000GTは人気モデルとして君臨しました。 そのハイパワースペックバージョン、ツーリングカーレースへの参戦を視野にいれ開発されたのがこの2代目モデルの「スカイライン 2000GT-R(KPGC110型)」です。しかし、レースへの参加が行われず、市販車としての販売も発売から4ヶ月で打ち切られ、200台足らず(193台ともいわれています)の生産となり幻のGT-Rと呼ばれているモデルです。 先代の「KPGC10型 / PGC10型:GT-R(通称:ハコスカ)」より進化した機能は、4輪ディスクブレーキ採用や、吸気エアダクトの装着など明らかにグレードアップした性能が与えられていました。 エクステリアデザインも、メッシュタイプのフロントグリルの採用、オーバーフェンダー、リアスポイラーが標準装備されるなど、”R”はハイスペックモデルの証として広く認知されるようになったモデルです。

「スカイライン 2000GT-R(KPGC110型)1973年」:スペック

  • 年式:1973年
  • 型式:KPGC110
  • 全長:4,460mm
  • 全幅:1,695mm
  • 全高:1,380mm
  • ホイールベース:2,610mm
  • トレッド(前/後):1,395/1,375mm
  • 車両重量:1,145kg
  • エンジン型式:S20型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒 DOHC 4バルブ
  • 排気量:1,989cc
  • 最高出力:118kW(160ps)/7,000rpm
  • 最大トルク:177N・m(18.0kgm)/5,600rpm
  • サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(前/後):ディスク/ディスク
  • タイヤ:175HR-14

「スカイライン 2000GT-R レーシングコンセプト」

1972年の「東京モーターショー」に出展された「スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト」は幻のレーシングGT-Rとして語り継がれることになったモデルですが、実戦投入されることはなくとも強烈なインパクトを与えたモデルでした。


「スカイライン 2000GT-E-L(HGC211型):1979年」

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1977年に発売された5代目スカイラインは、4代目モデルの「ケンメリ(C110型系)」の後期モデルから厳しくなった排気ガス規制をクリアするためにキャブレターからインジェクションへと変更した「L20E」型エンジンを搭載していますが、型式は「C210(翌年発売されたのはC211型)」型へと変更されました。 「ハコスカ」「ケンメリ」と歴代スカイラインが愛称で呼ばれていたこともあり、この5代目には広告キャンペーンの「SKYLINE JAPAN」からとった「ジャパン」の愛称がつけられているモデルです。 この「ジャパン」からはリモートコントロールフェンダーミラーやヘッドランプクリーナー、オーバーヘッドコンソールなど先進的な装備が採用されていました。

「スカイライン 2000GT-E-L(HGC211型):1979年」:スペック

  • 年式:1979年
  • 型式:HGC211
  • 全長:4,600mm
  • 全幅:1,625mm
  • 全高:1,390mm
  • ホイールベース:2,615mm
  • トレッド(前/後):1,370/1,350mm
  • 車両重量:1,190kg
  • エンジン型式:L20E型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒 SOHC 2バルブ
  • 排気量:1,998cc
  • 最高出力:96kW(130ps)/6,000rpm
  • 最大トルク:167N・m(17.0kgm)/4,000rpm
  • サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
  • タイヤ:185-70HR-14

「日産ヘリテージコレクション」:見学プログラム

スカイラインの歴史は日産の歴史を語るうえで、そして日本のモータースポーツ史においても大きな影響を現在でも与えている存在です。そのようなヒストリーを見学してみてはいかがでしょうか。

  • 実施日:カレンダーにて確認
  • 見学時間:
  • AM10:00~PM12:00  40名様まで       
  • PM14:00~PM16:00  40名様まで
  • 見学対象:中学生以下は保護者の引率が必要
  • 見学テーマ:日産の80年の歴史/日産の技術の歴史/日産のデザインの歴史
  • 見学内容:ビデオ上映・説明約20分/ガイド形式での記念庫見学約25分/自由時間45分/アンケート記入5分 
  • ※見学内容は予告なく変更になる場合あり
  • 申し込み:下記アドレスの応募フォームより受付。先着順。
  • ※見学、見学予約に関して注意事項があるので、詳細内容を日産ヘリテージコレクションのホームページでご確認ください。

    https://nissan-heritage-collection.com/ 

    日産ヘリテージコレクション 問い合わせ:日産自動車株式会社 座間事業所 座間統括課 TEL046-298-4355 受付時間:月~金 AM10:00~PM16:00(PM12:30~PM13:30を除く)

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。