「KAWASAKI・350SS」 世界最高リッター130PS!

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「KAWASAKI・350SS」 世界最高リッター130PS!

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1971年「KAWASAKI・350SS」が登場することになります。

なんとパワーは、「リッター130PS」という実力です。

このパワーは今の車で同レベルというと「フェラーリ458:126PS/L」、「フェラーリ458・スペチアーレ:134PS/L」で、「フェラーリ」のエンジンくらいです。

国産車であれば、「ホンダ・S2000:125PS/L」というスペックです。

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(出典:http://moto.webike.net)

「KAWASAKI・350SS」に搭載されたエンジン「最大出力:45PS/8,000rpm」のパワーの実力が分かりますね。しかも、車重は148kgです。

実際、当時のライバルマシンは「ホンダ・CB35:36PS/10,500rpm」、「ヤマハ・RX350:36PS/7,000rpm」など、いかに「KAWASAKI・350SS」が圧倒的なパワーを秘めていたのかが分かります。

その上、デザインも前傾姿勢の独特のフォルムでした。

 

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  • 「スタイリングデザイン」

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(出典:http://win-pmc.com)

「KAWASAKI・350SS」(S2型)に与えられたフォルムは、前傾姿勢のアグレッシブなデザインでした。

しかし、そのデザインからは、予想だにしないコンパクトな車体サイズを数値から見ることができます。

全長×全幅×全高は、それぞれ2,010mm × 800mm × 1,095mmとなっており、ライバルマシンに比べると最小マシンなのです。

しかし、ホイールベースは1,330mmとなっており、ライバルと比較すると全長とホイールベースの比率を見ると、いかに細長いマシンになっているかということです。

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(出典:http://win-pmc.com)

しかも、620mmのシートとヒップアップテールとなったリア周りによって、そしてバックステップなみの後方に取り付けられたステップによって、アグレッシブなスタイリングデザインとなっています。

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(出典:http://win-pmc.com)

さらに、エンジンの幅が470mmとなっておりフレームからむき出したエンジンがパワフルさやカワサキの硬派なイメージを印象付けるものとなっています。

 

  • 2STトリプルエンジン

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(出典:http://win-pmc.com)

120°クランクを備えた2ST3気筒のエンジンは、「マッハIII・500SS」とは異なっていました。「500SS」はインジェントルーブの潤滑方式であるのに対して「マッハII・350SS」は、スーパールーブの潤滑方式を採用していました。

この潤滑方式にすることによって、シンプルで正確な潤滑を可能としエンジンの焼き付き防止の向上を図っていました。

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(出典:http://win-pmc.com)

また点火システムもポイントバッテリー点火システム、レギュレーターはSVR方式を採用していたために、常時安定した点火性能を維持できるようにし、オルタネーターシャフトの左に点火ポイントを配置していました。

こうしたシステムからエンジンは、「500SS」のスケールダウンというよりも「350SS」専用設計が施されたエンジンだったということです。

そして、高回転寄りにセッティングされた排気量346ccのエンジンは、最大出力:45PS/8,000rpm、最大トルク:4.25kgm/7,000rpmとなっています。

 

  • ポテンシャルは、やはり「MACH」

 

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(出典:wikipedia)

「マッハIII・500SS」が「曲がらない・止まらない・まっすぐ走らない」といわれ、「じゃじゃ馬」として知られていましたが、やはり「マッハII・350SS」も兄弟、車重:148kgに45/8,000rpmのピーキーパワーに前後ドラムブレーキで同じ特性を示しました。

加えて、全開で走ろうとすると1-3速までフロントリフトするというウィリーマシンという「じゃじゃ馬」ぶりを発揮していたのでした。

そして、空冷2STトリプル独特の排気音と白煙によって、公表値で最高速度179km/h、0-400m加速は13.6秒のポテンシャルを発揮していたのでした。

このポテンシャルによって「マッハIII・500SS」よりもトータルバランスに優れたマシンとして高い評価を受けたマシンでもあります。


  • 雨天時に牙をむく「S2T型」

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(出典:wikipedia)

1973年2月になると、メッキフェンダーを採用し、「500SS」同様のカラーリングとタンク、シートのデザインを採用した「S2T型」としてマイナーチェンジを施しています。

またエンジンは、最大出力:44PS、最大トルク:4.0kgmとパワーを落としたもののライバルモデルとは10PSのパワー差があり「じゃじゃ馬」特性は変わっていません。

とりわけ、変更のポイントとなっているのは、前後ドラムブレーキだった「350SS・S1型」からフロントが油圧式シングルディスクブレーキに変更された点です。

これによって大幅なストッピングパワーを手に入れ、動力性能も向上したかに思えました。

しかし、雨天時には、ディスクブレーキは以前のドラムブレーキよりも効きが悪いといわれるほど、ドライコンディションと性能差が出るものでした。それでも「MACH」シリーズゆえに許される特性だったのかもしれません。

1974年:「400SS」へと排気量アップされることになります。

 

  • 「KAWASAKI・350SS(S2型)」スペック

  • 全長 × 全幅 × 全高:2,010mm × 800mm × 1,095mm
  • ホイールベース:1,330mm
  • キャスター角度 / トレール: 62° / 110mm
  • エンジン:空冷2サイクル3気筒
  • 排気量 / ボア × ストローク: 346.2cc / 53.0mm × 52.3mm
  • 最大出力: 45PS / 8,000rpm
  • 最大トルク: 4.25kgm / 7,000rpm
  • サスペンション(F/R):テレスコピック / スイングアーム
  • ブレーキ(F/R):ドラム
  • 車体重量:148kg

 

  • カスタム

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(出典:blog.yahoo.co.jp)

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(出典:http://moto.webike.net)

 

  • 現在の中古車相場

100万円以上のプレミア価格で取引されている「マッハII・350SS(S2型)」ですが、タマ数は非常に少なく市場で流通することも稀な状態となっています。

「マッハIII・500SS(H1型)」同様に「マッハII・350SS(S2型)」も「じゃじゃ馬」として乗り手を選ぶ、カワサキの名車といえるでしょう。

あの2STトリプルエンジンの空気を震わせる独特の音と振動とチャンバーから吐き出される白煙は、カワサキ「マッハ」シリーズの象徴ですね。

 

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。