【トヨタ 4ドア GTシリーズ】ツインカム搭載のFR車 まとめ

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【トヨタ 4ドア GTシリーズ】ツインカム搭載のFR車 まとめ

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日本における「羊の皮を被った狼」たるマシンといえば、多くの人が「プリンス スカイライン」の「スカイライン 2000GT-B(S54B型)」を思い起こす方が多いかもしれません。そして、「ハコスカGT-R(PGC10型)」へと続き、「4ドアGTマシン」は日産のイメージが強いと言われるかもしれません。しかし、「トヨタ自動車」においても「羊の皮を被った狼」といえるFRモデルの「4ドアGT」シリーズが存在しました。そんな走りを意識した「トヨタ 4ドア GTシリーズ」モデルを振り返ってみましょう。


「足のいいやつ」:「カリーナ」

  • (出典:cartown.jp)

その「4ドアGT」マシンにおいてトヨタ・ツインカムエンジンを搭載したのが、キャッチコピー「足のいいやつ」の初代「トヨタ カリーナ」でした。1970年にデビューした初代モデルは「トヨタ セリカ」の姉妹モデルであり、パワートレインも共用だったためにパワーユニットは排気量:1,600cc 直列4気筒 DOHCの名機「2T-G」でした。

  • 1971年4月:「カリーナ 1600GT 2ドアセダン」:「2T-G(115ps)」
  • 1972年12月:「カリーナ 1600GT 2ドアハードトップ」:「2T-G(115ps)」
  • 1972年12月:「カリーナ 1600GT 4ドアセダン(TA12型)」:「2T-G(115ps)」

1977年に登場した2代目になると、4ドアセダンは「1600GT(2T-GEU型/115ps)」に加えて、「カリーナ 2000GT 4ドアセダン(18R-GU型 / 18R-GEU型)」 も登場しました。

3代目のカリーナは1981年9月に登場しましたが、「カリーナ GTシリーズ」は、当初は「1600GT(TA61型)2T-GEU型」、「2000GT(RA63型)18R-GEU型」でしたが、1982年10月には、なんと「日本初:ツインカムターボ」である、排気量:1,800cc 直列4気筒 DOHC ターボ ツインプラグ点火(3T-GTEU / 160ps)エンジンを搭載した「カリーナ 1800GT-T / 1800GT-TR」が登場しました。しかも、1983年5月には、AE86に搭載され有名な「4A-GEU型」を搭載した「カリーナ 1600GT-R(AA63型)」が登場しました。この3代目までが駆動方式:FR(フロントエンジン・リアドライブ)となり、後のモデルは前輪駆動となりました。それでも、最終モデルの7代目まで「GT」シリーズが存続していました。


「トヨタ カリーナ1600GT-R(AA63型)」:スペック

  • (出典:flexauto.co.jp)
  • 型式:AA63型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,390 × 1,665 × 1,400(mm)
  • ホイールベース:2,500(mm)
  • 車両重量:1,095(kg)
  • エンジン型式:4A-GEU型
  • エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
  • 排気量:1,587(cc)
  • ボア × ストローク:81.0 × 77.0(mm)
  • 圧縮比:9.4:1
  • 最大出力:130ps / 6,600rpm
  • 最大トルク:15.2kgm / 5,200rpm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク / ディスク
  • タイヤ(F/R):195 / 60R 15
  • 新車価格(当時):167.2万円

「外洋を行くクルーザー」:「コロナ」

  • (出典:www.goo-net.com)

トヨタが「4ドアGT」マシンとして次に仕上げたのが、1973年8月に登場した5代目モデルとなる「トヨタ(トヨペット) コロナ 2000GT(RT104型)」でした。「GTシリーズ」自体は、3代目モデルの「コロナ 1600GT 2ドアハードトップ」がありますが、ツインカム(DOHC)エンジンを搭載したのは、5代目モデルでした。エンジンは「18R-GU」でした。その後、1978年9月に6代目モデルへ移行しましたが、エンジンは「18R-GEU」の継続搭載しており、1982年1月に登場する7代目モデルになって「GTシリーズ」はバリエーションを増やすことになりました。プラットフォームが「カリーナ」と共通となり、1982年10月から従来の「18R-GEU」から「3T-GTEU」エンジンを搭載し「コロナ 1800GT-T/1800GT-TR」が登場し、1983年10月には「4A-GEU」搭載の「コロナ 1600GT」と「コロナ スポーツ7」が登場しました。そして、このモデルを最後に「FR」は姿を消し、8代目モデルからは「GTシリーズ」は「FF」となりました。


「トヨタ コロナ 2000GT(RT104型)」:スペック

  • 型式:RT104型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,250 × 1,610 × 1,390(mm)
  • ホイールベース:2,500(mm)
  • 車両重量:1,090(kg)
  • エンジン型式:18R-GU型
  • エンジン形式:水冷直列4気筒 DOHC 8バルブ
  • 排気量:1,968(cc)
  • ボア × ストローク:88.5 × 80.0(mm)
  • 圧縮比:8.3:1
  • 最大出力:130ps / 5,800rpm
  • 最大トルク:17.0kgm / 4,400rpm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンション(F/R):ダブルウィッシュボーン / 4リンクリジット
  • ブレーキ(F/R):ディスク / ドラム
  • タイヤサイズ:185 / 70HR14
  • 新車価格(当時):110.6万円

「大衆車最後の4ドアFRセダン」:「カローラ / スプリンター」

  • (出典:www.autocar.jp)

「カローラ / スプリンター」はシリーズ内にスポーツモデルの「レビン / トレノ」が存在していたためか、ツインカムエンジンを搭載する「4ドアGT」が登場するのは、1979年3月にデビューした4代目モデル「1600GT(TE71型)」となりました。しかも、最初で最後の「FR」のツインカムエンジンを搭載の「4ドア・セダン」となりました。搭載されたエンジンは、「レビン / トレノ」同様に「2T-GEU」でした。このモデル以降は、「FF」となりますが、「GTシリーズ」は「4A-GEU」が搭載されました。


「カローラ / スプリンター 4ドアセダン 1600GT(TE71型)」:スペック

  • 型式:TE71型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,225 × 1,610 × 1,385(mm)
  • ホイールベース:2,400(mm)
  • 車両重量:955(kg)
  • エンジン型式:2T-GEU型
  • エンジン形式:水冷直列4気筒 DOHC 8バルブ
  • 排気量:1,588(cc)
  • ボア × ストローク:85.0 × 70.0(mm)
  • 圧縮比:8.4:1
  • 最大出力:115ps / 6,000rpm
  • 最大トルク:15.0kgm / 4,800rpm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンション(F/R):ストラット / 4リンクリジット
  • ブレーキ(F/R):ディスク / ドラム
  • タイヤサイズ:175 / 70HR14
  • 新車価格(当時):128.5万円

「GTアゲイン」:「セリカ カムリ」

  • (出典:blogs.yahoo.co.jp)

キャッチコピー:「男30、GTアゲイン」で1980年8月に登場したのが、「セリカ カムリ 2000GT(RA55型)」でした。「トヨタ セリカ」の4ドアセダンバージョンとして発売するも、ベースモデルは2代目モデルの「トヨタ カリーナ」です。しかし、「GT(RA55型)」のみサスペンションシステムが、F:ストラット  / R:セミトレーリングアームとなっており、4輪独立懸架、4輪ディスクブレーキとなっていました。搭載されたエンジンは排気量:2,000cc 直列4気筒 DOHC(18R-GEU型)でした。その後、2代目モデルとなると「トヨタ カムリ」と「セリカ」のネーミングはなくなり、駆動方式も「FF」となりました。


「トヨタ セリカ カムリ 2000GT(RA55型)」:スペック

  • 型式:RA55型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,445 × 1,645 × 1,395(mm)
  • ホイールベース:2,500(mm)
  • 車両重量:1,125(kg)
  • エンジン型式:18R-GEU型
  • エンジン形式:水冷直列4気筒 DOHC 8バルブ
  • 排気量:1,968(cc)
  • ボア × ストローク:88.5 × 80.0(mm)
  • 圧縮比:8.3:1
  • 最大出力:135ps / 5,800rpm
  • 最大トルク:17.5kgm / 4,800rpm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):ディスク
  • タイヤサイズ:185 / 70R14
  • 新車価格(当時):151.6万円

「一流管理職の愛車」:「コロナ マークII」

  • (出典:www.ab-auto.net)

4気筒DOHCエンジンを搭載した、4代目モデルとなる「トヨタ コロナ マークII(RX63型)」は1980年10月にデビューしました。前期型にのみ「GT」モデルが存在しており、搭載エンジンは、排気量:2,000ccの「18R-GEU」エンジンでした。1982年8月のマイナーチェンジで排気量:2,000cc 直列6気筒 DOHC 24バルブ(1G-GEU型)を搭載しましたが、モデル名は「GT」ではなく「グランデ ツインカム24」というモデル名でした。


「トヨタ コロナ マークII 2000GT(RX63型)」:スペック

  • 型式:RX63型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,640 × 1,690 × 1,425(mm)
  • ホイールベース:2,645(mm)
  • 車両重量:1,225(kg)
  • エンジン型式:18R-GEU型
  • エンジン形式:水冷直列4気筒 DOHC 8バルブ
  • 排気量:1,968(cc)
  • ボア × ストローク:88.5 × 80.0(mm)
  • 圧縮比:8.3:1
  • 最大出力:135ps / 5,800rpm
  • 最大トルク:17.5kgm / 4,800rpm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):ディスク

「ハイソカーブームの立役者」:「マークII ハードトップ 2000GT ツインターボ」

  • (出典:fc2.com)

1985年10月に5代目モデルとなる「マークII 4ドアハードトップ」モデルに「GT ツインターボ」が追加設定されることとなりました。この「GT ツインターボ」は、「マークII三兄弟」といわれた「チェイサー」、「クレスタ」にも設定されていました。

  • (出典:vabene-d.com)

このFRの「4ドアGT」シリーズは、高いポテンシャルを持ち、最大出力:185ps/6,200rpm、最大トルク:24.0kgm/3,200rpmのスペックを誇っていました。


「トヨタ マークII ハードトップ 2000GT ツインターボ(GX71型)」:スペック

  • 型式:GX71型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,690 × 1,690 × 1,385(mm)
  • ホイールベース:2,660(mm)
  • 車両重量:1,350(kg)
  • エンジン型式:1G-GTEU型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒 DOHC ツインターボ 24バルブ
  • 排気量:1,988(cc)
  • ボア × ストローク:75.0 × 75.0(mm)
  • 圧縮比:8.5:1
  • 最大出力:185ps / 6,200rpm
  • 最大トルク:24.0kgm / 3,200rpm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク
  • タイヤサイズ:205 / 60R15
  • 新車価格(当時):282.6万円

「自主規制280ps・専用サス」:「マークII ハードトップ 2.5GT ツインターボ」

(出典:tasug.jp)

6代目モデルとなると全車にツインカムエンジンを搭載していましたが、「GT」が登場したのは、1990年8月でエンジンは排気量:2,500cc 直列6気筒 DOHC 24バルブ ツインターボ(1JZ-GTEU型)」を搭載し、ついに最大出力:280psと自主規制となり、それに伴いサスペンションシステムも専用の「GTサス」、タイヤは「ピレリ P700Z:205/55R16」が装着されていました。このモデルを最後に「GT」のモデル名は、7代目からは「ツアラーV」へ変更されていくことになります。


「トヨタ マークII ハードトップ 2.5GT ツインターボ(JZX81型)」:スペック

  • 型式:JZX81型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,760 × 1,710 × 1,375(mm)
  • ホイールベース:2,680(mm)
  • 車両重量:1,540(kg)
  • エンジン型式:1JZ-GTEU型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒 DOHCツインターボ 24バルブ
  • 排気量:2,491(cc)
  • ボア × ストローク:86.0 × 71.5(mm)
  • 圧縮比:9.0:1
  • 最大出力:280ps / 6,200rpm
  • 最大トルク:37.0kgm / 4,800rpm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク
  • タイヤサイズ:205 / 55R16
  • 新車価格(当時):305.8万円
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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。