【スカイラインGTS-R】日産がR31型のETC仕様をレストア

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【スカイラインGTS-R】日産がR31型のETC仕様をレストア

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「日産自動車」のレストア団体である「日産名車再生クラブ」は2017年5月20日に、神奈川県厚木市の日産テクニカルセンターで「2017年度 再生クラブキックオフ式」を開催し、2017年度のレストア車として選んだ「1988年スカイラインGTS-R ETC(欧州ツーリングカー選手権)出場車」をメディアに公開しました。このレストアを行う「日産名車再生クラブ」は、日産テクニカルセンターの開発部門従業員を中心に結成された有志の団体で、毎年日産の歴史的名車のレストアを行い、動態保存が行える状態にまで仕上げています。

レストアされた車は「日産ヘリテージコレクション(座間記念庫)」に保管されているものの中から選ばれますが、基本的には市販車をベースとしたモータースポーツ車両が対象となっています。これは、「ハコ車」ベースの競技車両は一品ものの部品が多いためです。日常的にさまざまな試作部品を製作し、さらに各部門のスペシャリストがそろう自動車開発拠点である、日産テクニカルセンターの強みが最大限に生かせるからです。

今年レストアを行う1988年式の「スカイラインGTS-R ETC出場車」は、1985年にデビューし、「R31」の愛称で親しまれた7代目スカイラインのワークスレーシングカーです。ベースとなったのは1987年に発売されたグループAレース用のホモロゲーションカー「スカイラインGTS-R」で、NISMOが欧州の活動拠点として英国に設立した「NME」によって製作されました。

同車は、1988年のETCにおいて、アラン・グレイス/ウィン・パーシー組で参戦。さらに世界3大耐久レースのひとつとして有名な「スパ・フランコルシャン24時間レース」に、アンデルス・オロフソン選手を加えた3人体制で参戦し、総合6位入賞を果たすなど、日産のモータースポーツ活動の歴史を語る上で欠かせない一台となっていることでも貴重なモデルといえます。

「日産名車再生クラブ」によれば、今回のレストア車に「R31型」のスカイラインが選ばれた理由は大きくふたつあるということです。

1:今年(2017年)がスカイライン誕生の60周年、GTS-R生誕の30周年という節目の年にあたるためです。

2:同車がワークスマシンとして世界に挑んだ初のスカイラインであるということです。

  • 「スカイライン GTS-R」:スペック
  • 型式:HR-31型
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,660 × 1,690 × 1,365(mm)
  • ホイールベース:2,615(mm)
  • トレッド(F/R):1,425 × 1,420(mm)
  • 最低地上高:140(mm)
  • 車両重量:1,340(kg)
  • エンジン型式:RB20DET-R型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒DOHC ICターボ
  • 排気量:1,998(cc)
  • ボア × ストローク:78.0 × 69.7(mm)
  • 圧縮比:8.5:1
  • 最大出力:210ps / 6,400rpm
  • 最大トルク:25.0kgm / 4,800rpm
  • トランスミッション:5MT
  • 駆動方式:FR
  • サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク
  • 中古車相場:
  • 「4Drモデル」:40万円~130万円
  • 「2Drモデル」:90万円~ASK
  • 「GTS-R」:250万円~ASK

 

「日産名車再生クラブ」の代表を務める「木賀新一」氏は、「当時、このマシンがドニントンパークなど欧州のサーキットを駆けていたと想像すると、ワクワクする。サイドマフラーから放つ炎まで、きっちり再現しましょう」とコメントし、今年、レストアに参加するクラブ員たちの気持ちを盛り上げました。

キックオフ式には、日本モータースポーツ推進機構理事長であり、クラブの活動をサポートしている日産OBの「日置和夫」氏も出席し、欧州で日産のモータースポーツ活動に従事していた日置氏は当時を振り返り、「1984年に誕生したNISMOの目標は、世界的なモータースポーツでの活躍であり、将来的にはルマンに参戦しようというものだった。欧州でレースをするなら向こうにベースが必要だということで、1988年にNMEを設立。すぐにグループCの参戦体制を構築することは難しいことから、国内でグループAにデビューすることが決まっていたR31に白羽の矢がたち、NMEでレーシングカーを作り上げて、まずはETCに参戦した」と、欧州で未発売だった「R31型」のスカイラインによるETC参戦の秘話を明かしたということです。また、日置氏は当時このマシンをドライブした経験もあり、「とても乗りやすいクルマだった」とその感想を述べました。

「R31型」のスカイラインのレストアは、社内公募で集められた日産自動車および関連会社の有志による、2017年度のクラブ員たちによって行われますが、作業開始は5月で、11月上旬の完成を目指すということです。

ファンへのお披露目とデモランは、今年も「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2017 Supported by MOTUL」(11月26日開催予定)で行われる予定です。

エンジンは専用チューニングが施された排気量:2,000cc 直列6気筒 DOHC ICターボの「RB20DET-R」です。最大出力:400ps / 7,200rpm、最大トルク:412Nm / 6,000rpmのスペックを誇ります。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。