「SUZUKI・GSX400FS」 初代インパルスはヨシムラチューン

この記事は3分で読めます

スズキの初の4気筒400ccとしてデビューすることになる「SUZUKI・GSX400F」は、1979年にカワサキがZ500FXベースの「Z400FX」、続いてヤマハも「XJ400」を発表し、ミドルクラス第3のマシンとして登場しました。

1981年4月にデビューすることになりましたが、他車と決定的な違いは、「DOHC 16バルブ」のハイメカ仕様でクラストップの最大出力、45PSをマークしていました。

モデルネームの「F」は、「4気筒エンジン」搭載モデルであることを示しています。

 

  • 「スタイリングデザイン」

www.bikebros.co.jp GSX400F

(出典:www.bikebros.co.jp)

スタイリングデザインは「オーソドックス」の極みでした。

レースで活躍した「GS1000」にカラーリングやデザインをモチーフにしつつも大人しい丸みを帯びたタンク、そして角テール、5本キャストホイールが特徴です。

www.bikebros.co.jp GSX400FS 3

(出典:http://www.bikebros.co.jp)

装備は充実しており、フレームは鋼管ダブルクレードル、足回りにはフロントにはブレーキ油圧を利用し、フォークオイルの流通量を変化させる「ANDF(アンチ・ノーズ・ダイブ・フォーク)」、トリプルディスクを装備し、ハロゲンヘッドライト、現行車でも数少ない装備ギアポジションインジケーター、燃料計等も採用されていました。

 

  • エンジンは革新的だった

www.bikebros.co.jp GSX400FS 2

(出典:www.bikebros.co.jp)

「GSX400F」に搭載された空冷並列4気筒 DOHC16バルブのエンジンは、「TSCC (Twin Swarl Combustion Chamber)」と呼ばれる燃焼室形状が改良されたエンジンでした

「TSCC」とは、「ツイン・スワール・コンバスチョン・チャンバー(2渦流燃焼室)」の略で、シリンダーヘッドがふたつのドームに分かれ、それぞれに吸気・排気の2バルブを配置した1気筒あたり4バルブ化したエンジンヘッドでした。

これによって吸入された混合気を燃焼室内でふたつの渦流を起こし、燃焼効率を高めていました。

また、点火プラグが燃焼室の中央部に、しかもピストン圧縮面に近くセットできるので、燃焼速度も短縮され、高回転にも対応できるハイメカ仕様だったのです。

 

  • 「FS(インパルス)」の誕生

www.bikebros.co.jp GSX400FS

(出典:http://www.bikebros.co.jp)

デビューから1年後、スズキは本気を出します。

1982年に「GSX400F」は、2型となりツートン仕様のカラーリングとなり、フロントフォーク周りを強化しリセッティングした「F-II」が登場します。

しかし、同年6月に「F-II」をベースにチューニングメーカー「ヨシムラ」と共同開発した「GSX400FS Impulse(インパルス)」を登場させたのです。

 

  • スズキの本気を垣間見るモデルでした。

blogs.yahoo.co.jp

(出典:http://blogs.yahoo.co.jp)

当時は規制が厳しくマフラー交換やハンドルを交換することもできないほどの規制の厳格化された時代でした。

その時代にブラッククローム仕上げの4-in-1の集合管「ヨシムラ」マフラー、サイレンサーには「Impulse」のエンブレムを装着、そして、「オイルクーラー」の装備、角型断面アルミニウム製スイングアーム、リモート式減衰力調整機構付きリアショックアブソーバー、4kgも軽量化され171kgの車体、理セッティングされ48PSと3PSのパワーアップしたエンジンに外装は「ヨシムラカラー」の「黒×赤カラー」にシングルシート風の専用シート、ゴールドの切削リムホイールと特別仕様であり、メーカー純正チューンとしたモデルでした。

「GSX400FS(インパルス)」の販売価格は、49万3000円でした。

その後、「GSX400F」シリーズは、水冷化された新型エンジンを搭載する「GSX400FW」が1983年に登場することによって、「GSX400E」シリーズともども販売を終了することとなりました。

 

「GSX400FS Impulse(インパルス)」スペック

全長 × 全幅 × 全高 × シート高(mm)2,105 × 750 × 1,140 × 780
車体重量171kg
エンジン空冷並列4気筒 DOHC 16バルブ
排気量 / 圧縮比399cc / 10.7:1
最大出力48ps / 10,500rpm
最大トルク3.5kgm / 8,500rpm
サスペンション(F/R)テレスコピック / スイングアーム
ブレーキ(F/R)油圧式ダブルディスク / ドラム
最高速度170km/h以上
0-400m加速6.3秒以内
新車価格493,000円

 

  • 現在の中古車相場

page.mixi.jp

(出典:http://page.mixi.jp)

60万円~100万円が平均相場のようで、やはりタマ数も減りプレミア価格で取引されているようです。

メーカー純正「ヨシムラ」チューンの「GSX400FS Impulse」は、エンジンも「GSX400F」とは、別物のフィーリング、足回りのセッティングもしなやかなセッティングですからスペシャルマシンとして今後も人気のマシンとして記憶に残っていくスズキの「名車」です。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

NEWS そうだったのか!

まとめ記事

ランキング記事

旧車

プロフィール

プロフィール

名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。