【ポルシェ 917】伝説のマシンが競売へ予想6億円のスペックは 

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【ポルシェ 917】伝説のマシンが競売へ予想6億円のスペックは

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世界で最も有名なレーシングマシンといわれている「ポルシェ 917」が、2017年2月のオークションに登場予定ということが明らかになりました。この「ポルシェ917(Porsche 917 )」は、「ポルシェ」社が開発し、1969年から使用したプロトタイプのレーシングマシンです。驚くことに開発期間については、「FIA国際メーカー選手権のグループ4(スポーツカークラス)」に合わせてわずか10ヶ月で開発されました。しかも、ホモロゲーション取得のためクローズドボディの25台が生産され140,000ドイツマルクで市販された、特異なマシンです。さらに、「カナディアン-アメリカン・チャレンジカップ (Can-Am))」仕様にオープンボディの「ポルシェ 917PAスパイダー」、「ポルシェ 917/10スパイダー」、そしてターボチャージャーを搭載した「ポルシェ 917/10K」、「ポルシェ 917/30K」が製作されましたた。「ポルシェ 917」は、「ポルシェ 908」の後継と位置づけられていますが、それまでの3リッターエンジンから4.5リッターエンジンに排気量が拡大していることが特徴です。

この新設計の空冷エンジンは、「ポルシェ 908」に搭載された排気量:2,997cc 水平対向8気筒の「908型」エンジンに4気筒を足して3リットル+1.5リットル=4.5リットルとして開発されました。ボア:85.0mm × ストローク:66.0mmで排気量:4,494cc 水平対向12気筒の「912型」エンジンで、最大出力:520ps / 8,000rpm、最大トルク:46.0kgm / 6,800rpmを発生していました。

また「908型」エンジンまでは気筒毎にひとつのクランクピンを持つ「ボクサー」タイプだったものの、「912型」エンジンでは対向する2気筒がひとつのクランクピンを共有する「180°V12」タイプへと変更されました。さらに、12気筒ではクランクシャフトが長くなり捻り振動の問題が生じるため、クランク中央のセンターギアから出力する「センターテイクオフ方式」を採用しました。冷却ファンは、クランク中央からギア駆動されるFRP製ファンにより所要馬力:17ps、エンジン回転数が8,400rpmの時7,400rpmで回転し、2400L/秒の空気を送風するという設計となっていました。

組み合わされるトランスミッションは、トルクに耐えうるために5速マニュアルが新設計されました。シャシーは、「ポルシェ 908」と同様のアルミ合金パイプによるスペースフレームを採用し、フレーム自体の重量はわずか47kgと超軽量な仕上がりとなっています。

しかも12気筒エンジンを搭載しながらも、ホイールベースは6気筒の「ポルシェ 906」以来変わらず、2,300mmに保たれていました。

サスペンションスプリング、ステアリングラック・アンド・ピニオン、ブレ−キハブはチタン製、ブレーキディスクはベリリウム製と軽量化と剛性の向上が図られていました。ホイールは15インチで、リム幅はフロント:9インチ、リア:12インチでタイヤはダンロップ製が装着されていました。

戦歴を振り返ると、1971年のル・マンでの走行距離が5335.16キロに及び、当時の「ル・マンにおいて走行した最長記録」であり、その後40年にわたって記録が破られることがなかったほどの競争力を発揮し伝説のマシンといわれています。

今回オークションに出品される個体は初期のプロトタイプで、「ポルシェ 917/10」です。シャシーナンバーは、「917/10-001」となり、1970年11月3日につくられたもので、この車両は実際に「ポルシェ」社によってレースに使用されたことはなく、「ポルシェ」社によって開発テストのために使用された個体です。テスト終了後は「ポルシェ」社がメンテナンスを行い、プライベーターに売却された後に北米、欧州、南米でのレースに参戦し、1997年に2年に渡るレストアを受けた、とのことです。

オークションでは最高落札の6億5000万円の値をつけるのでは、と言われています。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。