【ルノー・5(サンク)ターボ】元祖コンパクトハッチのモンスター

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【ルノー・5(サンク)ターボ】元祖コンパクトハッチのモンスター

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フランスの自動車メーカーの「ルノー」の代表的なモデルの中に「ルノー・5(サンク)ターボ」を挙げる人は少なくありません。この「ルノー・5ターボ」が初めて、その姿を現わした1978年のパリサロンで、当時は、誰もがそのドライブトレインやエクステリアデザインに驚きを隠せなかったといいます。まず、FF駆動のベースモデルをエンジンやミッションを180度回転させて、ミドシップに搭載しリアドライブとし、しかもターボチャージャーで武装という過激なカスタマイズが施されていました。ターボチャージャーは、ギャレット製インタークーラーターボを装着しています。さらには、エクステリアデザインも極太のタイヤを装着するために、「シルエットフォーミュラ(Gr.5シリーズ)」のようなオーバーフェンダーを採用しており、迫力のデザインとドライブトレインは唯一無二の存在でした。

そもそも、この「ルノー・5ターボ」が登場したのには、大きな理由がるからであり、グループBカーという、200台以上を作り上げ、そこから一段と進化したモデルを作って、コンペティションモデルにするということが考慮されていたのでした。スポーツカーの場合は、最低生産台数が決められており、1960年代のGTカテゴリーは100台、その後のグループ4は25台という基準が設けられていました。このスポーツカーレギュレーションは、スポーツカーというものは、ある種の実用性を持たねばならない、それは、つまり公道を走れることを意味しているのです。400台なり、200台なりの生産義務はコンペティションスポーツカーにならぬための理由があるのです。これまでの歴史上多くのグループ4やGTカテゴリー、またグループBカーが存在し、「フェラーリ・250GTO」や「ポルシェ・カレラGTS904」などが名車であり成功例といえるでしょう。そのことを考えると「ルノー・5ターボ」はすばらしい人気を得てカタログモデルになったほどの成功車といえるでしょう。

考えてみると「ルノー・5ターボ」は、1980年から1983年までに約1,300台生産され、1983年から1985年までは外板パネルやインテリアの変更により生産性を向上させた「ルノー・5ターボ2」が約3,000台も生産されたのです。


「エクステリアデザイン」

  • (出典:racingcar.ready.jp)

実際のサイズを考えると、ベースモデルよりも225mmも拡大された全幅ですが、開発は「ルノースポール」が行い、生産は「アルピーヌ」が手がけており、「ルノー・5ターボ」の構成は、純粋なレーシングカーに近いといえるでしょう。キャビンは量産車のものを使うものの、そこからスペースフレームを前後に出し、それにサスペンション(むろん多くはダブルウィッシュボーンが採用されています)を取り付けるというものでした。

  • (出典:racingcar.ready.jp)

このアイディアが、このクルマを成功させたと言っていいものでした。「ルノー・5」のスタイリングデザインをしているものの最高速度:200km/hオーバーというポテンシャルを備えていたことも大きな魅力といえるでしょう。


「ドライブトレイン」

  • (出典:racingcar.ready.jp)

パワーユニットとなるエンジンは、アルピーヌの直列4気筒OHVで排気量はわずかに1,397ccというもの。これにギャレット製のインタークーラーターボを装着し、最高出力は93psから160ps / 6,000rpmへと大幅なパワーアップ、最大トルクは21.4kgm / 3,250rpmというビッグパワーを得ているのです。ウェイトは920kgだから、その加速は目覚ましく、メーカー公表値で0~100km/h加速は6.9秒、最高速は200km/hを誇っていました。「WRC(世界ラリー選手権)」では1981年のモンテカルロ・ラリーや1982年のツールドコルス・ラリーなど4勝を挙げ、フランス人ドライバー、ジャン・ラニョッティがそのうち3勝しています。


「ルノー・5 ターボ」:スペック

  • (出典:racingcar.ready.jp)
  • 全長:3,665mm
  • 全幅:1,750mm
  • 全高:1,325mm
  • ホイールベース:2,430mm
  • エンジン形式:直列4気筒OHV ICターボ
  • 排気量:1,397cc
  • 最高出力:160ps / 6,000rpm
  • 最大トルク:21.4kgm / 3,250rpm
  • 車重:920kg
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション:前後ダブルウィッシュボーン
  • ブレーキ:前ディスク/後ディスク
  • 登場年:1978年
  • 台数:約1300台
  • メーカー公表値
  • 0~100km/h加速:6.9秒
  • 最高速度:200km/h

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管理人:CIMASHIMA

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幼い頃に近所にあったDR30スカイラインのスーパーシルエット仕様に衝撃を受けて、車の魅力に取りつかれる。その後、行きつけの駄菓子屋のオバちゃんが910ブルーバードnismoバージョンを購入し車好きが加速。そして、憧れだったDR30を免許取得後に購入し、イジって乗り回すもエンジンブローで最期を迎えてしまう。今となっては思い出となるも旧車やカスタムマシンなど、今も気になるマシンは数知れず。そんな世界の名車やカスタムマシンたちの情報をお届けするブログです。

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