【ハーレーダビッドソン フラットヘッド(サイドバルブ)】とは?

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【ハーレーダビッドソン フラットヘッド(サイドバルブ)】とは?

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「ハーレーダビッドソン」に搭載される「フラットヘッド」エンジンとは、「サイドバルブ」エンジンを搭載するモデルの総称をいいます。「サイドバルブ」は「ナックルヘッド」エンジン以来、「ハーレーダビッドソン」が採用している「OHV=オーバーヘッドバルブ駆動システム」です。「OHV」は、バルブがシリンダーヘッドの上に取り付けられ、プッシュロッドとロッカーアームを介してカムシェフトによって開閉するのですが、サイドバルブはバルブが上向きに取り付けられ、カムが直接バルブを上に向かって押し上げるというシステムが特徴です。シリンダーヘッドはバルブやスプリングが組み合わされたOHVとは違い冷却用ファンが切られた単なる「蓋」がかぶさっている形状となっています。この「シリンダーヘッド(蓋)」を外すとバルブとピストンがまっ平らに並んでいるので、これを総称して「フラッドヘッド」と呼ばれるようになりました。このサイドバルブエンジンはパワーこそないものの、使われるパーツの数がきわめて少ない為にコストが安く耐久性に優れているので、今でもトラクターのエンジンやコンプレッサーなどの動力エンジンに使われています。


「ハーレーダビッドソン」史上で最も長い歴史を持つ

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ハーレダビッド・ソンフラットヘッドの代表は「ベビーツイン」と呼ばれる「45cu.in.(キュービックインチ)」=750W系モデルです。1929年から1973年まで間作り続けられた、このエンジンは「ハーレーダビッドソン」の中で最も長い歴史を持っています。

その中には市販モデルの「WL」や軍用モデルの「WLA」、レーシングモデルの「WR / WLDR」、サービスカーと呼ばれる三輪バイク(トライク)など、多くのユニークなモデルが含まれています。

「ハーレーダビッドソン」で作られた初めての「フラットヘッド」は、1930年に登場した「74cu.in.(キュービックインチ)」=1200ccの「VL」モデルです。その後、「80cu.in.(キュービックインチ)」=1340ccバージョンが登場し、「UL」モデルに引き継がれて1945年まで作られていました。

また1952年には新設計のハイパワー・エンジンを搭載したスポーツモデルの「モデルK」が発表されました。この「モデルK」のエンジンは、4カムを採用しており、その後に登場する「スポーツスター」直系の原点のモデルです。

「VL」、「UL」、「K」は、数は多くはないものの、長きに渡って製造された「WL」系は未だ数多く現存しており、純正/社外品問わずパーツも豊富な為、世界中に多くのマニアが存在しているモデルとなっています。下記のモデルは代表的な「フラットヘッド」モデルです。


「DL / 1929年モデル」

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吸排気ともにサイドバルブ方式を採用した「フラットヘッド」エンジンを搭載した初めてのモデルが、1929年式の「DL」モデルです。このエンジンは、1973年まで採用された名機と言えるエンジンです。「45cu.in.(キュービックインチ)」でバンクの「挟角:45度」、空冷Vツインフラットヘッドに3速トランスの組み合わせたモデルです。デュアルヘッドライトと4本のマフラーが印象的なデザインのモデルです。さらに、当時は機能パーツを洗練されるためのスタイリング部門は存在せず、カタチを決定していたのはエンジニアたちであったということです。


「ポリス仕様:74cu.in.」

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「OHV」モデルが発表される以前のラインナップを牽引した「サイドバルブ」の「フラットヘッド」エンジンですが、当時のフラッグシップモデルであるスペシャルスポーツの「VLD」モデルとは違い、このポリス仕様モデルは排気量「74cu.in.(キュービックインチ)」のローコンプモデルなのです。「SHERIFF」のレタリングが施されたフェンダープレート、サイレンや消化器などの特別装備が装着されています。シルバーのウインドシールドも、ポリス仕様ならではの装備です。


「ULH / 1937年モデル」

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歴代の「サイドバルブ(フラットヘッド)」エンジンの中でも「VL」、「VD」系のエンジンを引き継いだモデルが「U」系であり、そのホットモデルと言えるのが1937年式の「ULH」モデルです。ビッグツインエンジンの「80cu.in.(キュービックインチ)」のサイドバルブエンジンを搭載したスペシャルスポーツモデルです。


「WLDR / 1937年モデル」

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公道最速モデルとして1937年にコンペティション用として誕生したのが「WLDR」モデルです。最初、1929年に誕生の「R」系ベビーツインである「RLDR」の血統を受け継いだ3速仕様でしたが、1938年に4速化され、写真の1940年モデルでは、アルミヘッドが採用されました。パワーユニットは、1938年式モデルのデータでボア × ストローク:69.85 × 96.85mmのエンジンは、排気量:739.46cc、圧縮比:6.0で最大出力:29ps / 5,000rpmを発揮します。写真の1940年式モデルでは最大出力は、約10%ほどパワーアップしています。


「MODEL K / 1952年モデル」

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「MODEL K」が登場するにあたってモーターサイクル界においては、第二次大戦が終わりを告げてから7年ほどたった後のこと、アメリカは大戦で痛手を負ったイギリスに対し市場を開放し、あらゆる商品の販売を認めている状況でした。それゆえに「BSA」、「ノートン」、「トライアンフ」といったオートバイメーカーがアメリカに進出して高性能マシンを次々に投入しました。そんなイギリス車に対抗するために「ハーレーダビッドソン」が1952年に発表したのが、「スポーツスター」の原型である排気量:750ccの4カム、サイドバルブエンジンを搭載した「MODEL(モデル)K」です。そのポテンシャルは、最大出力:30ps、最高速度:158.24km/hを誇る高性能マシンでした。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。