「KAWASAKI 900 SUPER 4」 Z伝説の幕開け

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 「KAWASAKI 900 SUPER 4」

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KAWASAKIの「Z」vs HONDA「CB」のライバル対決が始まったのは、この「KAWASAKI・900 SUPER 4」(Z-1)、コードネーム「ニューヨークステーキ」の登場からと言っても過言ではありません。

アルファベットで最後の文字で究極を意味する「Z」と、世界No.1を目指して開発されたことを意味する「1」が付けられ「Z-1」という型式が与えられています。

開発コンセプトは「ZAPPER(ザッパー)」であり、それは「ZAP(風切音)」から派生した言葉で、カワサキが想定したモーターサイクルカテゴリーの中の一つの言葉です。

そしてスタイルが良く、軽量なおかつ軽快で加速性に優れていることを追求し、「シグナル・グランプリ(信号-信号間の競争)」に強いといった特徴を目指したアメリカンナイズのコンセプトを持って開発されました。

そして開発が進められ満を持しての登場は、1972年でライバル「HONDA・CB750four」から3年遅れてのデビューでした。

 

  • 流麗で重厚感のある「スタイリング」

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(photo:wikipedia)

1960年代は英国車がサーキットでも世界的に主流でした。そのためカワサキの大型モデルの「W650」は英国車のデザインをモチーフとしていました。

そのため全く異なる洗練されたデザインが求められていました。

デビューした「KAWASAKI 900 SUPER 4」(Z-1)は、「W650」とは一線を画すスタイリングで流麗で重厚感のあるスタイリングでした。

タンクからテールまで美しい曲線を描き、テールはダックテールカウルに特徴的な丸テール。

「スリム、セクシー、スリーク」を合言葉に開発された、4本出しマフラーには縦フィンが付けられており存在感を放っています。

 

  • 名機「Z1E型」エンジン

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(photo: (C) 2013 Kawasaki )

OVER750ccエンジンとして「W650(W1)」より大幅に向上させた4気筒 DOHCのエンジンを鋼管ダブルクレードルフレームに搭載しました。

ボア×ストロークは、66mm × 66mmの903cc 空冷並列4気筒 DOHC 2バルブ「Z1E型」エンジンで、圧縮比8.5:1から最大出力82PS/8,500rpm、最大トルク7.5kgm/7,000rpmを発生させていました。

実は、量産型としてはDOHCエンジン搭載のバイクは世界初でした。

 

  • 多くの「伝説」が誕生した

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(photo: (C) 2013 Kawasaki )

耐久性に優れたエンジンは、チューニングベースとしてポテンシャルも高く、数多くのスーパーバイクレースで勝利を飾りました。

この「Z」シリーズのエンジンがあったからこそ、「ヨシムラ」や「モリワキ」といったチューナーが生まれ、その名を世界に広め「Z」伝説を築いていきました。

今でもカスタムパーツで「ヨシムラ手曲げ集合管」など人気パーツですよね。

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(photo: (C) 2013 Kawasaki )

しかも、1976年に「Z900」、1977年に「Z1000」とマイナーチェンジを行ないマイルドな特性とされ、マフラーも2本出しに変更します。

この変更によって初期モデルの「900 SUPER 4」の方がエンジンフィーリングがDOHC独特のレスポンス、加速性などを味わうことができ、マフラーも4本出しの方がトルクフルだという初期モデルの方が「速い」という逸話さえ生まれました。

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(photo: (C) 2013 Kawasaki )

 

1972年(Z-1型)スペック

  • 全長 × 全幅 × 全高:2200mm × 865mm × 1170mm
  • 乾燥重量:230kg
  • エンジン形式:903cc 空冷並列4気筒 DOHC 2バルブ「Z1E型」
  • ボア × ストローク(mm)/ 圧縮比:66 × 66 / 8.5:1
  • 最大出力 / 最大トルク:82PS/8,500rpm / 7.5kgm/7,000rpm
  • サスペンション(F/R):テレスコピック / スイングアーム
  • ブレーキ(F/R):ディスクブレーキ(シングル)/ ドラムブレーキ

 

  • 現在の中古車相場

1980年代後半から徐々に価格が高騰はじめて、現在は200万円オーバーのプレミアムが付いている「Z-1」は、これからも価格高騰していくことでしょう。

 

まとめ

世界最高峰のポテンシャルで世界を席巻したモデルの「Z-1」は、伝説の名車として世界中で愛されていくモデルと言えそうですね。

 

 

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。