【ランボルギーニ 350GT】ランボルギーニ史上初の量産モデル

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【ランボルギーニ 350GT】ランボルギーニ史上初の量産モデル

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「ランボルギーニ 350GT(Lamborghini350GT )」は、イタリアの高級スポーツ自動車メーカーの「ランボルギーニ社」で1964年5月から生産された「GT(グランツーリスモ)」であり、量産市販車として「ランボルギーニ社」が初めて生産した乗用車です。このモデルは、「カロッツェリア トゥーリング」の製作した「スーパーレッジェーラ」方式のボディを採用しています。そして、ボディパネルはアルミニウム製となっています。

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そもそも「ランボルギーニ社」は、当時トラクター会社としてかなりの地位を築いており、会社の創業者である故「フェルッチオ・ランボルギーニ」氏は、自身の趣味である車のコレクションに夢中になっていました。そんな時に彼の所有していたフェラーリのクラッチに欠陥が見つかり、それを修理しようとしてみるとそこに使われていたのが、自社のトラクターの部品であることを知り、さらにそれらのパーツは非常に高値で取引されていることを知ることになりました。これに対して、「フェルッチオ・ランボルギーニ」氏は、「フェラーリ」を酷評し、このことをきっかけに「フェルッチオ・ランボルギーニ」氏は、スポーツカー業界でもやっていけることを確信し、スポーツカーの開発を開始したのでした。

そして、開発を進め試作車として「ランボルギーニ 350GTV」を製作しました。シャシーは、マルチ・チューブラ・フレームと4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを組み合わせ、アルミニウム製ボディが架装されたものでした。スタイリングデザインは、ロングノーズ・ショートデッキでキャビン部分を個性的なプロポーションとし、フロントフェイスはリトラクタブルヘッドランプを備えていました。ボディサイズは全長:4,500mm × 全幅:1,730mm × 全高:1,220mmでホイールベースは2,450mm、車両重量は980kgでした。

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インテリアは、大型のスピードメーターとタコメーター、その間に挟まれた小型の油圧計がドライバー正面に配置され、その他の4つのメーターがコンソールボックス上に配置されるコクピットを持ち、乗車定員は2名としていました。

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駆動方式はFRで、パワートレインは自社開発による排気量:3.5L V型12気筒DOHCエンジンとZF製5速MTの組み合わせでした。エンジンのスペックは、最高出力:360hp / 8,000rpm、最大トルク:33kgm / 6,000rpmで、「フェラーリ 250GT」の280hpを大きく凌ぐものでした。又、ブレーキはガーリング製の4輪ディスクブレーキが奢られていました。

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「ランボルギーニ 350GT」

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その後、コストダウンのためエンジンがウェットサンプ構造に変更となり、圧縮比9.4、カムを低くする等デチューンされて「ランボルギーニ 350GT」を量産型モデルとして1964年に登場させたのでした。

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エンジンは、最高出力:270hp / 6,500rpm、最大トルク:33kgm / 4,000rpmにデチューンされたものの、最高速度:250km/hの性能は市販車としてトップレベルのスペックを誇りました。

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シルエットは、全長が140mm、全高が65mm、ホイールベースが100mm拡大され、車両重量が1,050kgに増加しました。シャシーとして設定されたのは、ホイールベース:2,550mmとし、そのためシートはフロントを2座、リアは補助的な1座席が設けられていました。

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次いで1965年に、前年に発売されたフェラーリのニューモデル「275GTB」に対抗すべく、エンジンをボアアップにより4Lに拡大し、最高出力:320hp / 6,500rpm、最大トルク:38kgm / 4,500rpmのバージョンが追加されました。「ランボルギーニ 350GT」は、その後のマイナーチェンジによりフロントバンパーが一体式から左右分割式に変更された他、フロントグリルのデザインが変更されました。

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更に後継モデルの「ランボルギーニ 400GT」では、エンジンは「ランボルギーニ 350GT」の4Lバージョンと同一ながら、キャビンが若干拡大されて2+2仕様となった他、ボディ素材がスチール製に変更された為車両重量が1,240kgまで増加しています。エクステリアデザインは、4灯式ヘッドランプの採用により「ランボルギーニ 350GT」との差別化が図られました。

そして「ランボルギーニ 350GT」は1967年に、「ランボルギーニ 400GT」は1968年に生産終了となりました。生産台数は、「ランボルギーニ 350GT / 3.5L仕様」が120台、「ランボルギーニ 350GT / 4L仕様」が23台、「ランボルギーニ 400GT」が250台とされています。


そして、2015年にレストアを専門とする部門「PoloStorico(ポロ ストリコ)」を開設した「ランボルギーニ社」ですが、このたび「PoloStorico(ポロ ストリコ)」が手掛けた「ランボルギーニ 350GT(シャーシ#0121)」のレストアが完了したとのことで、イタリアのモデナサーキットで走行が披露されました。

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「PoloStorico(ポロ ストリコ)」では、この「ランボルギーニ 350GT」を約1年をかけてレストアしていおりパーツは、オリジナルのものを使用し、塗装も当時の同じ塗料と技術によって行われたということです。車体と内装の専門作業にかかった時間は1150時間が費やされています。電気系統機能などの修復作業には780時間を費やしたとのことです。サーキットでの初走行は、オーナーの立ち会いのもと行われ、設定された80kmの距離を無事に走り切ることができたようです。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。