【木造建築】世界的に木造高層ビルが流行!注目されているのは竹?

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【木造建築】世界的に木造高層ビルが流行!注目されているのは竹?

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イギリスのロンドンで「80階建ての木造高層タワー」を建設する計画が発表されるなど、今、「木造建築ブーム」が世界的な広がりを見せています。例えば、ロンドンのタワーは建設許可が下りれば「ロンドン市初の木造高層ビル」となるほか、「世界一高い木造建築」になることになります。「オークウッド・タワー」と名付けられたこのビルは、「建築事務所:PLP」とイギリスのケンブリッジ大学が共同で建設を提案したものです。木造建築の限界に挑戦する実験的な試みとなっています。

なんと一部の専門家によれば、「木は軽く耐久性に優れており、人々の幸福感を生み出す資材でもある。環境に優しい都市を造るための手段と銘打たれているほか、鉄より耐火性が高い場合もある。」とコメントしています。

「木造タワーの流行」は、この5年にわたり、建築業界で広がってきました。オーストラリアのメルボルンでは、2012年、高さ約32メートルの10階建て集合住宅が建設されました。その後、2014年にはノルウェーで14階建ての木造ビルが登場し世界最高層の記録を更新しました。

ロンドンのショーディッチ地区では2015年、高さ約33メートルの木造アパートが建てられました。開発業者によると、「直交集成材で建てられた建造物としては欧州最高層」とコメントしています。

カナダでもブリティッシュコロンビア大学の学生宿舎を木造で建設する計画が進んでいるようです。高さ約53メートルの18階建てビルとなる予定で、「オークウッド・タワー」が建設されるまでの間、一時的に世界最高層となる見込みということです。

流行の背景には、超高強度の新しい木材が登場していることが一因としてあるようです。ケンブリッジ大学の「マイケル・ラメージ」博士は、「高層ビルの建設に使えるほど構造的な強度のある新木材が次々に登場している」とコメントしています。

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  • (出典:www.cnn.co.jp)

その一例である「直交集成材」というのは、薄い木材を繊維方向が直角になるように重ね合わせ、耐火性のある接着剤でラミネート加工して強度を上げたものです。しかし、「マイケル・ラメージ」博士が最も興味を寄せているのは、アジアで昔から建築資材として使われてきた「竹」ということです。「竹」は樹木の5倍の速度で成長する一方で、構造的な特性は樹木と似ているからです。「国連食糧農業機関(FAO)」によれば、世界の竹林面積は3,140万ヘクタールということです。

「マイケル・ラメージ」博士は、「竹の集成材を作る計画を進めている。竹の筒を長方形に切り分け、これを接合して大型の資材にする考えだ。材木に似ているが、強度は竹の方が高い。」とコメントしています。

「PLP」の共同経営者である「ケビン・フラナガン」氏は、「将来的な構想として、遺伝子組み換え技術を使い、より高層建築に適した木材を開発する」とコメントしています。

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  • (出典:www.cnn.co.jp)

さらに「木造建築」で気になるのは火事の懸念ではないでしょうか。しかし、「マイケル・ラメージ」博士は、「オークウッド・タワーの」耐火性について、「通常の鉄筋コンクリート建築に求められる基準を上回る見通しだ」とコメントしています。

「マイケル・ラメージ」博士は、「木材の燃え方は人々が想像しているのとは異なる」と指摘しています。

ロンドンやアメリカのシカゴで過去に発生した大火災で原因となったのは非常に小さな木材であり、大型の木材は燃えにくいとの見方を示しています。また「木の燃え方は予想がしやすく、建物を一定期間維持するための防護構造に必要な木材の大きさは技術者が計算できる。」ということも明らかになりました。

「アラブ首長国連邦(UAE)」のドバイではこの数年、高層ビルの火災が相次いでおり、火事の恐れがあるのは木造建築だけでないことを浮き彫りにしました。「ケビン・フラナガン」氏によると、木造建築には心理的な好影響もあります。「ケビン・フラナガン」氏は、「木造の建物に囲まれていると、人はリラックスする傾向にある。人間は木に親しみを持っており、木造建築物を都市に導入すれば良い効果を期待できる。」とコメントしています。

オーストリアの研究機関は2009年に、床や天井などを木製にした教室2部屋と、床にリノリウム、天井に石膏(せっこう)ボードを張った教室2部屋を比較しました。その結果、木製の教室で学ぶ子どもたちの方がリラックスでき、心拍数も低くなることが判明したということです。

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  • (出典:www.cnn.co.jp)

森林保護という観点でも木造建築は劣っていません。「マイケル・ラメージ」博士は、「オークウッド・タワーの建設許可が下りた場合、建築資材に特化する目的で育てられた「ホワイトウッド」を使うことになる。」とコメントしています。

さらに、「マイケル・ラメージ」博士は、「世界で紙の使用量が減り始めるなか、ロシアには大量の木材が備蓄されている。木はコンクリートよりも平均で4倍軽いことから、輸送に使われるエネルギーが少なく済む可能性もある。」ともコメントしています。

さらに「ケビン・フラナガン」氏によると、「木造建築の場合、工場で製造された構造部材を現場に運びその場で組み上げるという、スウェーデン家具大手イケアの製品のような方法が増えており、時間やコストの面で大きな節約になる。」ということを明らかにしています。

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  • (出典:www.cnn.co.jp)

イギリスのウェストミンスター宮殿の壮麗なアーチから中国・北京の紫禁城の屋根に至るまで、木は世界でも有数の美しい建物に使われてきました。

木は腐食に対する耐性も備えています。「マイケル・ラメージ」博士は、「木造建築の長い歴史から、木で作られた建物は長持ちすることが分かっている。英国には築600年や700年で良い状態を保っている建物もある。こうした建物に共通するのは、いずれも手入れが行き届いていること。」ということもコメントしています。

これからどのような木造建築が登場するのか楽しみにしたいですね。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。