【ヤマハ OX99-11】幻のスーパーカーは性能も価格も凄い!

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【ヤマハ OX99-11】幻のスーパーカーは性能も価格も凄い!

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  • 国産の最速モデルといえば、当時は「日産 スカイラインGT-R(R32型)」が「グループA」を席巻しており、最強のスポーツモデルとして国産においては敵なしの状態でした。そのような中、市販を目指して開発されていたマシンが「ヤマハ発動機」が、1991年に発表した「OX99-11」なのです。

「開発コンセプト」

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  • (出典:minkara.carview.co.jp)
  • 「ヤマハ発動機」は、1989年からF1選手権にエンジンサプライヤーとして「ティレル」などにエンジン供給していました。そのF1参戦において得られたノウハウを活かして「ヤマハ発動機」としては「初」となる4輪モデルの開発に着手することになりました。単なるコンセプトカーとして開発していたわけではなく、市販を前提として開発されていました。そして、開発コンセプトは「ロードゴーイングF1」という、スーパーカーの「フェラーリ F50」同様のコンセプトでした。しかし、市販前提であったにもかかわらず、諸事情によって市販は実現することなく「幻のスーパーカー」として名を残すことになりました。

「エクステリアデザイン」

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  • (出典:minkara.carview.co.jp)
  • ボディデザインは、レーシングカーコンストラクターでもある「ムーンクラフト社」の「由良拓也」氏が担当したものです。エアロダイナミクスを追求したデザインは有機的な曲面で構成された、今でいえば「パガーニ」のような独特のシルエットが与えられています。実際にはデザインは、同じく「由良拓也」氏が設計を手がけた「グループCカー」の「マツダ 717C」と似通っています。こうしたデザイン性からも「ヤマハ OX99-11」がスーパーカーであり、レーシングマシンをそのまま公道仕様にしたモデルとなっていたことが分かります。そして、このエアロダイナミクスが図られた曲面構成を実現化するためにボディ素材は、なんと手加工の「アルミニウム合金」と「FRP」が使用されているのです。
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  • (出典:minkara.carview.co.jp)
  • そして、「ヤマハ OX99-11」の最大の特徴といえば「タンデム配置の2人乗り」だということでしょう。ドライビングシートをセンター配置し、その後ろにナビシートが配置されており、乗車感覚としてはバイクのタンデムのようなのです。このドライビングシートをセンターに配置するというアイデアは、前後重量配分やコーナリング性能の向上が図られたもので、のちに世界のスーパースポーツカーとして記録を塗り替えていき伝説の名車となる「マクラーレン F1」も採用することになります。
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  • (出典:minkara.carview.co.jp)
  • いわば先駆者として登場することになったことでしょうし、「ヤマハ OX99-11」は市販されていれば世界に名を轟かせるスーパースポーツカーとなっていたことでしょう。

「メカニズム」

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  • (出典:minkara.carview.co.jp)
  • CFRP製のモノコックシャシーの「ヤマハ OX99-11」に搭載されたパワーユニットは、コンセプトに沿って当時、F1に供給されていた排気量:3,498cc V型12気筒 DOHC 60バルブの「OX99型」エンジンを行動仕様にデチューンしたものだったのです。そして、F1マシン同様にミッドシップに搭載しています。そして、トランスアクスルはボルト止めとし、サスペンションシステムは前後インボード式のダブルウィッシュボーン / コイルを採用してフォーミュラーマシン同様のメカニズム、パワートレインの構成となっていました。そこにボディカウルを被せる形となっています。

  • 「OX99-11」:スペック

  • ボディ形状:1ドア クーペ
  • 乗車定員:2名
  • 全長 × 全幅 × 全高:4,400mm × 2,000mm × 1,220mm
  • ホイールベース:2,650mm
  • エンジン形式:OX99型:水冷 70度 V12 3.5L DOHC 60バルブ
  • 最大出力:450PS / 10,000rpm
  • 最大トルク:40kgf·m / 9,000rpm
  • 駆動方式:MR
  • トランスミッション:6MT
  • サスペンション(F/R):インボード式ダブルウィッシュボーン
  • ブレーキ(F/R):APレーシング社製4ポッドキャリパー
  • 燃料タンク:120L
  • 車両重量:850kg
  • 最高速度:350km/h
  • 0-100km/h加速:3.2秒

 


「価格」

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  • (出典:minkara.carview.co.jp)
  • 「ヤマハ OX99-11」は1992年5月に、生産と販売を行う予定となっていたイギリスのロンドンにおいて発表会が開かれ、その時に「1994年にデリバリーが開始される。」とのアナウンスが行われたものの、当時1990年代初頭はバブル崩壊の時代であり、ヤマハが予想していたようには、注文が入らず、さらに2輪の販売においても不振となり業績が悪化していたこともあり、「ヤマハ OX99-11」は、1台も市場に出回ることなく未発売のまま1993年に計画は終了することになりました。実際に販売することになっていたならば、発売予定価格は「100万ドル」といわれていました。当時のレートで換算すると日本円で1億3,000万円という超高級スーパースポーツカーだったのです。

  • 幻のスーパーカー「ヤマハ OX99-11」は、コンセプト通りに「ロードゴーイングF1」として市場に登場していたならば、現在においても十分のポテンシャルから間違いなく世界のスーパースポーツカーとして伝説の名車となっていたことでしょう。
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    • satosyen
    • 2017年 9月20日

    Mclaren F1のシートはダンデムではなくドライバー中央、そしてその左右に助手席という配置です

    • satosyen
    • 2017年 9月20日

    ダンデムではなくタンデムでしたね

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プロフィール

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。