【ソーラー エクスプレス】「月」まで2時間?未来の高速鉄道とは

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【ソーラー エクスプレス】「月」まで2時間?未来の高速鉄道とは

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カナダの重工業大手「ボンバルディア」の創業者の孫で工業デザイナーの「チャールズ・ボンバルディア」氏が、2016年1月に、「超音速ジェット機(ニューヨークとドバイ間を22分で結ぶ)」の構想を発表したことに世界が驚いたことは記憶に新しいことです。だが「チャールズ・ボンバルディア」氏は今、さらに大きな目標を持っていることを明らかにしました。

地球の枠を飛び出した構想で、その新しい構想は「ソーラー・エクスプレス」というものです。天体と宇宙ステーションの間を行き来して人やモノを運ぶ、という未来の鉄道を構想しているようです。

コントロールの源は、「重力」を利用して速度や方向を変え、惑星や月の周りを移動するということです。この「ソーラー・エクスプレス(工業デザイナーのオリビエ・ペラルディと共同で設計)」は、例えば、スキーのリフトのように絶えず動いており、そこにより小さな車両がついているという考えると良いのかもしれません。

「チャールズ・ボンバルディア」氏の構想する「鉄道」は、全長が「50メートル」のシリンダー状の車両を連結したものとなっています。各「車両(シリンダー)」は4つの貨物室に分割することができ、「メンテナンス・ロボット」を使って飛行中に交換をすることを可能にするということです。

「シリンダーの縦軸の周りを大きな『スペース・シティ』が回転し、内部に重力を作り出す。これによって人間は、移動中の何か月もの間、そこで歩きまわり、生活をすることができる」と「チャールズ・ボンバルディア」氏はコメントしています。

「車両(シリンダー)」の構造や種類、機能はそれぞれ異なるが、人工的に作られた重力の影響が少ない中心部分は使用が制限される可能性が高いようです。また中心部には、実験用の無重力エリアも含まれる計画のようです。そして、通常の重力下にある外側の区域が、人間の活動に使える部分となるということです。

そして、打ち上げには「ロケットブースター」の力を借り、貯蔵燃料を使って、必要に応じて進路を調整することになっています。速度は車両のサイズや目的によって異なるようですが、最大で秒速」3,000キロに達する予定です。これは、光の速さの1%に相当するということです。

「チャールズ・ボンバルディア」氏によれば、「宇宙空間に出た後に最も費用がかかるのは、加速と減速の段階だ。加速と減速にはとてつもないエネルギーが必要だからだ。だが巡航速度に到達してしまえば、電力消費量は最小限に抑えられる」と述べています。

「車両(シリンダー)」は前方と後方を強化シールドで保護されており、航路上にある流星物質などの障害物を排除すべく、「ミサイル」や「レーザー」を装備した「ドローン隊(小型無人機)」を伴うようにも考えているようです。

また、航路に沿って設置された「ソーラーアレイ(太陽電池群)」が吸収した太陽エネルギーは、「照明設備」や「電子機器」への電力供給に利用される可能性があるようです。乗客用の水は、彗星や月から採取することになるだろうということです。また水は、代替燃料として使える「水素や推進剤をつくるのにも利用できる」と「チャールズ・ボンバルディア」氏はコメントしています。

さらに、飛行中に捉えた小惑星は鉱物資源として利用できる可能性があるということです。そして、驚くべきことに「ソーラー・エクスプレス」の最長航続距離については「無制限」だと「チャールズ・ボンバルディア」氏はコメントしています。

最初の便は、地球と月の間を往復して貨物と旅行者を輸送することになるだろうとの見方です。理想とする速度、秒速:「15キロ」のスピードで飛行すれば、およそ「7時間」で移動が可能ということです。

「チャールズ・ボンバルディア」氏によると、「月が、そのほかのプロジェクトの発射台となるだろう。この種の鉄道は無重力の中の方が、組み立てや建造がしやすいからだ。次段階の候補は、火星だろう。特に火星を地球化(人間が住めるようにする)できるならば、候補としてふさわしい。考えなければならないことがたくさんあるのは確かだ」と、コメントしています。

こうしたことから「ソーラー・エクスプレス」というものが、鉱物や素材、人間を太陽系のある地点から別の地点に輸送するシステムを考案することが目的で、「ソーラー・エクスプレス」はたたき台であるものの、今後どう進展するのか楽しみにしたいですね。

下記に挙げた移動にかかる時間は魅力的ではないでしょうか。

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  • (出典:fobesjapan)

「ソーラー・エクスプレス」のフライト時間(最大速度3,000キロ/秒で天体間の最長距離を移動した場合)

  • 「地球」-「月」(38万4,472.28キロ)→ 2.13分
  • 「地球」-「太陽」(1億5,200万キロ)→ 14.07時間
  • 「地球」-「金星」(2億6,100万キロ)→ 24.17時間
  • 「地球」-「火星」(4億100万キロ)→ 37.13時間
  • 「地球」-「海王星」(47億キロ)→ 18.13日

このフライト時間が実現するとなると、宇宙ツアーなどの旅行計画の選択肢も広がりますね。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。