【ヨット・アメリカ】夢を叶えた「穴掘り人」! オラクル・USA

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【ヨット・アメリカ】夢を叶えた「穴掘り人」! オラクル・USA

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世界最高峰の国際ヨットレースといわれている「アメリカ杯」では、億万長者が資金提供し、最新技術を駆使して造られた「ヨット」の上で、世界のトップセーラーたちが最高の賞を目指してしのぎを削ります。

しかし、注目に値するのは、その華やかさや魅力の陰には、関係者たちの並々ならぬ苦労や努力があるということです。

「自分も当初はただの雇われのヘルパーにすぎなかった」と語るのは「クーパー・ドレスラー」氏(25)で、実は、重労働をいとわない真摯(しんし)な姿勢が評価されて、見事に前回大会の優勝チームである「オラクル・チーム・USA」のメンバーに迎えられました。「ちょっとした仕事や雑用、コンテナへの荷物の搬入を行っていた。フォークリフトの運転はかなり上達したし(中略)まさか溶接を学ぶとは思わなかった。夢のような話だ。よく『どうすればアメリカ杯のチームやセーリングチームに参加できるのか』と聞かれるが、最も大切なのは取り組む姿勢や仕事に対する倫理観だ」とコメントしています。

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  • (出典:www.cnn.co.jp)

「オラクル・チーム・USA」は、「ある日クーパーがやってきて、チームの手伝いがしたいと言った。とにかく仕事がしたいということで、最初はタダ働きだった。その後、彼はわれわれのショアチームのサポートに参加し、電線の敷設や溝掘りにも携わった。彼はどんな仕事をしている時も常に明るく、意欲的で、真摯に取り組んでいた。われわれは皆、そんな彼を見て『彼をチームに迎え入れよう』と考えた」とコメントしています。

そして昨年、「クーパー・ドレスラー」氏はセーリングクルーに昇格し、グラインダーのポジションが与えられることになりました。グラインダーというポジションは、肉体的負担の大きいポジションで、ウインチを操作して、セール(帆)を上げたりブーム(帆桁)を動かしたりします。

数年前には、セーラーを志望していた「クーパー・ドレスラー」氏は、2017年6月に開催される、第35回大会の開催地であるバミューダ諸島で、タイトル防衛を目指すオラクル・チームの拠点作りの仕事に就きました。彼は、「この全ての場所に、いくばくかの自分の血と汗と涙がしみ込んでいる」とコメントしています。

「現場ではあらゆる仕事に携わり、どの仕事も興味深かったが、艇上のシステムに特に魅力を感じた。そこでは、あらゆるものが、油圧的に、あるいは電子的に、あるいはロープで制御されている。結局、私はロープでチームに貢献することになった。垂木に上って作業をしたような時、下にあるこの素晴らしいヨットを見つめ、『馬鹿馬鹿しい。自分がこのヨットに乗れるわけがない。これに乗れるのはトップレベルの人たちだけだ』と思っていた」ともコメントしています。

しかし、「クーパー・ドレスラー」氏の勤勉さが「ジミー・スピットヒル」氏の目に留まることになりました。「ジミー・スピットヒル」氏というのは、2010年の第33回大会で「オラクル・チーム・USA」のスキッパー(艇長)を務め、見事チームを初優勝に導き、さらに3年後の第34回大会でもチームの指揮を執り、チーム・ニュージーランドを相手に1勝8敗から大逆転で優勝を勝ち取った人物、強者です。

「ジミー・スピットヒル」氏は、インタビューの中で、「われわれのプログラムの強みは、チームのショアクルー(サポートメンバー)だと考えている。前回の逆転劇を果たした時にそう感じた。彼らは誰よりも長く働き、誰よりも早く海に出て作業し、翌日のために深夜までボートの用意をしていた。彼らこそ、わがチームの陰の英雄だ」とコメントしています。

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  • (出典:www.cnn.co.jp)

「(昇格は)全く予想していなかったので、非常に驚いた。そのあと、少し歩いたのを覚えている。『これは夢に違いない。誰かつねってみてくれ!』というような気持ちだったから」と「クーパー・ドレスラー」氏は、言いました。それほど栄誉のある事なのです。

「クーパー・ドレスラー」氏は、カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)を卒業した後、地盤工学の会社に就職したが、わずか2カ月で退社している、フルタイムのセーラーになることを決意したようです。「クーパー・ドレスラー」氏は、2013年のユースアメリカ杯に出場したが、まさか自分が最高峰のアメリカ杯に出場するとは夢にも思っていませんでした。

「『自分はボートに乗ってセーリングをすべき人間だ。セーリングの経験もあり、セーリングを始めたら他のことなどやっていられない』というような態度は取ったことがない。そんな風に思ったことは一度もないし、(セーリングチームは)非常に小さなコミュニティーなので常に適切な姿勢で取り組むことが重要だと思う。小さなチームなので、とにかく必死に働く必要がある。夜間に重労働をする人も、実際にボートに乗ってレースを戦う人も、同じ大きなチームのメンバーであり、皆そういう気持ちで互いに接している」と「クーパー・ドレスラー」氏は、自分がセーリングクルーになった経緯を決して忘れないとコメントしています。

この「クーパー・ドレスラー」氏の経験からは多くのことが学べます。「謙虚さ」「感謝」積極性」「努力」「あきらめない」「目標」…。夢追い人が夢を叶えるために必要な要素を備えた素晴らしい人物であり、それゆえにしっかりと結果を残し、さらに進歩しているのでしょう。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。