【旧車】カワサキ Z1000J:ローソンが勝利させたジェイソン

この記事は4分で読めます

【旧車】カワサキ Z1000J:ローソンが勝利させたジェイソン

あわせて読みたい記事:「Kawasaki・Z1000R」 エディ・ローソン レプリカ

あわせて読みたい記事:【旧車】 バイク:人気ランキング TOP10 70~90年代編

あわせて読みたい記事:【ホットロード】 映画に登場する旧車がバイクファンを唸らせる!

  • 「Z1000 Mk.II / KZ1000 Mk.II」の後継モデルとして登場することになった「Z1000J / KZ1000J」は、1981年の「J1型」から1983年モデルの「J3型」までとなっています。しかし、「Z」シリーズの後継モデルと言えども世界を席巻した「Z900 / Z1」の登場から約10年の近くの歳月が流れ、基本設計の古さは補えない状況に強いられていたカワサキの「Z」シリーズでした。
  • www.webike.net 1
  • (出典:www.webike.net)
  • そのような中、1980年には「カワサキ」は、新開発しなおしたフレームに「Z1」の後継「Z1000」のエンジンをベースに耐久レーサー「KR1000」を完成させることになります。

「王座奪還を狙うも」

  • しかし、1980年のシーズン結果は、わずか1勝しか挙げることができず、シーズンランキングは「ライダー/メーカー」ともに2位につけるのがやっとでした。さらに、アメリカの「AMAスーパーバイク選手権シリーズ」でも1979年、1980年の2シーズンにおいて「スズキ GS1000」の「ヨシムラチューン」タイトルを連覇されている状況だったのです。しかも、スズキは、「耐久選手権シリーズ」において「スズキ・フランス」から「ヨシムラチューン」の「スズキ GS1000」のエンジンをスズキが開発したフレームに搭載するという非常にポテンシャルの高いマシンを投入してきたのです。
  • blog.kcg.ne.jp 2
  • (出典:blog.kcg.ne.jp)
  • このような状況のもとでは、「カワサキ」のベースが「Z1」のエンジンをチューンしてもタイトル奪還は困難であることは明らかだったために、エンジン、フレームともに新設計で開発が進められることになり、1981年に登場したのが「Kawasaki Z1000J / KZ1000J」であり、いわゆる「J系」がデビューしたのでした。

「エクステリアデザイン」

  • www.bikebros.co.jp 8
  • (出典:www.bikebros.co.jp)
  • 日本国内仕様、ヨーロッパ仕様は「角」タンク、「Z1000R」と同様のデザインを採用しています。
  • www.bikebros.co.jp 2
  • (出典:www.bikebros.co.jp)
  • そして、アメリカ仕様「KZ1000 J1(1981年モデル) / J2(1982年モデル)」には、「丸」タンクが搭載されており、テールカウルはエンド部分がヒップアップしたデザインです。
  • www.bikebros.co.jp 7 www.bikebros.co.jp 4
  • (出典:www.bikebros.co.jp)
  • またテールレンズがクリアとスモークの2層構造になっておりコダワリのデザインです。ホイールは、7本キャスト、マフラーは左右2本出しにリバースコーンのデザインのものを装着しています。

「パワーユニット」

  • www.bikebros.co.jp 1
  • (出典:www.bikebros.co.jp)
  • 基本的には、レーサー「KR1000」をベースに新設計されたこともあり、「Z1系」エンジンの改良型とも言えるかもしれませんが、レーサー「KR1000」の開発スタッフが製作したエンジンとなっているために、レーサーベースのエンジンと考えることもできるでしょう。www.bikebros.co.jp 3
  • (出典:www.bikebros.co.jp)
  • このエンジンの最大の特徴は、徹底的に軽量化され、「Z1」エンジンよりも7kg以上も軽量になっているとともに、クラッチの容量を拡大し、さらに高回転型カムシャフトにクロスミッションなどを組み込んでいる点です。
  • www.bikebros.co.jp 5
  • 出典:www.bikebros.co.jp)
  • 加えて、耐久性を意識し、2バルブ仕様としており、排気量は、「TT-F1」のレギュレーションに対応し、998.6ccに抑えられています。それでも最大出力:102ps / 8,500rpmを発生させています。

「Z1000J / KZ1000J」:スペック

www.bikebros.co.jp 8 www.bikebros.co.jp 6

  • 全長×全幅×全高:2,240 × 820 × 1240(mm)
  • 車軸:1,525mm
  • 地上高:120mm
  • 車体重量:222kg
  • エンジン形式:空冷4サイクル並列4気筒 DOHC 2バルブ
  • 排気量:998cc
  • ボア × ストローク:69.4 × 66.0(mm)
  • 最大出力:102PS / 8,500rpm
  • 最大トルク:9.3kgm / 7,000rpm
  • サスペンション(F/R):テレスコピック / スイングアーム
  • ブレーキ(F/R):ディスク

「グリーンモンスター誕生」

  • naver.jp 1
  • (出典:naver.jp)
  • Kawasakiは、「Z1000J」のエンジンを1981年モデルの「KR1000」レーサーに使用し、エンジンは最大出力:142psへとスープアップさせ、見事に世界耐久選手権のシリーズチャンピオンを獲得し王座奪還を果たしたのでした。なんとライダー部門では1位~3位を独占する快挙を成し遂げたのでした。
  • livedoor.jp 1
  • (出典:livedoor.jp)
  • また、アメリカの「AMAスーパーバイク」シリーズにおいては、輸出仕様のモデル名「KZ1000J」ベースのレーサーで「エディ・ローソン」がシリーズ戦に参戦し、4勝を挙げ、1981年シリーズタイトルを獲得しました。さらに1982年も参戦し連覇を遂げています。
  • blog.kcg.ne.jp 1
  • (出典:blog.kcg.ne.jp)
  • そして、この「エディ・ローソン」がチャンピオンを獲得したことを記念して発売されたのが、「Z1000R1」、つまり「ローソンレプリカ」です。また、こうしたモータースポーツの活躍によって、カワサキの1000ccレーサーには、「グリーン・モンスター」、「モリワキ・モンスター」と呼ばれるようになりました。

「マンガ」

旧車のカスタムマシンが多数登場する「疾風伝説 特攻の拓」に「Kawasaki Z1000J」が登場しています。

  • ecx.images-amazon.com 1
  • (出典:ecx.images-amazon.com)
  • 漫画:「特攻の拓」で登場する「音速の四天王:鰐淵」が乗る「Z1000J改ローソン仕様」の「ジェイソン」。
  • ちなみに「ジェイソン」とは「Z1000J」の「J」と「エディ・ローソン」を合わせた「J+ソン」=「ジェイソン」です。

「カスタムモデル」

  • www.bulldock.jp 1
  • (出典:www.bulldock.jp)
  • www.top-end.jp 1
  • (出典:www.top-end.jp)
  • www.bikebros.co.jp 9www.bikebros.co.jp 10
  • (出典:www.bikebros.co.jp)
  • mcfunny.blog103.fc2.com 1
  • (出典:mcfunny.blog103.fc2.com)

「現在の中古車相場」

  • 「Z1000J」:「J1 / 1980年」~「J3 / 1983年」
  • 平均相場「157万円」
  • 最安値:「75万円」~最高値:「280万円 / ASK」
  • こだわりを感じるのは、アメリカはU.S.A.仕様の「丸型タンク」の「J1 / J2」かもしれませんね。
  • また「ローソン仕様」でも「ジェイソン」だと、青/白ラインではないところもポイントです。

まとめ

  • シリーズチャンピオンを獲得するために新開発されたエンジンやフレームを装備した「Z1000J」は、まさにカワサキの「Z」シリーズにおいてターニングポイントとなったモデルであり、「エディ・ローソン」と共に「カワサキ」の名を世界に轟かせ、「グリーンモンスター」としてカワサキカラーを「グリーン」として印象付けた伝説的なマシンともいえる名車なのです。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

NEWS そうだったのか!

まとめ記事

ランキング記事

旧車

プロフィール

プロフィール

名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。