【Antipode】 23分のフライトでNY-東京を結ぶ航空機

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「Antipode」

カナダのボンバルディア社創業者の孫で、工業デザイナーの「チャールズ・ボンバルディア」氏が提案する「Skreemr」は、マッハ10の超音速で飛行するという夢のようなコンセプト航空機です。

この航空機は、世界的センセーションを巻き起こしました。

その後、経緯について「チャールズ・ボンバルディア」氏は、こうコメントしています。

「アメリカ国防総省の機関、RIACの元職員で、エンジニアリングに特化したサービスを提供するWyle社のエンジニア、ジョセフ・ヘーゼルタイン氏が考案した技術の応用を検討してほしいと、連絡をもらったのです。それは空気力学において「逆噴流のロング・ぺネトレーション・モード(LPM:long penetration mode)」と呼ばれるテクノロジーです。」とコメントされています。

このことを踏まえて登場したのが、新しい超音速コンセプト機の「Antipode」のデザインでした。

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このコンセプト航空機は、「Skreemr」の2倍、「コンコルド」の12倍を超す速度、マッハ24が達成可能とされているようです。

さらに、ラグジュアリーな商業用ジェット機は、最大で10人の乗員を乗せ、2万キロの距離を1時間以内で飛ぶことが出来るというから驚きです。

「チャールズ・ボンバルディア」氏は、「地球の真反対(antipode)へ、最速で到達する飛行機を考案したかった」とコメントされています。

新たなシステムとして、マグネティック・レールガンシステムを利用して機体を発射する「Skreemr」とは異なり、「Lunatic Koncepts(正気じゃないコンセプト)」の設立者でムンバイのプロダクトデザイナー、「アビシェク・ロイ」氏とのコラボレーションで着想を得た「Antipode」は、機体の翼に搭載したロケットブースターで離陸するというのです。

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加速器の推進力で高度4万フィート(約1万2,200メートル)まで上昇し、マッハ5の音速に到達した時点でブースターは機体本体から切り離され、地上に戻るというものです。

(このブースターは、ジェフ・ベソスが設立した米民間航空宇宙企業ブルーオリジンが開発し、昨年初めて垂直状態での着陸に成功したブースターに似たものだということです)。

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「チャールズ・ボンバルディア」氏は、「その後、上空では機体に搭載されたコンピューターがスクラムジェットエンジン(Supersonic Combustion Ramjet Engine/超音速燃焼ラムジェットエンジン)を点火させ、速度は一気にマッハ24に到達します」と説明しています。

機体先端部のノズルを通して超音速の大気の流れを導入し、ジェット気流を逆流させることでLPMが誘発され、暖められた空気が機体表面の温度を下げ、音速の壁を超えることで生じる凄まじいノイズと衝撃波も軽減する効果を得られるというシステムです。

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また「Antipode」の翼は、エンジン無しで機体を滑空させ、長さ6千フィート(1,800メートル)の滑走路でも着陸可能な揚力を備えています。

「チャールズ・ボンバルディア」氏によると、「一度目の着陸に失敗した場合も、非常用コンパクトロケットブースターで逆噴射し、減速することが可能です」と説明しています。

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開発にあたり、最大の難関は安定性、信頼性共に高いスクラムジェットエンジンを開発することで、実のところ「NASA(米航空宇宙局)」も未だに達成できていない課題なのです。

そしてもう一つ、乗員が経験することになる、前身の筋肉が麻痺する程のGを、如何なる方法で軽減するかという問題も残されているようです。

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(出典:forbesjapan.com)

さらに気になる費用について、「Antipodeは、Skreemrより小型で、新たな技術開発も必要ない為、Skreemrほどの費用は懸からない。だが、現在市場に出回っている民間旅客機とは較べ物にならないコストを要することは間違いありません」と、「チャールズ・ボンバルディア」氏はコメントされています。


Antipodeのフライト時間:

  • ニューヨーク - 東京 (6,737 マイル / 約1万800キロ) → 22分
  • ニューヨーク - ロンドン (3,459 マイル / 約5,600キロ) → 11分
  • ニューヨーク - パリ (3,625 マイル / 約5,800キロ) → 12分
  • ニューヨーク - ドバイ (6,836 マイル / 約1万1,000キロ)  → 22分
  • ニューヨーク - 上海 (7,364 マイル / 約1万1,800キロ) → 24分
  • ニューヨーク - 香港 (8,040 マイル / 約1万3,000キロ)  → 26分
  • ニューヨーク - シドニー (9,929 マイル / 約1万6,000キロ) → 32分

たった「22分」という短い時間で、東京からニューヨークまでいける計算です。

実現すれば、すごく画期的な航空機になりますね。

課題は、大きなものですが夢があります。

実現してほしいコンセプトですね。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。