【ワットリー】水・電気・インターネット提供!「ソーラーCPU」

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「ワットリー」とは?

開発チームが「世界最大のソーラーコンピューター」と呼ぶ多目的機器「ワットリー」は、イタリア人とスペイン人が携わる「ワットリー社」の新興企業が開発した機器です。

この「ワットリー」機器の目的は人々に電気やきれいな水、インターネットサービスを提供すること。

この機器を普及させることにより、アフリカ農村部の生活を改善しようという目的です。

創設者の「マルコ・アッティサニ」氏は、「これは、(水、電気、インターネットという)文明の基礎的3本柱を欠く人々を救うためのインフラ面の解決策だ。われわれは人々を21世紀の中心部へと導く。」とコメントしています。

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(出典:www.cnn.co.jp)


アフリカの現状は?

現在、サハラ以南のアフリカでは、総人口の2/3以上に当たる約6億2,500万人が電気のない生活を送っており、さらに全体の39%の人々は安全な飲み水すら得られない状況となっています。

まさに「ワットリー」を必要としている現状です。

しかし、「ワットリー」は、どれほどの供給源となれるのでしょうか?


「ワットリーの機能」

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(出典:www.cnn.co.jp)

「ワットリー」の動力源は、モジュールの表面に設置されたソーラーパネルから取り込む太陽エネルギーで、このエネルギーが140キロワットの内蔵バッテリーを通じて電気に変換されるというシステム。

そして、このバッテリーが、「ワットリー」の水処理システムの動力源になっています。

このシステムは、グラフェンを使ったフィルターで水をろ過した後、沸騰させ、蒸留することによって、「5,000リットル / 1日」の安全な飲み水の供給が可能ということです。

さらに、このバッテリーは、半径800メートル以内で無線インターネット接続が可能なハブや、電子・モバイル機器のための充電器の動力源にもなっている優れた機能も備えています。

1台の「ワットリー」を15年間使用した場合に削減できる温室効果ガスの排出量は、2,500トンに上り、これは石油5,000バレル分に相当するというから驚きです。

すでに、アフリカのガーナの農村部で試作品のテストを行っており、今後はナイジェリアとスーダンを皮切りにアフリカ大陸全体に「ワットリー」を普及させる計画のようです。

そして、7月には、長さ40メートル、重さ15トンという、より拡張した「ワットリー」を発表する予定です。

すでに複数の大手の携帯電話会社やエネルギー関連会社が興味を示しているようですが、企業名は明らかにされていません。

さらに、このプロジェクトは、「欧州連合(EU)」の研究イノベーション計画「ホライズン2020」から140万ユーロ(約1億6,600万円)の出資を受けています。

このことに関して「EU報道官」は「このプロジェクトは、特にアフリカにおいて多大な社会的、経済的効果をもたらす可能性がある。このプロジェクトの目的は、クリーンなエネルギーと水という生命維持に欠かせない2つの資源を切に必要としている国の人々にこれらの資源を提供し、最終的には数百万人の生活水準の向上に貢献することにある」と支援の理由をコメントしています。

このことに対して創設者の「マルコ・アッティサニ」氏は、「この機器を広く普及させるには、地元の非政府組織(NGO)や市民社会の協力が必要であり、いかなる技術も人的要因なしに世界は変えられない。現地のパートナーがロジスティックスを担い、宣伝を行い、教育に関与し、機能を活用することになる」と語っています。

さらに「われわれは、ワットリーをきっかけに地元の起業家が事業を立ち上げてくれればと考えている」とも述べて、生活に最低限必要な資源を提供するだけでなく、経済を急成長させる可能性も示唆しています。

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(出典:www.cnn.co.jp)

このプロジェクトは、向こう8年以内にアフリカ全体で1万台の「ワットリー」を設置し、それにより5万人の雇用創出を見込んでいます。

その多くは、「ワットリー」と「ワットリー」が生み出す製品の建設・保守に関連する職になるが、生活に不可欠なサービスの確実な提供から恩恵を受ける企業を通じて間接的に発生する職もあります。

このような発想のもとに様々な製品が生み出され、人々の安定した生活が向上していくことは、これからますます必要となっていくことでしょう。

アフリカをはじめとして世界中に普及していく可能性のある「ワットリー」に注目したいですね。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。