【日産 スカイライン】 C110型・ケンメリ・ヨンメリ まとめ

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【日産 4th スカイライン(C110型)】

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4thモデルの「スカイライン」は、2ドアハードトップは「ケンメリ」、4ドアモデルは「ヨンメリ」という愛称で呼ばれていることは有名ですよね。今でも美しくカッコいいデザインが魅力の「ケンメリ/ヨンメリ・スカイライン」の魅力を振り返ってみましょう。

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「C110型:デビュー」

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  • (出典:minkara.carview.co.jp)

4thモデルにあたる「C110型:スカイライン」のデビューは、1972年の9月です。3thモデルの「C10型:ハコスカ」と同様のラインナップで基本は、4気筒ショートノーズの「4Drセダン」、「5Drワゴン」、「5Drバン」、「2ドアHT」にスポーティ志向のセダンと2HTの「GT」系は、6気筒エンジン搭載のためにロングノーズの「2000GT」系を設定していました。また、開発の指揮チームが同じの兄弟車として「日産・ローレル」があります。

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  • (出典:granturismo500.blog28.fc2.com)

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「ケンメリ・ヨンメリ」

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  • (出典:kuruma-ex.jp)

4thモデルの「スカイライン」に「ケンメリ・ヨンメリ」の通称が付けられていることは、広告キャンペーン「ケンとメリーのスカイライン」からです。これは、先代モデルの「C10型:スカイライン」の時代に展開された「愛のスカイライン」キャンペーンを継承、発展させたものでした。そのために「愛のスカイライン」のキャッチコピーも引き続き使用されていました。内容としては、若い男女のカップルがスカイラインに乗り、日本各地を旅するというシリーズものの「CM」で、このカップルの二人の名が「ケンとメリー」だったのです。

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  • (出典:www.amazon.co.jp)

この「CM」は意外なものでした。なにしろ性能の高さや、レースでの栄光といった旧来のスカイラインの硬派なイメージとは異なるソフトなイメージのCMシリーズだったからです。また、「4ドアセダン」は、「ヨンメリ」と呼ばれますが、これは、「4(ヨン)枚(ドア)のケンメリ」の略となっています。

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  • (出典:carmuse.jp)

「サーフィンライン」が際立つデザインです。


「優雅なエクステリア」

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  • (出典:kuruma-ex.jp)

直線基調をベースとした先代モデルの「3th:スカイライン(ハコスカ)」と比べて、優雅なエクステリアデザインは、しっかりとスカイラインの伝統を継承したものになっています。丸目4灯式ヘッドライトは、フロントマスクから奥まったところに配置し、ロングノーズとしており、伸びやかなラインを描きながらCピラーを大きくしファストバックのようなリアデザインにしています。

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  • (出典:kuruma-ex.jp)

「ハコスカ」で際立っていた「サーフィンライン」もしっかりと継承し、「4th:スカイライン」から続くことになる「丸型テールランプ」もこのモデルからとなっています。


「インテリアデザイン」

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  • (出典:www.geocitees.jp)

3本スポークのステアリングホイールの先には7連メーターが並ぶ、スポーティさがカッコイイ木目パネルが特徴です。またこのモデルから三角窓がなくなっています。


「パワートレイン」

「ケンメリ・ヨンメリ」に搭載されていたエンジンは、ショートノーズモデルには、「G16型」、「G16型LPG仕様(タクシー等)」「G18型」、ロングノーズモデルの「GT系」には、「L20型」が搭載されていました。1975年10月には、排気ガス規制によって「G16型/G18型」→「L16型/L18型」へ変更しています。サスペンションシステムは、フロントにマクファーソンストラットを採用し、リアはショートノーズモデルにはリーフ・リジット、6気筒エンジン搭載のロングノーズ「GT系」にはセミトレーリングアームを採用していました。

*「C110型:スカイライン」の輸出モデル名は、「DATSUN(ダットサン)・240K」となっており、搭載されていたエンジンは、「L24型」エンジンでした。


「スカイラインGT-X(PGC110型)」:スペック

  • 全長 × 全幅 × 全高:4,460 × 1,625 × 1,385(mm)
  • ホイールベース:2,610mm
  • 車両重量:1,150kg
  • エンジン型式:L20A型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒SOHC12バルブ
  • 排気量:1,998c
  • ボア×ストローク:78.0 × 69.7(mm)
  • 圧縮比:8.6:1
  • キャブレター:SUツインキャブレター
  • 最大出力:130PS / 6,000rpm
  • 最大トルク:17.5kgm / 4,400rpm
  • トランスミッション:5速MT
  • サスペンション(F/R):マクファーソンストラット/セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):F ディスクブレーキ / R ドラム

「KPGC110型:スカイライン GT-R」

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  • (出典:nissangallery.jp)

生産台数:197台であり、試作車やレーシングGT-Rの存在から販売台数は、195台とも言われている「幻のケンメリGT-R」。これほど、少ない台数には理由がある。それもそのはず、「4th:スカイライン 2HT」の2000GTをベースに1973年1月~4月のわずか4ヵ月間のみしか販売されていないのです。あまりにも少ない生産台数ゆえに搭載されていた「S20型」エンジンの在庫処理という説まであるほどです。


「GT-R専用装備」

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  • (出典:www.kurumaerabi.com)

「2000GT系」に対して「GT-R」には、リアフェンダーの「Rカット」、「専用ラジエータグリル」、「前後オーバーフェンダー」、「リアスポイラー」、「バケットシート」、「アルミメーターパネル」を装備するほか、先代「ハコスカGT-R」では標準ではなかったラジオが標準装備とされています。

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  • (出典:levolant-boost.com)

搭載されていたエンジンは、「S20型」エンジンが採用されています。燃料タンクは「ハコスカGT-R」の100リットル→55リットルへ変更されています。リアにスタビライザーを装備し、ブレーキシステムは、マスターバック付きの4輪ディスクブレーキが装備されていました。


「スカイラインGT-R(KPGC110型)」:スペック

  • 全長 × 全幅 × 全高:4,460 × 1,695 × 1,380(mm)
  • ホイールベース:2,610mm
  • 車両重量:1,145kg
  • エンジン型式:S20型
  • エンジン形式:水冷直列6気筒DOHC24バルブ
  • 排気量:1,989cc
  • ボア×ストローク:82.0 × 62.8(mm)
  • 圧縮比:9.5:1
  • キャブレター:ミクニ・ソレックスN40PHH ×3基
  • 最大出力:160PS / 7,000rpm
  • 最大トルク:18.0kgm / 5,600rpm
  • トランスミッション:5速MT
  • サスペンション(F/R):マクファーソンストラット/セミトレーリングアーム
  • ブレーキ(F/R):4輪ディスクブレーキ

「幻のレーシングGT-R」

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  • (出典:minkara.carview.co.jp)

1972年10月末に東京モーターショーにて「レーシングGT-R」が発表されることになります。カーナンバー「73」となっていたことから1973年からのレース参戦に期待が高まりましたが、「S20型」エンジンが昭和48年の排気ガス規制に適合しなくなったため、レースカーもコンセプトカーが発表されたのみでした。

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  • (出典:usedcarnews.jp)

この東京モーターショーに展示されたレーシングGT-Rには、キャブ仕様の「S20型」エンジンが搭載されており、ワークス「ハコスカGT-R」が採用していた機械式インジェクション仕様ではありませんでした。こうして実際のレースへ参加することはなく、まさに「幻のレーシングGT-R」となりました。

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  • (出典:221616.com)

「カスタムモデル」

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  • (出典:www.flexnet.co.jp)
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  • (出典:minkara.carview.co.jp)

「R仕様」、「レーシングGT-R仕様」、「Rカットなし」など、どのカスタムモデルもカッコよくきまりますね。「ヨンメリ」のパトカー角目ワークス仕様は迫力のフェンダーと極太深リムホイールと洒落が利いていて面白いですね。


「漫画・マンガ」

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  • (出典:www.ms-plus.com)
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  • (出典:blog-imgs-47.fc2.com)

漫画:「シャコタン☆ブギ」では、青の「ケンメリ」、そして「湘南純愛組」では、マークIのホイールに紫の「ケンメリ」が登場。


「現在の中古車相場」

  • 「2Dr:2000GT」:600万円~
  • 「4Dr:2000GT」:350万円~
  • 「2Dr:2000GT-R仕様」:600万円~
  • 「2000GT-R」:1,000万円~ASK
  • とんでもなく高騰している「ケンメリ・ヨンメリ」は、天井知らずの価格です。

「まとめ」

4th:スカイラインは、歴代最高の販売台数を記録しながらも、「GT-R」は排気ガス規制によって197台の生産、レースには参戦できずと不遇なヒストリーをもつモデルです。しかし、その不遇さゆえに「幻のレーシングGT-R」として現在も憧れの名車として有名です。「ケンメリ スカイライン」は、そのデザイン性は時を超えて美しく輝くシルエットを持ち、色褪せることのないモデルです。「ケンメリ・ヨンメリ」として愛される4thモデル「C110型:スカイライン」は、間違いなく「名車」です。

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名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。