【HONDA・CB1100R】 ロードゴーイングレーサーモデル

この記事は3分で読めます

「HONDA・CB1100R」

「開発の経緯」

  • SOHCエンジンを搭載し、200km/hオーバーを可能とした「CB750」は、世界にホンダの名を轟かせたモデルでしたが、その「CB750」をベースとして製作されたのが「RCB」という耐久レーサーマシンでした。

www.vistanet.co.jp cb1100r

(出典:www.vistanet.co.jp)

 

  • このマシンは、「CB750」のエンジンを排気量994cc、DOHC化、各部のチューニングによって「ボルドール24時間レース」で優勝を飾った伝説のマシン。ホンダは、この「RCB」の技術を市販モデルに活かし開発して世に送り出したのが、「RCBレプリカ」として人気となった、1979年に発売した輸出モデルの「CB900F」です。国内では、「CB750F」として販売されることになりました。そして、この「CB900F」をベースにチューンして開発・製作されたのが「CB1100R」です。そのモデル名に「R」(レーシング・バージョン)という文字が入っている様に、まさに「スーパーカフェレーサー」として市販された、ホモロゲーションモデルとして1981年に登場しました。このモデルは、プロによってすべて手作業で行われたスペシャルマシンでした。

「市販レーサーデザイン」

blogs.yahoo.co.jp cb1100r

(出典:blogs.yahoo.co.jp)

  • エクステリアデザインは見た目からすでに「CB1100R」がタダ者ではないことを明らかにしています。大きめのスクリーンを装備したFRP製のフルカウルにアルミニウム製タンク、シングルシート、クリップオンハンドル、カラーリングは「白/赤」のカラーにゴールドホイールのデザイン。キラリと光るゴールドのジュネレーターカバーがアクセント。また1981年モデルの「CB1100R」は、ノンカウル仕様のモデルもありました。後期型モデルになるとカラーにメタリックカラーが使用されました。

「CB900F」のエンジンをチューニング

www.bikebros.co.jp cb1100r

(出典:www.bikebros.co.jp)

  • 「CB1100R」に搭載されたエンジンは、空冷並列4気筒DOHCの「CB900F」のエンジンをボア×ストローク:70.0mm×69.0mmに拡大して901ccから1,062ccへボアアップし、ハイカム、ART製鍛造ピストン、小型化されたジェネレータを装着していました。この変更によって、圧縮比は10.0:1へと高圧縮化され、最大出力:15PS/9,000rpm、最大トルク:10.0kgm/7,500rpmを発生するまでチューニングが施されているエンジンでした。

「熟成された車体」

www.goobike.com cb1100r

(出典:www.goobike.com)

  • まずはフレームがレッドに塗装されていることが、スペシャルマシンである証です。フレームは、パイプを使用したダブルクレードルタイプ、搭載されたエンジンのクランクカバーの下方部分はバンク角向上を図り斜めにカット、バックステップの装備、ホイールは19インチのコムスターホイール、サスペンションは、フロントにエアー加圧タイプを採用し、高速走行時の安定性を図ったセッティングが施されています。またブレーキは、トリプルディスクに前後2ポッドキャリパーを装備していました。こうしたレーシングマシンに仕立てられた「CB1100R」は、車体重量:233kgに抑えられていました。結果としてポテンシャルは、最高速度:230km/h以上、0-400m加速:11.0秒のポテンシャルを発揮しホモロゲーションモデルに相応しいスペックでした。

「CB1100R」:1981年モデル スペック

toshueno.hatenablog.com cb1100r

(出典:toshueno.hatenablog.com)

  • 全長 × 全幅 × 全高:2,215 × 770 × 1,340(mm)
  • 車軸:1,490mm
  • 地上高:170mm
  • 車体重量:233kg
  • エンジン形式:空冷4サイクル並列4気筒DOHC
  • 排気量:1,062cc
  • ボア × ストローク:70.0 × 69.0(mm)
  • 圧縮比:10.0:1
  • 最大出力:115PS 9,000rpm
  • 最大トルク:10.0kgm / 7,500rpm
  • ミッション:5速リターン
  • キャスター:62.5度
  • トレール::120mm

 

「年代別モデル」

1981年モデル:「CB1100RB」・「型式:SC05」

bike-lineage.jpn.org 1100r1

(出典:bike-lineage.jpn.org)

  • 生産台数:1,050台
  • 仕様:「RB-I:ノンカウル」「RB-II:ハーフカウル」

motovue.net cb1100r

(出典:motovue.net)


1982年モデル:「CB1100RC」・「型式:SC08」

bike-lineage.jpn.org 1100r

(出典:bike-lineage.jpn.org)

  • 生産台数:1,500台
  • 仕様:フルカウルへ変更。後部シートの装着。アッパーカウルの前後短縮。フロントフォーク変更。スイングアーム変更。

1983年モデル:「CB1100RD」・「型式:SC08」

www.bbb-bike.com 1100r

(出典:www.bbb-bike.com)

  • 生産台数:1,500台

1983年:CB1100F

natary609.cocolog-nifty.com cb1100f

(出典:natary609.cocolog-nifty.com)

  • また1983年には、「CB900F」と「CB1100R」が統合されたモデル「CB1100F」が発売されました。

「カスタムモデル」

www.bulldock.jp cb1100r

(出典:www.bulldock.jp)

www.bikebros.co.jp cb1100r2

(出典:www.bikebros.co.jp)

www.bikebros.co.jp cb1100r1

(出典:www.bikebros.co.jp)

a-magic.com cb1100r

(出典:a-magic.com)


「現在の中古車相場」

  • 「CB1100RB」:250万円~ASK
  • 「CB1100RC」:250万円~ASK
  • 「CB1100RD」:300万円~500万円
  • 当時の新車価格も250万円以上でしたが、どのモデルも希少なモデルとなっており、市場に出回ることも少ない限定モデルです。そのために価格もこれからも上昇していくことでしょう。

まとめ

  • ホモロゲーションモデルとして限定生産されたロードレーサースペシャルマシン「HONDA・CB1100R」。数多くのレースで勝利を飾り、その優れたポテンシャルは証明されていました。歴史に残るホンダの「名車」として語り継がれていくことでしょう。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

NEWS そうだったのか!

まとめ記事

ランキング記事

旧車

プロフィール

プロフィール

名前:シマシマ 
出身:福岡(1979年生)

博多の豚骨ラーメンと博多明太子で育ち、自然界に興味を持ち、島の生活に憧れ、国境の島「対馬」に移動。現在、「自営」を行なっており、家族で島の美しい海や山、面白い動植物に囲まれ、島のライフスタイルを楽しんでいます。車やバイクも好きなので趣味で遊んでいます。島のライフスタイルや気になる情報などをご紹介しています。